攻撃に特化した性能に注目

Cabbagest(@Cabbagest_)です。

今回は、記事公開時点で一番新しいレジェンド「アッシュ」について解説していきます。アッシュは登場直後からApexの競技シーンでも注目されていて、ひとことで表現すると「めちゃくちゃ攻撃的」なレジェンドです。

最大の特徴は長距離を一瞬で移動できるアルティメットアビリティ(ウルト)の「フェーズティア」で、今まで速いとされてきたオクタンやレイスのウルトを上回る移動速度です。戦闘開始時に有利な高所を奪えたり、敵がこちらに気付いていないタイミングで奇襲攻撃を仕掛けられます。1人で孤立しているプレイヤーに向かってチーム3人でワープしてラッシュすれば、ほとんど1キル確定の状況が作れちゃいますね。

ただ、従来の構成からレイスをアッシュにそのまま入れ替えれば強い、というわけではありません。

レイスはポータルが往復可能かつ回避用のアビリティもあるので、歩いて索敵する際もある程度の安全か確保できます。しかしアッシュの場合はウルトが一方通行かつ他の移動手段を持っていないので、周りの情報を拾いに行きづらいんです。ウルトを展開して事故ったらチーム全員終わりだし、情報収集や偵察は味方に頼るしかない。ちょっと不便ともいえるほど攻撃に特化しているんです。

戦術アビリティの「アークスネア」は上手く使えば逃げる相手を足止めしてキルできる強いスキルですね。もちろん毎回そううまくは行きませんが、戦闘中に顔を出して欲しくない場所に「とりあえず投げ込む」だけでもセル1個消費させられるダメージを入れられるので、相手からすると相当嫌なスキルです。

割と色んなタイミングで使えてクールタイムも短い優秀なスキルで、味方が発見した敵に向かって投げ込めば攻撃前の起点になりますし、漁夫が来そうな場所に投げれば数秒の時間稼ぎにもなります。効果範囲が広いので、小さな建物なら投げ込んで「ダメージが入らないから2階には居ないな」とチェックする用途でも使えますね。

アッシュ対策は「ひとりにならない」「ウルトを使わせない」

アッシュはパッシブアビリティ「死の烙印」でマップ上のデスボックスの位置を把握できるのが特にランクマッチだと強くて、戦況を把握するのにめちゃくちゃ役に立ちます。戦闘が起こっている場所とリングを踏まえて戦いに行くかエリアに陣取るかの立ち回りを決められるので、やることがなくてフラフラする時間を減らせるんです。

「死の烙印」発動時の様子

場合によってはアッシュのパッシブを生かして「戦闘を避けてエリアに先回り」する立ち回りもアリだと思います。確かにアッシュは詰めるムーブに適したレジェンドですが、情報を取ってより有利な場所から戦いを仕掛けられるように移動するのは、このゲームの立ち回りとして全く間違ってないですからね。

気をつけたいのは、逆にアッシュのパッシブで検知されたとき。浮いたポジショニングをしていると即詰めされるので、とにかく「1人にならないこと」が重要です。普段なら1人が高所を取って広めのエリアを確保する陣形が強いんですけど、アッシュに検知された場合や視認した敵チームにアッシュが含まれている場合はすぐに3人固まるか、アッシュが詰めて来そうな場所の人数を増やして急襲に備えましょう。敵にアッシュがいると分かった場合は、必ず味方に伝えることを意識すると良いですね。

アッシュのウルト対策は、理想を言えば「使わせないこと」が一番です。敵チームとしてはウルトを使って攻めたら引けないし、引く気もないので戦うしかなくなります。また、状況によっては第3のチームが来て共倒れするリスクも背負うことになりますよね。

それなら先行してジブラルタルのウルトを切るなど「俺たちはここを全力で守ってるぞ」とアピールして、詰める気を起こさせないようにしたいです。まぁランクマッチだとそれでも突撃されることもありますが、しっかり準備できていればレイスのポータルに対する場合と同様に、スキルや投げ物を準備して迎え撃てます。

戦術アビリティは投げ物とセットで使われると厳しいですが、単体なら慌てて逃ずに対処しましょう。外に離れるほど動けなくなって的になりやすくなっちゃうので、遮蔽物の裏で回復しながら次の動きを冷静に考えたいですね。

向こうはそこから退いて欲しいか、逆にその場に残らせておきたい固めとして手を打ってきていることを理解して適切に対処しましょう。

投げ物と合わせて使うことが多いアークスネア

もし何の遮蔽物もないところで捕まったら、できるだけジグザグに弾を避ける動きをとりましょう。相手が外してくれることを祈りつつ、ワイヤーが切れるのを待ってから動くしかありません。効果範囲から出ようとしなければ動く速度は落ちないので、1対1なら普通に撃ち合いに持ち込める可能性もあります。

武器とマップを問わず活躍 フルパ向けなレジェンド

最後にアッシュと相性が良い構成も紹介します。

よく見かけるのはクリプトかブラッドハウンドで、特に競技シーンではクリプトとの組み合わせが多いですね。孤立している敵を見つけ出せる索敵系のレジェンドと相性が良く、見つけ次第ウルトで突っ込む使い方がシンプルかつ最強です。

あと1枠のおすすめはジブラルタルですね。ドームファイトも強力ですし、建物の上を取られたときにウルトで退かせられるサポート役として非常に優秀です。しかも敵が広がっている時は敵が多い方へウルトを投げて分断し、カバーを許さない状況でアッシュのウルト突撃を狙う組み合わせ方もできます。このようにアッシュ+索敵系+サポート系が一番バランスよく戦えるのではないでしょうか。

ジブラルタル、アッシュ、ブラッドハウンドなどの組み合わせがおすすめ

ここまで詰める戦闘の話ばかりしているので近距離のイメージが強くなったかもしれませんが、高所を取りやすいので長距離武器にも向いていますし、中距離武器も削ってから自力で距離を詰めて起点になれるので相性は良いですね。

自由度が高いのはマップについても同じです。ウルトの汎用性が高いのでどのマップでも使いやすく、特に建物や高所があるエリアで本領を発揮します。逆にあまり向いてないのは開けているエリアで、たとえばストームポイントの「ジュラシックパーク」と呼ばれているような場所では他チームからの横槍を受けると立ち往生してしまい、ウルトが往復不可能な弱みが出てしまいます。

通称「ジュラシックパーク」のように開けたエリアは苦手です

以上が現時点でのアッシュの評価と性能の解説です。

全体的にとっさの判断と連携が重要になるので難易度は高めです。だからこそ、思い切ったウルトの使い方ができるチームは競技シーンでも活用し始めているポテンシャルの高いレジェンドです。

連携がバッチリ決まれば非常に楽しいので、3人パーティーでランクマッチを回されている方にとっては練習しがいもあってオススメです!

(語り手 Cabbagest/構成 ハル飯田)

【プロフィール】Cabbagest

キャベジスト プロeスポーツチームMeteor(@Meteor_OA)の「Apex Legends」部門所属。クリプト担当。以前は「レインボーシックス シージ」の競技シーンで活動していた。
■「ApexLegends」実績
シーズン2、3、5~8 プレデター到達
■「レインボーシックス シージ」実績
JCG R6S PC Master Monthly Ops -June- (2017) 優勝(eiNsとして)
玄人志向杯#2(2017)優勝(eiNsとして)
The Operation UBIDAY2017 PC オフラインファイナル 2位(eiNsとして)
2017年オーストラリアAPACファイナル出場(eiNsとして)
シーズン8 チャレンジャーリーグ 1位通過(父ノ背中として)
プロリーグ シーズン9 選手出場(戦国ゲーミングとして)
Twitter→@Cabbagest_