「eBASEBALLプロスピAリーグ」(@eBASEBALL_Pro)は一般社団法人日本野球機構(NPB)と株式会社コナミデジタルエンタテインメント(KONAMI)の共催。12球団36人の代表選手が参加して12月に第1節が開幕し、1月8日と9日に最終の第5節がありました。その結果、セ・リーグは広島東洋カープ、パ・リーグは東北楽天ゴールデンイーグルスの優勝となりました。

また、セ・リーグは2位が中日ドラゴンズ、3位が東京ヤクルトスワローズとなりました。パ・リーグは2位が千葉ロッテマリーンズ、3位が福岡ソフトバンクホークスとなり、計6チームがeクライマックスシリーズに出場します。

「eBASEBALLプロスピAリーグ」2021シーズンのeペナントレース セ・リーグの最終順位
「eBASEBALLプロスピAリーグ」2021シーズンのeペナントレース パ・リーグの最終順位

勝率8割の広島がセを圧倒

セ・リーグでは、広島が第2節から1位をキープしました。投げては、渡邊太智(黒山羊)選手がリーグトップの防御率1.00を誇り、対戦した強打者たちを抑えます。攻撃面でも、打率.552で首位打者となった「安打製造機」 こと永久尚弥(ななせぇぇぇ)選手を擁し、他チームを圧倒しました。

強さを見せつけた広島の渡邊太智選手(左から)、桃坂剛司選手、石原慶幸監督、永久尚弥選手

広島は最終節で、読売ジャイアンツとの3連戦も1試合も落とさず勝ち切ります。この結果、勝率8割と2位以下を寄せ付けない圧倒的な強さで優勝しました。

堅実に勝ち進んだ2位中日、最終節で大逆転の3位ヤクルト

中日は堅実に勝ち星を重ね、7勝5敗の2位で最終節に臨みました。最終節でヤクルトとの接戦を落としたものの、得失点差で2位をキープしました。

続くヤクルトは、第4節の広島戦で3連敗を喫し、4勝8敗で最下位に沈みます。eクライマックスシリーズ進出の条件が「3戦全勝」という崖っぷちの状態で最終節に臨みました。

2位中日との3連戦で、初戦はこれまで勝ち星のなかったヤクルトのキャプテン吉原一石(Zelkova)選手と2試合連続コールド勝ちで絶好調の中日・高畑洋(せさる)選手が対戦します。1-1で並んだ3回表ヤクルトの攻撃。高畑選手が投じたスライダーを狙いすましたように吉原選手がスタンドに運び、2-1で接戦を制します。ヤクルトは亀山龍之輔(高校通算1HR)選手、谷村尚幸(タニムー)選手も勝利し、見事全勝を果たしました。

ヤクルトの吉原一石選手(左から)、谷村尚幸選手、真中満監督、亀山龍之輔選手

この結果、ヤクルトは7勝8敗で阪神タイガース、横浜DeNAベイスターズと並びましたが、得失点差で3位に滑り込みました。最下位からの大逆転でeクライマックスシリーズ進出の切符を勝ち取ったのです。

混戦のパ、1勝をものにした楽天が優勝

パ・リーグで優勝した東北楽天ゴールデンイーグルスの浅野 陽太(rokka)選手(左から)、古市凌(くらっち)選手、近山 優也(やまやま)選手、聖澤諒監督

広島が圧倒的な強さで優勝を果たしたセ・リーグとは異なり、パ・リーグは優勝争いが最終戦までもつれる混戦となりました。第4節が終わった時点で、1位ロッテ、2位北海道日本ハムファイターズ、3位楽天、4位ソフトバンクが7勝5敗で並びました。

注目の第5節。4位ソフトバンクと3位楽天の争いとなった第1カード。初戦はソフトバンク・西山隆輝選手(Near)が安打を重ねて7点を獲得し、7-2でコールド勝ち。楽天のキャプテン近山優也(やまやま)選手を下します。

このままソフトバンクの流れになるかと思いきや、続く2戦は楽天・古市凌(くらっち)選手、浅野陽太(rokka)選手が勝利。2勝した楽天は9勝6敗で1位となりました。

楽天の優勝の立役者である浅野陽太選手

得失点差で滑り込んだ2位ロッテ、3位ソフトバンク

第2カードはロッテと最下位埼玉西武ライオンズの対戦。3戦全勝で優勝が決まるロッテに対し、西武が意地を見せます。1試合目は西武・波多野蒼(Sounith)選手が9点を取り、ロッテ・今元貴(万枚(K T M))選手に勝利するなど、2勝を上げます。

ロッテはキャプテン伊藤信義(llke)選手が、西武・高橋尋斗(ぴっツァレラ)選手に6-4で勝利。1勝をもぎ取り、eクライマックスシリーズ出場権を勝ち取るものの、優勝の目はなくなる展開になります。

オリックス・バファローズと日本ハムとの最終戦。2勝すれば優勝となる日本ハムに対して、第4節で5位とeクライマックスシリーズ出場圏外だったオリックスが猛追。第1戦3-2、第2戦は9-1で2勝し、4位に浮上します。

最終節に臨むオリックスの笠井雄太選手

オリックスにとっては、3点差で勝利すれば、3位ソフトバンクを得失点差で抜き、eクライマックスシリーズ出場の切符を手にする展開で迎えた最終戦。オリックス・笠井雄太(かさ)選手と日本ハム皆川友汰(ガツゆう)選手の戦いは、2-1で笠井選手に軍配が上がりましたが、オリックスはわずかにソフトバンクに及びませんでした。

最終的には、唯一9勝した楽天がパ・リーグ優勝。2位から4位までは8勝7敗で並び、得失点差で上回った2位ロッテと3位ソフトバンクがeクライマックスシリーズ出場となりました。

また、eペナントレースを通じた個人タイトルの受賞者も決まりました。

日本一をかけたe日本シリーズは22日に

eクライマックスシリーズ、そして日本一をかけたe日本シリーズは日本コカ・コーラ株式会社の協賛で開催となりました。コカ・コーラeクライマックスシリーズは1月15日、1月16日に実施されます。対戦カード、および配信予定時間は下記の通りです。

1月15日
ファーストステージ 15:00~ 中日対ヤクルト
ファイナルステージ 17:30~ 広島対ファーストステージ勝利チーム
1月16日
ファーストステージ 15:00~ ロッテ対ソフトバンク
ファイナルステージ 17:30~ 楽天対ファーストステージ勝利チーム

eクライマックスシリーズに勝利したセ・パそれぞれ1チームは22日に開催されるコカ・コーラe日本シリーズに駒を進めます。セ・リーグでは、圧倒的な強さを誇る広島の牙城を崩すことができるのか。混戦のパ・リーグでは最終的にどのチームが抜け出すのか。最後まで目が離せない決戦と言えます。

(小林たかし)