Riot Forge(ライアットフォージ)よりマルチプラットフォーム向けゲーム「ルインドキング : リーグ・オブ・レジェンド ストーリー」(ルインドキング)が11月にリリースされました。ルインドキングは、Riot Games(ライアットゲームズ)が手掛ける「リーグ・オブ・レジェンド」(LoL)の世界観に基づいたターン制RPG。序盤のあらすじやゲームシステムの紹介を踏まえ、ルインドキングの魅力をご紹介します。

ビルジウォーターに忍び寄る災いの影

5対5のチーム戦がメインのLoLに対し、ルインドキングはシングルプレイ専用のRPGとして制作されています。物語の舞台として選ばれたのは、海賊たちの野望が入り乱れる粗暴な港町「ビルジウォーター」。プレイヤーは「ミス・フォーチュン」や「イラオイ」といったルーンテラ(LoLの世界)に生きる個性豊かなキャラクターたちを操作し、ビルジウォーターに迫りくる亡霊を振り払うため、全ての元凶とされる厄災の地「シャドウアイル」の調査に乗り出します。ルーンテラについて詳しい説明は、公式ページ「ユニバース」を参照すると、ルインドキングのストーリーラインに対する理解がより深まるはずです。

進行状況は複数のデータが保存可能

RPGというゲームジャンルゆえ、ルインドキングでは頻繁にキャラクター同士の掛け合いが繰り広げられます。最序盤で目にするミス・フォーチュンと海賊たちの会話劇に始まり、信者にナーガケイボロスの教えを説くイラオイ、故郷の村で病に苦しむ子どもに温かく語りかける「ブラウム」など、LoLのゲーム内では多く語られることの無かったキャラクターの一面を垣間見ることができました。

そして嬉しいことに、随所で挿入されるムービー及びキャラクター同士の会話シーンは声優陣によるボイス付き。LoLのプレイ中に聞こえてくる掛け声とは一味違う、情感のこもった各キャラクターのせりふはファンならなおのこと必聴です。

重要なイベントシーンはイラストを交えて進行する

作り込まれたルーンテラの世界を冒険

本作は「フィールド探索」、「目的地点に到達」、「イベント進行」という流れで進行。最序盤からプレイヤー自身の足でビルジウォーターを歩き回る必要こそありますが、目的地点は常にマップ画面に表示されているため、「どこへ向かえばいいのか分からない」といった状況はほぼ無いと考えて良いでしょう。港町の喧騒に飲まれながらゆっくり周辺をぶらつくもよし、またはストーリーを素早く進めるために目的地へ急ぐも良し。自分のペースでじっくり攻略が楽しめます。

拠点となるビルジウォーターは、海を股にかける荒くれ者たちの喧騒で賑わっている

また、フィールド探索中は各キャラクター固有の「ダンジョンスキル」を使うことで、周囲のオブジェクトや敵モンスターへ様々な効果を付与できます。例えばイラオイのダンジョンスキル「触手スラム」を使えば、敵モンスターと戦闘前にあらかじめ有利な状況を作り出すことが可能。そのほか、特定の言語で書かれた文章を解読できるなど、ダンジョンスキルの使い分けによってフィールド探索の幅がグッと広がると言っても過言ではありません。

LoL要素を取り入れた戦略的バトル

フィールド移動中に敵モンスターのシンボルと接触する。もしくはイベント時の流れで戦闘へ突入すると、味方パーティー対敵パーティーのターン制バトルが始まります。ルインドキングの戦闘で用いる攻撃コマンドは、大きく分けて「即時」と「レーン」の2つ。前者はマナ(リソース)を消費せずに発動でき、後者はマナを消費して強力な攻撃を敵モンスターへ叩き込みます。

対モンスター戦でのミス・フォーチュンの攻撃シーン。二丁の銃で敵を豪快に撃ち抜く

ここで重要なのは「攻撃アクション実行時の行動順」。各キャラクターは選択したアクション(即時・レーンなど)によって行動順が入れ替わるため、必ずしも毎ターン決まった順番にアクションを実行できるとは限りません。

「与えられるダメージは少ないけど連続で行動できる」、「高火力を期待できる代わりに行動順が遅くなる」といった具合に、どのアクションを選ぶかで各キャラクターのポテンシャルも大きく変動。加えてレーンは「パワー」、「バランス」、「スピード」と3つ存在し、特定レーンでしか攻撃が利かないモンスターもいるので、戦闘中は即時&レーンの選び分けが非常に重要となります。

即時とレーンを繰り返し実行すると、各キャラクターのアルティメットゲージが少しずつ上昇。最大まで溜まったアルティメットゲージと引き換えに放つ必殺技の威力は凄まじく、ピンチを一気に切り抜ける逆転の可能性を秘めています。アルティメット発動時に映し出される演出もスタイリッシュで見応えあり。筆者は華麗な剣技で敵モンスターを斬り伏せる「ヤスオ」のアルティメットが特にお気に入りです。

ヤスオのアルティメット発動シーン。一振りの刀で敵を切り刻む

LoLを深堀りしたいユーザーこそプレイを

ルインドキングはLoLから生まれた派生タイトルではありますが、ルーンテラのディテールを知る上では必須と言っても良いレベルで練り込まれた作品だと感じました。ビルジウォーターやシャドウアイルの外観はもちろん、各キャラクターのせりふから読み取れる思想、戦闘時の何げないモーションまで、LoLになじみ深いユーザーなら抑えおくべきポイントで溢れていました。

敵対する海賊を蹴散らして、軍備増強を図るミス・フォーチュン

もちろんLoLを知らずとも、「ひとつのRPG」としてルインドキングをプレイするのもありです。公式ページなどでルーンテラについての補足が必要になるかもしれませんが、上述の戦闘システムひとつ取っても完成度が高いので、今からでも遊ぶ価値は十分と言えるでしょう。ルインドキングをきっかけに、LoLの世界へ足を踏み込んでみてはいかがでしょうか。