目次

  1. リーグ・オブ・レジェンド
  2. VALORANT
  3. ぷよぷよeスポーツ
  4. Apex Legends
  5. ストリートファイターⅤ
  6. ギルティギア ストライヴ

Worlds 2021 プレイインステージ3日目 1位タイブレーク:DetonatioN FocusMe対Cloud9

Worlds 2021 プレイインステージ3日目 1位タイブレーク DetonatioN FocusMe vs Cloud9

【10月8日(以下、いずれも日本時間)
今年は「リーグ・オブ・レジェンド」(LoL)の競技シーンで、「Worlds 2021」(World)における日本勢の活躍は外せません。本大会の規模感をリアルスポーツで例えるなら、サッカーのワールドカップ。LoLをプレイする全ての人々が注目すると言っても過言ではない大会で、日本のプロチームDetonatioN FocusMe(DFM)が10月8日(日本時間)、米国・カナダ地域の強豪Cloud9(C9)と激突しました。

Worlds 2021 プレイインステージのDetonatioN FocusMe対Cloud9より

Worldsでは、各地域の予選を勝ち抜いた22チームが「プレイイン」「グループ」「ノックアウト」の計3ステージ進出を目指して戦い抜きます。しかし、日本勢はここ数年プレイインステージを突破することができず、国際舞台で躍動する姿をなかなか見ることができずにいました。

グループステージ進出を決め、整列するDFMの選手たち

ところが今年のWorldsはひと味もふた味も違ったのです。日本代表として世界に乗り込んだDFMは、プレイインステージで3勝を上げると、グループ1位を決めるタイブレーク戦でC9と対決。これまで幾度となく戦った因縁のライバルを打ち破り、国内LoL競技シーンの悲願とされたプレイインステージ突破を達成。初めて強者たちが集うグループステージ進出を果たしたのです。

GAMEクロスリポーター・龍田優貴

VALORANT Champions Tour 2021: Stage 3 Masters - Berlin:Crazy Raccoon対Haven Liberty

VALORANT Champions Tour 2021: Stage 3 Masters - Berlin Crazy Raccoon対Haven Liberty

【9月16日】
「日本勢の偉大な一歩」と言う意味では、5vs5で競い合うタクティカルシューター「VALORANT」の国際大会「VALORANT Champions Tour 2021: Stage 3 Masters - Berlin」(Mastersベルリン)も見逃せません。本大会は、全世界7地域16チームを対象とした国際トーナメントで、日本からは国内トップクラスの実力を誇るCrazy Raccoon(CR)とZETA DIVISION(ZETA)が出場しました。

ただ、Mastersベルリンに勝ち上がったプロチームはいずれも強敵で、CRとZETAともに厳しい戦いを強いられます。ZETAはグループステージで連敗を喫してあえなく敗退。CRもロシアの精鋭Gambit Esports(GMB)に敗北し、後がない状況へ追い込まれました。

VALORANT Champions Tour 2021: Stage 3 Masters - BerlinのCrazy Raccoon対Haven Libertyより

あと1回負けると問答無用で敗退が決まってしまう。そんな絶対的なピンチに陥りながらも、CRはブラジル代表のHavan Libertyと対戦し、驚きの対応力を見せます。GMB戦であらわになったコミュニケーションエラーを改善させ、HLに遅れを取らず1マップ目を先制。2マップ目のラストもFisker選手が1対2をの劣勢を覆し、CRがMastersベルリンで日本勢初の1勝をもたらしました。

GAMEクロスリポーター・龍田優貴

ぷよぷよファイナルズ SEASON3:ぴぽにあ選手対SAKI選手

ぷよぷよファイナルズ SEASON3 ぴぽにあ選手対SAKI選手

【3月20日】
2021年で発売から30周年を迎えたパズルゲーム「ぷよぷよeスポーツ」。その公式大会「GigaCrysta Presents ぷよぷよファイナルズ SEASON3」の決勝戦がとにかくドラマチックでした。年間王者をかけて矛を交えたのは、ぴぽにあ選手SAKI選手。2人は同シーズン中に3度戦っており、決戦の場で4度目の激戦にもつれ込む展開に。両者の気迫は凄まじく、今シーズンのドラマをギュッと凝縮したような試合となりました。

ぷよぷよファイナルズ SEASON3のぴぽにあ対SAKIより

柔らかそうな「ぷよ」の見た目と裏腹に、2人の戦いは序盤から激化。筆者は実際に現地で大会を観戦しましたが、「シーズンを追いかけ続けて本当に良かった」と思えるほど、ストーリー性に満ちあふれていました。ぴぽにあ選手とSAKI選手のご活躍を含め、今後の「ぷよぷよeスポーツ」の競技シーンに期待を持った一戦でした。

GAMEクロスリポーター・ハル飯田

Apex Legends Global Series Year 2 APAC North Split 1 Week 1:GAME2 MATCH3

Apex Legends Global Series Year 2:APAC North【Pro League Split 1 Week 1】

【10月17日】
全世界にプレイヤー人口1億人を抱え、国内でも「CRカップ」や「えぺまつり」といったイベントで盛り上がるバトルロイヤルゲーム「Apex Legends」(Apex)。ライト層からコアゲーマーまで多くの人々に愛されているタイトルですが、個人的には各国の強豪が集う公式リーグ「Apex Legends Global Series」(ALGS)で度肝を抜かれました。

ぜひチェックしていただきたいのは、アジア太平洋を対象とした「ALGS Year 2 APAC North Split 1 Week 1」のGAME2 MATCH3です。公式リーグは獲得ポイント数が重視されるため、通常のカジュアルマッチと比べて慎重な立ち回りが求められます。

言わば、「じっくり戦う」ことが常態化した中で、驚きのファインプレイを見せたのがFAV gamingでした。高所に陣取った敵チームがこちらを見下ろす不利な状況下で、「クレーバー」(スナイパーライフル)を手にしたAimbot選手のスーパーエイムが炸裂。残弾数がたった3発しか無いのにも関わらず、まさかの数的不利から「3発中3発ヘッドショット」の離れ業で逆転に成功。Aimbotの名に相応しい、人間離れした「映える」プレイでFAV gamingをチャンピオンに導きました。

GAMEクロスリポーター・ハル飯田

ストリートファイターリーグ Pro-JP 2021 第2節 Day2:もると選手対竹内ジョン選手

ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2021 第2節 Day2 もると選手対竹内ジョン選手

【10月14日】
対戦格闘ゲームの金字塔「ストリートファイターV」(ストV)より、プロプレイヤーたちがチームを組んで戦う長期リーグ大会「ストリートファイターリーグ」からの一戦です。第2節の2日目で巻き起こったもると選手と竹内ジョン選手の一騎打ちは、ストV界隈を大きく賑わせました。

竹内ジョン選手と言えば、ストVの競技シーン初期から国際大会などでも成績を残してきた強豪若手選手。本リーグでは「コミュファDetonatioN」のエース的存在として、自チームの牽引を担っています。使用キャラクターはハイスタンダードな性能を持つ「コーディー」。プロの中では使い手は少ないものの、竹内ジョン選手の入念な研究の甲斐あって、本大会ではリーグ屈指の仕上がりを見せています。

対するもると選手は、ここ最近オンライン対戦を通じて頭角を現し始めたばかりのニューカマー。そのポテンシャルをウメハラ選手に見出され、本大会は「Mildom Beast」の一員として参戦しています。

もると選手が操る「ダン」は「ストリートファイター」シリーズお馴染みのネタ枠。どの作品でも意図的に性能が低く設定されているため、競技シーンで使われるのは稀ですが、もると選手はネタ枠とされているダンを徹底的に研究し、競技シーンでしっかり通用するレベルまで仕上げています。

若手のホープが真正面からぶつかった結果、3本先取の試合は互いに食らい合う接戦へ。竹内ジョン選手が先制すると、返す刀でもると選手が2本取り返す。そして竹内ジョン選手も負けじと1本……と、持ちキャラクターを徹底的にやり込んだからこそ成せる立ち回りは必見。個人的には「挑発キャンセル」と呼ばれるダンの高難易度テクニックに注目していただきたいです。

スサキリョウタ

GUILTY GEAR DUEL ONLINE #1 :ちゅらら選手対Daru-Ino選手

GUILTY GEAR DUEL ONLINE #1 Dat2 ちゅらら選手対Daru-Ino選手

【10月31日】
シリーズ23年の歴史を誇る2D格闘ゲーム「ギルティギア」にて、今年6月に発売された最新作「ギルティギア ストライヴ」(GGST)が競技シーンで盛り上がりを見せています。今回ピックアップしたのは、GGST初の公式オンライン大会「GUILTY GEAR DUEL ONLINE #1」より、ちゅらら選手対Daru-Ino選手の一戦です。

前作「Guilty Gear Xrd」からカイ使いとして著名なちゅらら選手は、相手のリバーサルを顧みない無敵技を撃つファイトスタイルが特徴的。本試合も同様、起き上がりからの「ライド・ザ・ライトニング」(覚醒必殺技)が異常なヒット率を見せていました。

対するDaru選手もまた、日本の競技シーンを拠点に活動する古参株です。得意キャラクターの「イノ」はシリーズを通して使い続けており、多彩な空中技を得意としています。「ギルティギア」で腕を磨くために韓国から日本へ渡った経緯を持ち、GGSTのやりこみ度もかなりのレベル。発売当初から数々の大会で優勝しており、「ちゅらら選手が日本勢の意地を見せられるか」が試合の見どころとなりました。

スサキリョウタ

〈編集後記〉異なるジャンルの試合もぜひチェックを

2021年のeスポーツシーンを振り返って感じたのは、「名試合の裏側に必ずドラマがある」ということです。大差をひっくり返す逆転劇に因縁のライバル対決……。「試合の前後」で巻き起こるさまざまなドラマは、否応無しに観戦者の関心をグッとひき寄せます。

今回、GAMEクロスのライター陣が選んだ各試合はいずれも激戦、かつ手に汗握る展開のものばかり。ふだんは見ていないジャンルのタイトルについても是非ご覧ください。

GAMEクロスリポーター・龍田優貴