人気DCG(デジタルカードゲーム)「Shadowverse」の世界大会「Shadowverse World Grand Prix 2021」(Cygames主催)の決勝トーナメント「GRAND FINALS」が19日、さいたまスーパーアリーナ(さいたま市)で開催されました。日本人選手同士の対戦となった決勝戦を制し、kakip(カキピー)選手が2020年・2021年シーズンの世界王者となり優勝賞金1億5000万円を手にしました。

優勝賞金1億5000万円を手にしたkakip選手(左)

「Shadowverse World Grand Prix」は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、昨年の実施が中止になったことにより、2年ぶりの開催となりました。2020年と2021年の世界各地の大会を勝ち抜いた招待選手48人による予選を11月に行い、勝ち上がった人が、この日のGRAND FINALSに出場しました。

GRAND FINALSは観客を入れてのオフライン形式で開催されましたが、海外在住の選手は新型コロナウイルス感染拡大の影響を考慮してオンラインでの参戦となりました。

トーナメントはローテーション形式・Bo5(3ゲーム先取)で実施。高額賞金を懸けた決勝は、kakip選手とnegima(ねぎま)選手の日本人選手同士の対決となりました。kakip選手は「RAGE Shadowverse 2021 Winter」の優勝者、negima選手は「RAGE Shadowverse 2020 Spring」の優勝者です。「Grand Prix」出場権を最初に獲得した選手と、最後に獲得した選手の対決という点でも注目されました。

緊張感漂う「おつまみ対決」

決勝戦に臨むnegima選手(左)とkakip選手(右)

kakip選手はその名前にちなんで、「このおつまみ対決、勝ちたいと思います!」と決勝戦への意気込みを語り会場を沸かせましたが、試合ではオフライン大会ならではの緊張感が漂います。

お互いのデッキ構成は「セッカエルフ」「進化ウィッチ」「進化ネクロマンサー」と同じ。初戦はnegima選手がウィッチで先攻、後攻のkakip選手はエルフで構えます。流れが変わったのは7ターン目、kakip選手は大きなミスをして頭を抱えます。次のターンではnegima選手が抜かりない攻撃で押し切り、まずはnegima選手が1ゲーム先取します。しかし、その後kakip選手は落ち着きを取り戻しゲームカウント1-1まで盛り返します。

3ゲーム目は両者エルフ。お互い勝負の行方を左右する「瘴気の妖精姫・アリア」を引きましたが勝負を制したのは、kakip選手。強気の攻めに運も味方し、ゲームカウント2-1と1億5000万円への王手をかけました。

4ゲーム目もkakip選手の勢いは止まらず、8ターン目に勝負は決しました。試合中、喜びの表情をほとんど見せずに試合に向き合っていたkakip選手ですが、トロフィーを手にようやくの笑顔を見せ「信じれないくらい最高です。RAGE優勝から流れがあると感じました」とコメント。

賞金で「パソコンを買いたい」

1億5000万円の使い道はまだ決まっていないとのことですが、「(次の戦いに向けて)まずはパソコンを買います」と話しました。最後に「あなたにとってのShadowverseは?」と聞かれるとkakip選手は「宝です!」と答え、大会を締めくくりました。

2022年シーズンは「Grand Prix」 の開催はありませんが、「RAGE Shadowverse」各シーズンの賞金総額が大幅にアップすることなどが発表されました。来年も「Shadowverse」の盛り上がりが期待されます。

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