「VALORANT」の2021年シーズンの締めくくりとなる世界大会「VALORANT Champions Tour(VCT)–Champions」に参戦している日本代表のCrazy Raccoon(CR)(@crazyraccoon406)は日本時間12月6日未明、Day5でフィリピンの「Team Secret」に敗れ、Champions敗退となりました。GAMEクロスでは、ドイツ・ベルリンでの試合を終えた直後のCRのneth選手(@nethydra_vz)にオンラインでインタビュー。neth選手は悔しさと今後への決意を語りました。

neth選手

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自分たちの立ち位置を知ったChampions

――Champions敗退となりましたが、率直に今の心境をお聞かせください。

Championsの結果だけでなく、Masters Stage 2、3、そしてChampionsと出場して、たまたま負けたとかではなく全部結果が振るわなかった。強いチームは強いし、まだその舞台に、Championsに立つ資格がないのかもしれないということを確認できました。

悔しい気持ちはいっぱいあるんですけど、これからのプレイヤー人生にとってVCT 2021はいい経験になりました。それ(自分たちよりも強いチームがいること)を知れてよかったです。

――Day1の敗北から本日まで、どのように準備をしてきましたか?

前回(Mastersベルリン)もそうだったんですけど、1回戦で負けた次の日は午後に少しだけスクリムを行いました。スクリムまでは「どういうメンタルでプレイしている?」「自信ある?」「ビビってない?」などコミュニケーションを取りました。今回のDay1(Team Vikings戦)では普段どおりのプレイをできていなかったので、プレイ面の反省ではなく大会に対する姿勢などをメンバーで共有し合って、気合いを入れ直していました。

――本日、急遽Vivo Keyd対Acendの再戦が行われ、試合スケジュールが変更となりました。心境に変化は?

そこは全然大丈夫でした。朝起きて、ランクやデスマッチなどをやり、万全の状態で臨めましたね。

「流れ」をつかめなかった

2マップ目の試合終了直前、neth選手が1対1となった場面

――ファーストマップ、相手と噛み合わないシーンが多かったように見えました。対戦していてどう感じましたか。

Day1の試合もそうでしたが、ファーストラウンドを落として試合の流れをつかめなかったことが痛かったですね。オフライン大会では「流れ」が大事なので。「運要素がある」と言われている部分ですが、そこを勝ち切る相手の強さ、逆に自分たちの甘さが出た結果なんでしょうか。流れに乗れませんでしたね、どの試合も。

――リードを作れていたら、流れは変わっていたと感じますか?

それはありますね。MastersベルリンのときのGambit Esports戦がまさにそうでした。ファーストラウンドを取れたら、そのまま流れに乗ってラウンドを連取できたこともあるので。

――2マップ目も相手の勢いが強かったように感じました。

トラップとかセットとか、組んでいるのはわかっていたんですけど、敵の寄りの速さや自分たちの攻めの遅さが出ました。小さなコミュニケーションのミスで1ラウンドの勝敗が変わる世界だということを再認識しました。

――ヘイブンのピストルラウンドでで全員でA前に出る判断も。あれも流れを変えていこうという作戦だったのでしょうか。

そうですね。もともと決めていたことで、どこまで詰めるか、どこで引くかは事前に共有ていました。オフライン大会なので「勢い」は大いに武器になるので、相手があたふたする場面を作ることができます。結果負けてしまいましたが、ああいう作戦も試合で出せたのでよかったですね。

――試合は見れませんでしたが、3マップ目はフラクチャーでした。このマップも準備はしていたのでしょうか?

スクリムがちょっと少なかったんですけど、それでも悪い成績だったわけではありません。バンするマップでも、自信があるマップでもない。そういう意味で、サードマップにふさわしかったですね。

来年はより強くなる

ポーズを決めるneth選手

――CRはまだまだ成長過程だと思います。今大会の消化不良を振り返って、今後にどう生かしますか?

大胆な回答になりますが……チームで全然決めていることではないですが、メンバーが変わる可能性もあります。ロールの変更や、IGLやコーチが変わる可能性もあると思います。ただ、自分個人を見たときに「VCT 2021を経験した」ことで、どんな変化があってもチームに貢献できる自信があります。だから、来年は大丈夫です。

――CRもneth選手も、まだまだ強くなるということですね。

もちろん!

(聞き手・ハル飯田)

Championsは12月13日まで

ポーズを決めるneth選手

敗れたCRは「Champions」グループステージで敗退。3度の世界大会出場を果たしたVCT 2021シーズンを終えることとなりました。

一方、世界王者を決するChampionsは12月13日まで開催予定です。この後はグループステージを突破したチームによるノックアウトステージが行われ、今シーズンの年間チャンピオンの座が争われます。