Apexでどうしても武器をしまい忘れるFPS初心者 そもそも「移動」が難しい!

リポーター&ラジオDJとしてゲームの楽しさを発信している三浦優奈さんが、「Apex Legends(以下、Apex)」について語ります。今回のテーマは「FPS初心者にとっては、そもそも移動が難しい!」です。
リポーター&ラジオDJとしてゲームの楽しさを発信している三浦優奈さんが、「Apex Legends(以下、Apex)」について語ります。今回のテーマは「FPS初心者にとっては、そもそも移動が難しい!」です。
Apexを始めたばかりの私が、初心者目線での発見を綴っているコラム、今回は「移動」に焦点を当てて述べていきたい。
なぜなら、Apexをプレイしていて「割と移動している時間……長いな!」と感じたからだ。
マップ上を移動してアイテムを漁り、安全地帯が狭まったら、また移動してアイテムを漁り……。移動している時間が長いからこそ、「走り方」が大事なのがApexだと感じ始めた。にもかかわらず、私は走り方を間違えて覚えていたのだ。
「走りながらしゃがむと早く走れる」
この情報だけは頭にあったので、何回もしゃがみボタンを押してスライディングし、速く移動しているつもりでいた。まさか、スライディングに「クールタイム」があるなんて……。
スライディングをしてからまたスライディングができるまで、数秒間ギャップがあるのだ。その「クールタイム」の間、私はマップ上でただただ……しゃがんでいた時間があったのだ。
「なんでこんなにスムーズに走れないのだろう」と疑問に思って調べたところ、クールタイムがあると知ったときは驚きだった。しかしそれ以上に、スライディングとジャンプを組み合わせることで最高速度で走れることを知り、それを実践し、体感したときの方が何十倍もの驚きがあった。
なんで私だけこんなにも走るのが遅いんだろう。なんで味方に追いつけないんだろう。よくエリアに飲み込まれるのはなぜだろう……。それらすべての謎が解けた瞬間だった。
走り方なんてわざわざ聞かないし、調べない。FPS経験者にとって当たり前のことが初心者プレイヤーにとっては当たり前じゃないということを、改めて実感した。
でもこういう気づきがあるからこそ、新しいゲームに挑戦していくのは面白い!
フレンドと一緒にプレイしていてよく注意される。「武器はしまって走ってね!」と。なぜなら、武器をしまった方が速く移動できるからだ。頭ではわかっていても、Apexを始めたばかりの頃はなかなかそれができなかった。
武器をしまって移動していると、急に敵に出会ってしまったら武器を出す手間で撃ち合いに出遅れるんじゃないか? 基本的に敵を警戒しつつ、スコープ覗きながら移動したほうがいいんじゃないか? Apexを始めたばかりの頃は、こんなことを思っていた。
ただ、警戒しすぎてゆっくりと移動していたら、安全地帯はどんどん迫ってくる。「安地(安全地帯)の収縮早くない!?」「意外と安地外(安全地帯の外)のダメージきつくない!?」と、安地の怖さがわかってくるのだ(笑)。
いかにスピーディーに安地へ移動できるか。この重要性が分かってきて、ようやく「武器しまって早く移動しなきゃ!」と思うのだが、やっぱり武器を出したまま走ってしまうことも度々……。「武器のしまい忘れ」がものすごく目立っていた。武器をしまうなんて癖、今までつけたことがないのだから(笑)。
私の場合は本当に口酸っぱく「武器しまって!」と注意してくれるフレンドがいたため、Apexを初めて数カ月でようやく武器をしまう癖がついた。
「何回も言うな! わかってるわ!」と何度フレンドに言いそうになったことか…(笑)。今となっては、あの時何度も注意してくれたフレンドに感謝しかない。
私は基本的にゲームパッドを使用してApexをプレイしている。いわゆる「パッド勢」だ。いまだにキーマウ(キーボード+マウス)での操作には手が出せていない。いつか乗り替えるときが来るのかもしれないが……(笑)。
ゲームパッドだと、初期設定では「スプリント(走る)」ために左のスティックを一度押し込まなくてはならない。先ほども述べた通り走っている時間が長いゲームなので、私の場合左手親指でスティックを押し込んでから走ることがデフォルトとなっていた。これがかなり面倒で(笑)。カチッと押し込み忘れて、走っているつもりで歩いていたことも度々だ。
そんな時にフレンドに教えてもらった「オートスプリント」の設定。これを「オン」にすると、左スティックを上に倒しただけで「スプリント」してくれるのだ。毎回走るたびに押し込んでいた左手親指の解放! これで指が痛くなることもない! 走り忘れもない! と、ものすごく喜んだし、今もな感激している設定である。
しかし、このオートスプリントにばかり頼ってはいけないこともわかってきた。
オートスプリントがオンだと、移動するとき自動的に走ってしまう。これが便利なわけだが、デメリットがないわけではない。パッド場合、左のスティックの傾け具合では「歩く」モーションができるのだが、その塩梅が難しい。「対戦中に傾け具合なんて考えていられない!」というのが本音だ(笑)。
走ると足音が大きくなり、敵に見つかりやすくなってしまう。一方で歩きの場合、足音は静かにしていないと聞こえづらいレベルになる。よって銃撃戦をしているチームに後ろから近づいて漁夫る(漁夫の利を得る)ときや、単に敵チームの不意をつくときに便利なのが「歩く」モーションだ。
ちなみに「しゃがむ」モーションでも足音は小さくなる。「走る」「しゃがむ」より、「歩く」も選択肢にいれた方が良いのは目に見えている。
また、走っている状態だと歩いている状態より「武器を構える速度」が遅くなる。ほんの少しの差で初心者の私にはまだまだ実感がないくらい。ただ、この少しの差で勝ち負けが決まるということも事実だ。
自分のレベルが上がってきたら、きっとオートスプリントの設定を見直すときが来ると思う。ただ、しばらくはオートスプリントにお世話になりながらApexライフを送ることになるだろう(笑)。
* * *
移動操作だけでもたくさんつまずくことはある。だが、1つずつ自分で調べたり、フレンドから助言をもらったりして「わからない」「できない」壁を乗り越えていくのは、面白い。
ちなみに、やっとシルバー帯まで上がってきた! 皆が言う「ハンマー」の意味も分かった! まずは常時3桁のダメージを与えられることを目指して、楽しんでいきたい(笑)。
みうら・ゆうな ラジオパーソナリティー/リポーター。ファイナルファンタジーXIVから本格的にゲーミング機器を集め出し、東京・名古屋の二重生活では3キロのゲーミングノートPCを持ち歩く。「ゲームをポジティブなイメージに」をモットーに、担当するラジオ番組では、ゲーム・アニメなどのサブカルチャーからeスポーツシーンについて取り上げている。スプラトゥーン2、クラッシュ・ロワイヤル、DbDなどもプレイ。最近ではApex Legendsにも参戦している。
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