プログラミングを楽しく学ぶ機会に

生徒たちにレクチャーする、ぴぽにあ選手

同校の永喜多千春教務部長は授業の狙いについて、「将来、eスポーツなどのゲーム関連の仕事に就きたいと考える生徒が多いです。プログラミングの基礎を楽しく学べる機会になれば、と思います」と説明します。

同校は来年度に現在の普通科から、工業や商業などの専門分野を選択して学べる総合学科に変わります。特に隣接する恵庭市の北海道ハイテクノロジー専門学校と提携しながら、eスポーツやドローンに関する授業を実施するなど、最新テクノロジーの教育に力を入れていくといいます。

ソースコードの入力で学ぶ教材

ソースコードの一部を生徒が入力しプログラムを完成させていく

授業で扱われた学習教材「ぷよぷよプログラミング」は、プログラミングの基礎学習から作品づくりまでを学べる教育サービス「Monaca Education」を使用しています。HTMLやJavaScriptなどの代表的なプログラミング言語を書き写すことで、「ぷよぷよ」をゼロから作り上げることができます。ソースコードの一部が未入力になっており、お手本通りに穴埋めをしていくと、完成する仕組みです。2020年6月にセガがリリースして以来、教育現場への導入が進んでいます。

約120人の生徒の前に立つぴぽにあ選手(右)

セガは現在、全国各地でこうした「ぷよぷよプログラミング」を使った出張授業を学校側の依頼を受けて実施しています。この取り組みはマウスコンピューターが支援しています。

慣れないパソコン作業に苦戦する場面も

ぷよぷよのプレイ方法を生徒に解説するぴぽにあ選手

11月1日に行われた授業では、体育館に生徒たちが集まり、前方の大きなスクリーンの前でぴぽにあ選手が、ぷよぷよのプレイ方法を簡単に解説しました。ぴぽにあ選手は10月に開かれた「ぷよぷよeスポーツ」のプロ大会「チャンピオンシップ SEASON4 STAGE2」で優勝したばかりで、「現役トッププロ」と言える存在です。連鎖が発生する仕組みなどを紹介しながら、ぷよをフィールド高くまで積み上げたかと思うと、あっさりと12連鎖を達成。生徒たちからは驚きの声が上がりました。

ぴぽにあ選手のアドバイスを受けながらソースコードを打ち込んでいく

そして、さっそく「ぷよぷよ」を作っていきます。クラス代表の男女2人がスクリーンの前のテーブルに着席し、パソコンでソースコードを打ち込んでいきます。まず、ぷよが落ちてくるフィールドの広さを設定し、その背景の画像を設定しました。続いて、ぷよが落ちるスピードや左右の動きについての指示などを書いていきます。

ぴぽにあ選手はプログラミングの仕組みを解説します。「基本的に書いたとおりにコンピュータが動くんですよね。どのように動いてほしいかをプログラミング言語を通してコンピュータに伝えます」。パソコンにあまり馴染みがない生徒たちも多いなかで「日本語で伝えることと似ている」と比喩を用いながら説明しました。

プログラミング言語をそのまま書き写すといっても、少しでも間違いがあると、ゲームは正常に動かなくなります。生徒たちは真剣に取り組むものの、馴染みの少ないプログラミングに苦戦し、うまく動作せずやり直す場面も何度かありました。ぴぽにあ選手は「時間がかかってもしょうがないことです」などと優しくフォローしながら、レクチャーを進めていきます。

ソースコードを打ち込んだぷよぷよをプレイする生徒

最後に「ぷよぷよ」が完成すると、大きな拍手と歓声が起こりました。ぴぽにあ選手は「実際に書いたら動くということが伝わった方がいたら嬉しいです。ものをつくることがコンピュータ上でできます」と話しました。

生徒たちが対戦、オリジナルの連鎖ボイスも 

白熱するエキシビションマッチ

授業の後半では、生徒たちが事前に描いたイラストとその場で録音した音声を「連鎖ボイス」として組み込み、オリジナルのぷよぷよが完成しました。そして生徒たち待望のエキシビションマッチが始まり、大音量のぷよぷよのBGMが流れるなか、希望した生徒がぴぽにあ選手に勝負を挑んだり、先生と対戦をしたりと、大盛り上がりとなりました。

会場は大いに盛り上がった

ゲームのフィールドを作るプログラミングを担当した佐藤竜成さんに授業の感想をたずねると「将来、ゲームに関する仕事をしたいので、ぴぽにあ選手が一緒にわかりやすく教えてくれて、とても楽しかったです」と話しました。初めてのプログラミングは思ったよりも難しく「好きだったゲームを見る視点が変わった」といいます。

説明をするぴぽにあ選手

ぴぽにあ選手は授業後に「みなさんが元気に盛り上がってくれてよかったです。若い世代のゲームへの関心の高さを感じました」と振り返りました。改めて生徒たちに伝えたいことを聞くと「今日の授業をきっかけに少しでも自分の視野を広げてもらって、ものづくりとしてのプログラミングに興味を持ってくれる人がいたら嬉しいです」と話していました。

マウスコンピューターのゲーミングPCを授業で活用

マウスコンピューターのゲーミングPC「G-Tune E5-165J」

今回の授業で使用されたパソコンは、マウスコンピューターのゲーミングPC「G-Tune E5-165J」です。高性能なCPU「インテル® Core™ i7-10870H プロセッサー」が搭載されており、数多くのプロご用達のパソコンです。「ぷよぷよeスポーツ」はSteam版があり、パソコンでプレイすることができます。

また、「ぷよぷよプログラミング」は製品版と同じ画像素材を使用しています。生徒たちにとっては、「本物」を体験できる環境で実施された授業でした。

G-Tune E5-165J 主要スペック

• 【OS】Windows 10 Home 64ビット
• 【CPU】インテル® Core™ i7-10870H プロセッサー
• 【グラフィックス】GeForce RTX™ 3060 Laptop GPU / インテル® UHD グラフィックス
• 【メモリ】32GB
• 【ストレージ】1TB M.2 NVMe SSD
• 【パネル】15.6型 WQHDノングレア (LEDバックライト)
• 【動作時間】約7.5時間
• 【無線】インテル® Wi-Fi 6 AX201 (最大2.4Gbps/ IEEE802.11ax/ac/a/b/g/n) + Bluetooth 5モジュール内蔵
• 【重量】約1.73kg