ポイントランキング上位22人が参加

準決勝第2試合 むー選手(左から)Sera選手

この大会は「ぷよぷよランキングプロ選抜大会 SEASON2」で、2019年4月16日に開催された「SEASON1」から2年半ぶりの開催となりました。上位2人に日本eスポーツ連合(JeSU)による「ジャパン・eスポーツ・プロライセンス」が付与される大会です。

出場条件は2019年4月1日~2020年3月31日までの「SEASON2」の期間で、セガ公式大会を含む「ぷよぷよランキングポイント」対象大会の戦績に基づき付与されるポイントで、ランキング32名以内に入ることです。狭き門となる条件を満たした22名が参加しました。

プロ選抜を決める準決勝は激闘に

決勝進出を決め、ガッツポーズをする、むー選手

大会は、敗者復活戦がないシングルエリミネーション方式のトーナメント戦。準決勝までは2ゲーム先取で1セット獲得、2セット先取したものが勝者となります。準決勝以降は5ゲーム先取で1セット獲得、2セット先取が勝者というルールで行われました。

準決勝第1試合 nona選手(左から)、しよた選手

プロ入りを決める準決勝戦は「激闘」になりました。第1試合はnona選手としよた選手の戦い。nona選手は2019年の茨城国体の国体文化プログラムで東京代表だったベテランHIRO選手を倒し、準決勝に進出。解説のmomokenさんが「台風の目」、解説のtomさんは「最強プレイヤーの一角」と表現するしよた選手は、ポイントランキング1位の強豪TS選手を破って勝ち上がってきました。

11連鎖を決めるしよた選手

1セット目は、落ち着いた攻めを見せたしよた選手に軍配があがります。2セット目の序盤、プレッシャーからかミスを見せるしよた選手をnona選手が攻め、1ゲームを獲得します。その後も、自らの名前を冠したnona積みを駆使してしよた選手に食らいつきますが、一歩及ばず。しよた選手が2セットを連取し勝利、決勝進出となりました。

13連鎖を決めるむー選手

2試合目はTomさんが「プレイスタイルがすごく似ている、実力も近い」と語ったSera選手とむー選手の組み合わせとなりました。「2Pは苦手だが、1Pならいける」と意気込んだ、むー選手が1P側を獲得し、ゲームスタートしました。

準決勝で敗れたnona選手

まず、解説の両名が「うまい」とうなる技術力で責め立てたむー選手が1セット目を先取します。2セット目はお互い一歩も譲らず4-4で並びます。最後は対応させる時間をあたえず、13連鎖を決めたむー選手が勝利。2-0で決勝へ駒を進めました。

準決勝で敗れたSera選手

【準決勝戦結果】
〇しよた 2-0 nona
〇むー  2-0 Sera

フルゲームとなった決勝戦

決勝戦に臨む、しよた選手(左から)、むー選手

決勝は、速攻で仕掛けたしよた選手が1ゲームを先取しスタートしますが、その後はしよた選手のミスを見逃さず攻めたーむー選手がリード。セットポイントにリーチをかけます。しかし、落ち着きを取り戻したしよた選手が追いつき、4-4で並びます。最終ゲームでは全消し付きの10連鎖を決めたしよた選手が勝利、逆転して1セット目を獲得します。

決勝戦 しよた選手(左から) むー選手

2セット目も、しよた選手が1ゲーム目を先取。しかし、2ゲーム目はリカバリーする暇をあたえず攻め続けたむー選手が獲得し、お互い譲らない展開となります。3ゲーム目、むー選手の攻撃をしのぎ切ったしよた選手、Tomさんが「しよたのセカンドは日本一!」と思わず叫ぶセカンド(最初の大連鎖を打ったあとの2回目の大連鎖)を決め、勝利します。

その後も一進一退の攻防が続き、4-4で並んだ最終ゲームは優勝に王手をかけたしよた選手が有利な盤面のまま進め、勝利しました。2セットを連取したしよた選手が栄冠を勝ち取りました。

全消し付きの10連鎖を決めるしよた選手

Tomさんは決勝について「レベルが高すぎる。いいものが見れました」と一言。momokenさんは親交のあるむー選手について「こんなに強くなっているのかと驚いた。これからのプロ大会、チャンピオンシップが楽しみ」とエールを送りました。

表彰式で、「ぷよぷよ」シリーズ総合プロデューサーの細山田水紀さんは「選抜大会に出場した2人以外の選手もプロと遜色のない実力。今後のぷよぷよカップやプロ選抜大会で、プロを目指してほしい」と参加選手たちにエールを送りました。

決勝戦を見守るTomさん(左から)momokenさん

【決勝戦結果】
〇しよた 2-0 むー

 しよた「ぴぽにあ、deltaに勝ちたい」 むー「最後のチャンス」

コロナ禍により2019年以来の開催となった本大会。試合後のインタビューで、「久しぶりに知り合いに会えた」とむー選手が振り返れば、しよた選手は「控室にあった試遊機で他の選手とプレイできたのも楽しかった。(試合会場で別選手からの)声援がありリラックスできた」と語り、勝負はもちろんですが、貴重なオフライン開催の雰囲気を味わっていました。

表彰状を掲げる むー選手(左から)、しよた選手

機転となった試合について、むー選手は「2回戦のTomo選手との戦い。1セット目を先に取られ、マッチポイントも取られたが緊張に負けずに自分のぷよぷよができて良かった」。しよた選手は「負けると思っていなかった初戦で、あと一本取られたら負けという状況に追い込まれた。そこで勝てたのが大きかった」と振り返りました。

しよた選手

プロライセンスを獲得した感想を聞かれると、む―選手は「10年以上ぷよぷよをやってきたが、積極的に大会に出場する方ではなかった。プロになれるのは最後のチャンスだと思っていた。その気持ちが実ってうれしく思っています」と思いを語りました。しよた選手は「新たな舞台で戦えるようになった。ぴぽにあ選手delta選手にプロの舞台で勝ちたい」と意気込みを語りました。

むー選手

(小林たかし)

【プロ選抜】セガ公式「ぷよぷよランキングプロ選抜大会 SEASON2」