アイスランド・レイキャビクで10月から開かれていた「リーグ・オブ・レジェンド(LoL)」の国際大会「2021 League of Legends World Championship」(Worlds 2021)は日本時間11月6日~7日未明、ファイナル(決勝戦)を迎えました。試合はBO5形式(3ラウンド先取)で行われ、中国リーグ代表のEDward Gaming(EDG)が3-2で接戦を制して、チーム初のチャンピオンの座に輝きました。

優勝セレモニーに臨むEDG

■Worlds 2021の配信 ライアットゲームズ公式チャンネル
Twitch:https://www.twitch.tv/riotgamesjp
Mildom:https://www.mildom.com/10244404

EDGの優勝が決まる

全世界のLoLユーザーが注目する最大の一戦

10月6日より1ヶ月間にわたって行われたWorlds 2021。各リーグの猛者を破り、ファイナルの舞台まで駆け上がったのは中国リーグ(LPL)第1シードのEDward Gaming(EDG)と韓国リーグ(LCK)第1シードのDAMWON Gaming KIA(DK)です。DKは2020年のWorldsを制しており、連覇がかかっていました。

決勝に臨む両チーム

◆中国リーグ代表 「EDward Gaming」
トップ:Flandre
ジャングル:Jiejie
ミッド:Scout
ボット:Viper
サポート:Meiko

準優勝となったDK

◆韓国リーグ代表 「DAMWON Gaming KIA」
トップ:Khan
ジャングル:Canyon
ミッド:ShowMaker
ボット:Ghost
サポート:BeryL

配信より 単独時はクレジット必要
試合開始前の動画より

序盤は一進一退の攻防

2021年の世界王者を決める中韓対決。その第1試合は両チームとも堅調な立ち上がりで幕を開けました。開始10分まではEDGが有利を築きつつ、Jiejie選手が中心となってオブジェクトを順調に獲得。終盤のバロンファイトを制すると、DKのベース内になだれ込むように進行。トップタワーのインヒビター付近で集団戦に持ち込み、ネクサスを破壊して初戦を手中に収めます。

第2試合は反対にDKが序盤から有利を築く展開に。開始8分のリフトヘラルド確保を起点とし、ミッドレーンに早い段階からプレッシャーをかけていきます。レーンのアドバンテージを生かしながらタワーとドレイクを確保すると、開始27分のバロンファイトでダブルキルを計上。EDG陣営のスティールを許すことなく、最後はボットレーンでCanyon選手のアルティメットが炸裂し、DKのネクサス破壊に成功します。

第3試合を制したのも同じくDK。EDG陣営の猛攻をはねのけ、3ラウンド先取に素早くリーチをかけました。しかしEDGも怯むことなくゲームメイクを心がけていきます。1体目のリフトヘラルド、およびドレイクを捉えたことにより、オブジェクト面で有利を獲得。その後ドレイクをDKに一体も明け渡すことなく連取。キャスター陣が「完璧」と評した通り、序盤の優勢をほぼ崩さずにネクサス撃破に繋げました。

両チームの運命を分けた第5試合

優勝が決まり、喜び合うEDG

2-2で迎えた泣いても笑ってもチャンピオンが決する第5試合。最初に勝負を仕掛けたのはDK陣営でした。トップレーンのセットアップを軸に経験値で差を広げると、マウンテンドレイクとリフトヘラルドを握って試合を序盤から動かします。このゲームメイクに対してEDGはボットレーンのカウンタープレイで食らいつき、後半の集団戦に備えて態勢を整えていきます。

本格的な勝敗の分かれ目は、開始34分40秒のエルダードラゴンを見据えた集団戦でした。Scout選手がCanyon選手を倒しきったのを見て、人数差を作り出したEDG陣営がエルダードラゴンを撃破。強力無比なドラゴンバフを頼りにミッドレーンとボットレーンに押し寄せると、強気な姿勢でDK陣営を壊滅させます。40分に及ぶ第5試合、ならびに5時間に及ぶ長丁場の戦いをEDGが制し、Worlds 2021の頂点に君臨しました。

試合後のインタビューに応じるJiejie選手

全てが報われた

優勝を決めたEDGは配信上のインタビューに応じました。Meiko選手は「2015年からEDGに入って苦しいこともたくさん経験した。だけど今回のWorlds 2021の優勝で全てが報われた。それぐらい価値のある一戦だった」と喜びを語りました。Jiejie選手は「SpringシーズンからとにかくたくさんのBO5をこなしてきた。もちろん練習もたくさんやってきたし、チームメイトも最大限の力を発揮してくれた」と仲間をたたえました。

また、各地域のキャスターやジャーナリストらの投票により選出されるMVPにはScout選手が輝きました。「この瞬間を待ち望んでいた世界中のファンの皆さんに感謝します。(韓国・T1の)Faker選手のリベンジができてよかった」と述べました。

MVPに選ばれたScout選手

日本代表DFMは16強

Worlds 2021はまず、下位シード10チームがAとBの2グループに分かれてのプレイインステージからスタート。日本の国内リーグ「League of Legends Japan League」(LJL)を代表して出場したDetonatioN FocusMe(DFM)はBグループ1位となり、LJL史上初の16強となるグループステージ進出を決めました。

グループステージはこのほかに上位シードチームを加えて、4グループに分かれて実施。DFMはグループBに入り、EDGを含む3チームと2試合ずつを戦いました。DFMは6戦全敗でした。その後、8強によるトーナメント形式の「ノックアウトステージ」によって優勝が争われました。