「VLAORANT」の公式大会「VALORANT Champions Tour(VCT)」のシーズンを締めくくる世界大会「VCT Champions」への出場権を懸けた大会「VCT APAC-ラストチャンス予選(APAC LCQ)」のグランドファイナルが、17日(Day7)に行われました。日本から出場しているNortheption(NTH)=@northeption=は約5時間半の接戦の末、Upperファイナルでも対戦したタイのFull Sense(FS)に惜敗して準優勝。あと一歩のところでVCT Championsへの切符を逃しました。

GAMEクロスでは試合直後にNTHの大黒柱であるTENNN選手(@tenhakyou)にインタビュー。グランドファイナルでの激戦を振り返ってもらいました。

動きが読まれていると感じたFull Sense戦

NortheptionとFull Senseの選手たち。TENNN選手は左チームの一番右

――VCT Championsへの切符は惜しくも逃しましたが、試合内容はどれも素晴らしいものでした。今回のLCQの中で最も印象に残った試合はどれですか?

やはりFSとの決勝(グランドファイナル)です。試合直後の(配信上の)インタビューでも触れましたが、準決勝と決勝では本当に別物でした。相手に自分の動きが読まれている感じがしましたし、積極的に撃ち合いを仕掛けられ、抑えられてしまった印象があります。

――決勝でのFS戦はどのマップも接戦でしたが、FSが優れていていると感じた部分はどこですか?

フィジカル(撃ち合い)がずば抜けていると感じました。しかも、マップコントロールも上手かったです。FSに対しては準決勝(Upperファイナル)では勝てましたが、決勝では明らかに対策をしてきてて、別物のような相手でした。

――とはいえ大会を通して見ると、NTHもフィジカルが非常に強い印象を受けました。NTHは今大会に向けてどういった準備をしてきましたか?

前回のVCT ChallengersでZETA DIVISIONと戦ったとき、上手く撃ち合えなかった経験がありました。相手のペースに飲み込まれてしまい、弱気になってしまったのが原因でした。その敗北を糧にして反省し、今回はどの試合も強気でいくことを意識していました。その反省はうまく生かせたと思っています。

負けていても「大丈夫、大丈夫」

味方のカバーで敵を倒すTENNN選手

――NTHは全試合を通して逆転が非常に多かった印象があります。負けている時はどういう雰囲気なのでしょうか?

スコアは全く気にせず、自分たちのプレイをすることだけに集中しています。あと1本でマップを取られる状況でも「大丈夫、大丈夫」と声をかけあい、VC(ボイスチャット)も普段とあまり変わりませんね。

――大会中のVCはどういう感じでしょうか?

いい意味でうるさいですね(笑)。全員がショットコーラーみたいな感じなので。

――ほぼ全ての試合においてTENNN選手は信じられないような見せ場を作っていました。スーパープレイを生み出せる要因は何でしょうか。

僕はこの大会のためにフィジカルを集中して強化してきました。特にレイズは積極的に撃ち合いに行くキャラだと思ってプレイしています。大切なのは「自信と気合」です。

コミュニケーションエラー減らせれば勝てる

アイスボックスの1on1を制するTENNN選手

――本大会は確かに負けてしまいましたが、大きな手応えはあったかと思います。チームの課題や個人の課題などで何かしら見えてきたものはありましたか。

見えてはいます。ちょっとしたミスを改善するだけだと思っています。たとえばセットアップして、スモークを入れてフラッシュも入れて「行こう!」ってタイミングで1テンポ早く、もしくは遅く行っちゃうことがあって。そういうコミュニケーションエラーを減らせれば勝てたと思いますし、もっと強くなれると感じました。

――最後に、来年に向けての意気込みをお願いします。

今回は負けたので、来年は勝ちます。絶対に勝ちます。APACでも勝つし、その上の世界大会でも勝てるくらいの実力をつけてきます。

世界大会は12月、ベルリンにて開催

シーズンを締めくくる「VCT Champions」はドイツ・ベルリンにて12月1~12日(現地時間)に開催予定。今回優勝したFSを含めた16チームが、世界各地から集結します。

VCT Championsには、日本のCrazy Raccoon(@crazyraccoon406)が出場します。