「VLAORANT」の公式大会「VALORANT Champions Tour(VCT)」のシーズンを締めくくる世界大会「VCT Champions」への出場権を懸けた大会「VCT APAC-ラストチャンス予選(APAC LCQ)」で17日(Day7)、グランドファイナルが行われました。

日本から出場しているNortheption(NTH)=@northeption=は、Upperファイナルでも対戦したタイのFull Sense(FS)と再戦。NTHは約5時間半の大接戦の後、惜しくも敗れて準優勝となりました。

タイのチームと再戦、惜しくも敗れる

FSはAPAC LCQで日本のREJECTを下してUpperブラケットを勝ち抜いてきましたが、UpperファイナルでNTHに敗れてLowerブラケットに。Lowerブラケットではファイナルで韓国のDWG KIAに勝ったため、グランドファイナルではNTHとの再戦となりました。なお、APAC LCQではグランドファイナルのみBo5(5マップマッチ)となります。

1マップ目のアセントはFSの出だしがよく、NTHは5-7と少し不利なっ状況で折り返し。攻守交代後はNTHが4連続でラウンドを取得して逆転し、後半は相手に2ラウンドしか許さず13-9で1マップ目を取ります。

アイスボックスがピックされた2マップ目、NTHはFSの勢いに押されて2-10と大差をつけられて前半を終えます。後半も2ラウンド連続で取られてしまい2-12とマッチポイントまで迫られますが、持ち前の「逆転力」を見せて怒涛の追い上げ。10ラウンド連続取得で11-12まで持ち直します。しかし最後はFSが落ち着いて防衛、NTHは2マップ目を落としてマップカウントは1-1となりました。

3マップ目はバインド。NTHは5-7と、またしてもやや押されて折返します。後半はNTHが勢いを取り戻して11-9まで追い込みますが、今度はFMも粘って11-12でマッチポイントに。NTHが負けじとラウンドを取ってオーバータイムに突入してからは一進一退の攻防が続き、ようやくNTHが18-16とFSに2ポイント差をつけてマップを取得。世界大会に王手をかけます。

落ち着いてFull SenseのPTC選手をキルして3マップ目を取得したNortheption

4マップ目、スプリットでもNTHは立ち上がりのラウンドを連続で取られ0-4でのスタートに。前半5-5まで持ち直しすものの、この試合で3度目となる5-7での折返し。NTHも今回は勢いを取り戻せず、FSのPTC選手やJohnOlsen選手らのフィジカルにわずか届かない展開が続いて7-13でマップを落とし、第5マップまでもつれ込みます。

グランドファイナル最後のマップはヘイブン。5マップ目にして、NTHは7-5と今回初めてラウンド有利を作って折り返します。ただ後半はFS優勢で進み、NTHは8-12と追い詰められました。最後はNTHのTENNN選手が1人残り、FSのJohnOlsen選手、LAMMYSNAX選手相手に1vs2を強いられ惜しくもラウンドを落とし、NTHはマップカウント2-3で惜敗しました。

△優勝し、世界大会出場を決めた際のFull Senseの選手たち

試合直後のインタビューでNTHのAstell選手は「決勝(グランドファイナル)まで全部勝ってきて、昨日も勝てるようにずっと練習してきたので悔しいです」とコメント。TENNN選手やSugarZ3ro選手は「2日前に戦ったときよりもFSが強く感じた」と口をそろえ、特にFSにもマークされていたTENNN選手は「自分の動きが読まれている感じがして、難しかった」と語りました。

配信後のGAMEクロスの取材に対しTENNN選手は「来年は勝つ。APACも世界も、絶対勝つ」と述べ、闘志を燃やしている様子でした。オンラインながら公式大会の国際戦という大舞台を経験したNTHの来シーズンの活躍に、期待が高まります。

世界大会は12月、ベルリンにて開催

シーズンを締めくくる「VCT Champions」はドイツ・ベルリンにて12月1~12日(現地時間)に開催予定。今回優勝したFSを含めた16チームが、世界各地から集結します。

VCT Championsには、日本のCrazy Raccoon(@crazyraccoon406)が出場します。