アイスランド・レイキャビクで開催中の「リーグ・オブ・レジェンド(LoL)」の国際大会「2021 League of Legends World Championship」(Worlds 2021)は日本時間16日夜~17日未明、グループステージ5日目(Day 5)が行われました。日本の国内リーグ「League of Legends Japan League」(LJL)を代表して出場しているDetonatioN FocusMe(DFM)はEDward Gaming(EDG)、100 Thieves(100T)、T1に相次いで敗れました。3連戦の直後、GAMEクロスはDFMのジャングル(JG)・Steal選手にオンラインでインタビュー。グループステージを0勝6敗でWorlds 2021が敗退となった悔しさと今後への思いを聞きました。

■Worlds 2021の配信 ライアットゲームズ公式チャンネル

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長年の夢、グループステージの舞台

T1戦のドラフトに臨むSteal選手

――Worlds 2021は当初どのような目標を持って挑みましたか?

(LJLで)Rascal Jesterに勝ってWorldsへの進出が決まってからは、グループステージに行くことが目標でした。でもプレイインステージでCloud9に勝ち、グループステージに出ることになると欲張って目標がどんどん上がり、次第にトップを狙うようになりました。

――グループステージに進出できたことはどう受け止めましたか?

めちゃくちゃ嬉しかったです。プレイインステージは過去に経験していましたが、肝心のグループステージは進出できずにいました。今年は長年の夢が叶ったのでとても嬉しかったです。

――グループステージで試合を迎えるにあたってどのように対策を練りましたか?

1日目から3日目は「僕たちがやってきたものをそのままやろう」というイメージでしたね。今日はとにかく1勝が欲しかったこともあり、グループステージのメタに合わせて変則的なピックを幾つか用意しました。

100T戦のバックドア 冷静さが足りなかった

敗戦後、会場を後にするSteal選手

――グループステージDay 5の100T戦(16日)の終盤、バックドアを実行した意図について教えてください。

僕たちはインヒビターを2個取っていて、100Tのベース内にはネクサスしか残っていなかった。その状態でバロンとエルダードラゴンが同時に出現したのですが、バックドアを実行するにあたって冷静さが足りませんでした。バロンに触って相手をおびき寄せるタイミングも甘かったので、もう少し細かく調整できていたらあのバックドアは成功したと思います。

――バックドア失敗の原因はメンバー間のコミュニケーションエラーが大きかったのでしょうか。

グループステージに上がってから勝ち方に焦っていたんだと思います。僕もコール(味方に指示を出す)ができていなかったし、陽動やテレポート発動のベストタイミングを見出すことができなかった。なので失敗に終わったんだと思います。

――T1戦で「シャコ」をピックした意図について教えてください。

グループステージは「普通にプレイしていても勝てない」と実感していたんです。3日目を終えたタイミングで2日間空いたこともあり、残された準備期間をつかって変則ピックを探そうとチャレンジしました。公式戦だとLJL以来だから約3ヶ月ぶりに出すことになりましたね。

メンタル面の改善が課題

試合開始直前のDFM

――Worlds 2021は厳しい結果で終わりましたが、DFMの改善点は見えましたか?

プレイインステージとグループステージで色々な違いがありました。各チームのプレイヤーレベル、流行しているメタ……。現時点ではどこをどんな風に改善すれば良いのか正直まだ分かりません。

しかし、それ以外であれば「メンタルの改善」が重要です。LoLはプレイヤーの心理状態が勝敗に直結するメンタルゲーム。僕自身も今日は調子が良くなかった。だからこそ、メンタルを整えることが大きな改善点ではないでしょうか。

――Steal選手にとってWorlds 2021はどんな大会でしたか?

実際にプレイインステージ突破まではすごく嬉しかった。だけどグループステージでこのような形で終わってしまい、今は悲しい気持ちですね。ファンの方々に良い姿を見せたかっただけに残念です。

さらに高みをめざして

T1戦のドラフトに臨むDFM

――声援を送っていた日本のファンに向けて一言お願いします。

グループステージで結果を出したかったけど叶わずに申し訳ないです。いつも遅い時間まで応援してくれた皆さん、本当にありがとうございました。でも今回グループステージまで上がれたということは、次のWorldsでもプレイインステージを突破できる機会は十分あると思います。次のグループステージはまず1勝、で終わらず、もっと上をめざしたいですね。

――DFMの功績は日本におけるLoLの歴史を変えました。

歴史を変えたことは純粋に嬉しいです。僕たちはさらに上を狙えると思いますし、頂点を目標にこれからも頑張りたいです。

LJL史上初の16強入りを果たしたDFM

Worlds 2021はまず、下位シード10チームがAとBの2グループに分かれてのプレイインステージからスタート。DFMはBグループ1位となり、LJL史上初の16強となるグループステージ進出を決めました。

グループステージはこのほかに上位のシードチームを加えて、4グループに分かれて実施。DFMはグループBに入り、3チームと2試合ずつを戦いました。

DFMの戦績

<プレイインステージ>※日付は試合開始時点の日本時間
10月5日 ○Unicorns of Love
10月5日 ●Cloud9
10月6日 ○Galatasaray Esports
10月7日 ○Beyond Gaming
10月7日 ○Cloud9

<グループステージ>
10月11日 ●T1
10月12日 ●100 Thieves
10月13日 ●EDward Gaming
10月16日 ●EDward Gaming
10月16日 ●100 Thieves
10月16日 ●T1

グループステージは2チームずつが勝ち抜けます。今後、最後に8強によるトーナメント形式の「ノックアウトステージ」によってチャンピオンが決まります。

DFM-100Tのドラフト