「東京ゲームショウ2021 オンライン」のオフライン会場に行ってきました

秋といえば……そう、東京ゲームショウ(以下、TGS)だね。2020年は突如吹き荒れたコロナ禍によってオンラインだけの開催となった本イベントだけども、今年はメディア・インフルエンサーのみの参加ながらオフラインでも開催。幕張メッセにTGSが帰ってきたよ。やったね。

今回はGAMEクロスから「TGSの取材行ってみる?」と言われたので「えぇ~、じゃあせっかくだから行きます」と曖昧な返事をしたマシーナリーとも子も見てきました。久々のTGS、っていうかこういうオフラインイベントすら久々! 見本市とか商談会とかを冷やかすのが密かな趣味で、普段からフードショーとかロボットショーとか見に行ってた私は大興奮で幕張メッセに赴いた。イベントの空気、吸うぞ~!

いつもは来場者でいっぱいになってた国際会議場前、閑散! どうした!

開場直前、朝9時50分の幕張メッセに着い……あれ!? なんか人口密度、低くない? 物音とか気配とか全然しない。

いつもは待ち合わせしてるメディアとかでごった返してる中央エントランス、閑散! メディアは来てるんじゃないの!?

中央エントランスの赤い屋根んとこ来てもぜんぜん人類ちゃんたちがいない! このまま仮面ライダーのロケやれそうなくらいだけど、え? ホントにTGSやってる?

これはイベントやってないわ(確信)

とはいえ中に入ったら受付とかそれを待つ人類でごった返ししているだろう……と思ったらこれなのでひっくり返ってしまった。幕張メッセ開催のイベントに行ったことがある人にならこの写真の異質さが伝わるのではないでしょうか。

いつものTGSなら赤い屋根のところに広告が張り出されていたんだよな(写真は東京ゲームショウ2019のときのもの)

それもそのはず今回のTGSは7・8ホールのみでの開催! しかも7ホールは半分しか使っていない。過去最小の規模となっていたんだわ。一般参加は無しとはいえ、この思い切った形での開催は驚いた。

今回のマップはこんなカンジ。折り目は気にするな! ホール7の使用スペースに展示用ブースはなく、控え室やスタジオが設営されていた
参考としてこちらはTGS2019での会場マップ。全11ホールと幕張メッセをまるごと使う大スケール。時勢とはいえ、わずか2年でこの変化はすごい(画像は公式サイトより)
TGS2019の風景。会場内が薄暗くてわかりづらいかもしれないが、写真に入りきらないほどブースは多く、活気に満ちていた
この写真に入ってる部分が今年のTGSオフラインのすべてです。すげえぜ

で、中に入ると上の写真みたいな景色が見える。ウオーッ! 照明が明るい! 天上から派手なバルーンとか吊り下げられてない! なによりTGSなのに会場が一望できる! こんなのすぐ見終わっちゃうのでは!?

でもなんだかんだでめちゃ遊んでしまいました。気づいたら7時間滞在してて疲れた……。今までのTGSって試遊台に行列ができてたら「じゃあいいや……そんな並ぶならいいや……」って私はなりがちだったんだけど、今回は予約すれば割りとスルーッと遊べるのでいろいろと遊べたのよね。というわけで今回はオフライン会場でのレポをお届けします。

ちなみに「東京ゲームショウ2021 オンライン」と題している通り、オンライン上での施策も充実。今年はVR会場も設置されていました。こちらも軽く紹介しておきましょ。

こちらがVR会場。VR機器を用いればスゴイ臨場感を得られる! ……ハズなんだけど当方VR機器未所持のため、デスクトップアプリにて鑑賞

VR会場はVR環境を生かして幕張メッセには置けないような巨大な展示物や、アイテムの収拾要素といったゲーム要素を盛り込んでいたり、ゲーム公式アバターを購入・使用したりできるのが特徴。反面、ゲームは動画視聴がメインになっており、TGSの一番の目玉である「試遊」ができないのはちょっと残念に感じたかな。TGSに合わせて各プラットフォームで体験版を公開していたけど、VR会場で楽しめたらもっと良かったなと思う。そりゃ現段階ではムリがあるんだろうけども。これも今後クラウドゲーミングがもっと発達したらできるようになってくるのかな~。

あとこれも技術的制約で仕方ない面というのは重々承知なんだけど、ひとつのワールドにつき入場できるのが10名というのも、ちと会場がガランとしてて寂しかったかな……。もちろん人ごみは大嫌いなんだけど、お祭りの場が閑散として見えてしまうのは寂しいみたいな二律背反がある。何だろう、こう、しっかりした会場だからこそワイワイした賑やかさがないと、若干の不気味さみたいなものを覚えるというか……。わがままなのはわかっとるんだけども。

VR会場は良くも悪くもリアル会場の代替ではなく、別のコンテンツ、あるいは拡張会場というような感じがしたね。逆にいえば今後情勢が落ち着いても遠方のゲーマーのためにこういう取り組みはあってもいい気がするよね。

それはそれとして、デカい展示物が並ぶオフラインの様子はまた見たい

オフライン会場内の気になったもの

ここからはオフライン会場で気になったものや遊んだゲームをピックアップして紹介。

Hypergryph

会場入りして真っ先に目についたのは「アークナイツ」の開発元としても知られるHypergryph。こちらではスマートフォン用買い切り型RPG「エクスアストリス」を出展。かなり力が入ってるようで今回のTGSの広告枠もほとんどが「エクスアストリス」だった。

幕張メッセに行く途中、まず目に入るのが「エクスアストリス」のノボリだし……
正面広場にある大広告スペースもTGSではなく「エクスアストリス」の広告が張られる力の入れよう

展示スペースでは試遊台は無く、ゲームの世界観を再現した撮影スペースを用意。右に置かれた黒い物体はゲームに登場するバイクで、乗ることもできたらしいんだけど恥ずかしーから断っちゃった。

広告をあれだけ置いて、スペースも広めに取ってるのに使い方が超贅沢! な感じもするけど却って従来のTGSっぽさも感じないでもないのがおもしろかったな。本作のプレイ動画はこちら。

「エクスアストリス」初回ゲームプレイ動画

SNK

SNKブースでは、ヘタの横好きながらシリーズ大好きなので楽しみにしてた「THE KING OF FIGHTERS XV」を試遊できたので30分くらいがっつり楽しんできたぜ!

大好きなクーラ・ダイアモンドちゃんが本原稿執筆中ではまだ参戦決定してないのでやきもきしてたんだけど、完全新規キャラの「イスラ」が予想外にかわいくて試遊ではこの子ばっかり使ってたな。かわいいツラしてふつうのジャンプ強キックが百合折りみたいなめくり専用技だったり、使っていておもしろいキャラだった。

KOF XV|ISLA|Trailer

バンダイナムコエンターテインメント

バンダイナムコエンターテインメントのブースではこりゃ幸いとばかりに「スーパーロボット大戦30」「アイドルマスター スターリットシーズン」「ファーミングシミュレーター 22」を試遊。eスポーツ関係ないタイトルが多いけど、ふつうに楽しませていただきました。

レベルファイブ

レベルファイブブースではついに、マジでついに展開が開始した「メガトン級ムサシ」の試遊と展示が。2016年発表だからリリースまで5年か! 長かったねえ。

タイミング合わず試遊はできなかった! 残念!

オモチャ好きとしては大変に惹かれたバンダイ製の完成品トイ。ボーイズトイ系の商品だからか「赤バンダイ」からの商品化なんスね。もう受注開始してら。カッチョいい!

イケア・ジャパン

IKEAもASUSのブランド「ROG」とコラボして初出展。ウチもこんなにゲーミング家具あるで! とアピールしてました。

しかし何よりもIKEAのいつものブルーバッグをもらえたのがうれしかった。ただでさえイベント会場において手提げ袋という存在はめちゃめちゃ助かるというのに、そのうえIKEAのアレですよ。うれしすぎ。なぜか中にはカップラーメンも入っており、大変良かったです。

サメもいたよ

ASUS JAPAN

その隣にあったASUSブースではガンダムとのコラボグッズなどを展示。ガンダム色の無線LANルーターが笑えて良い。たしかにこのテの無線LANルーターってロボットみたいだねってなるもんな。ワハハ。

でもなぜか試遊ゲームとして入ってるのはガンダム関係じゃなくてApexだったぜ! そこはガンオンじゃないんだ!?

ハピネット

興奮したのはハピネットブースに展示されていた「EGRETⅡ mini(イーグレットツー ミニ)」。ここ数年なにかと見かけるミニ筐体系のアイテムなんだがコイツのすごいところは……

画面を回転させて横画面から縦画面へとチェンジできる変形ギミックがあること! す、すげ~~! めちゃめちゃおもしろいしミニ筐体なことをキチンと生かしているッッ! これで縦スクロールシューティングも楽しく遊べるじゃねえか!

液晶については世の中にあるのが16:9のものばかりなので今回、4:3のものを特注で作ったとのこと。は~んなるほどそういう悩みもあるのねえ。

別売りオプションとしてトラックボール&パドルコントローラーも用意されてるので「サイバリオン」がゲーセンさながらの環境で遊べるのにも興奮した。

ゲーム以外のいろいろ

そのほかゲーム以外のものも紹介。
今回はオンライン開催へ割いてるカロリー大きめ、ということで会場内には3つのクロマキースタジオを用意して、YouTube配信などに使われてました。配信、連日24時までやってたんだけどみんな日が変わるまでメッセのホール内にいたんだろうか……。

今回はメディアのほか、インフルエンサーも入場可能。YouTubeとかSNSのフォロワー数3万人以上で申し込めるんだってさ。マシーナリーとも子はメディアで来たし3万人はいないのでラウンジ入れませんでしたが……。

中ではモンエナが飲めたり置かれたゲームで対戦できたりしたらしい。ウオー! なんかいいな! 空港の高いカードじゃないと入れないラウンジみたいでよ! 次回は入れるようにします。見てろ。

やっぱ試遊はめちゃテンション上がる

というわけで1日のみの参加ながら時間いっぱい、好き勝手楽しんできましたわよ。当初の「これだけ!?」と思った印象以上に楽しんでしまった。しまったけどやっぱりこの「ほぼ商談会」みたいな状態は寂しいっちゃ寂しいやね。

やっぱTGSって一般参加者がわんさか来て好き勝手言ったり新作発表やトークショーでウオー言ったり対戦会が盛り上がったりしてて「みんな……やっとるな!」みたいになってるのがいいみたいなところもあるし。まぁ〜でも全部「時勢が悪い!」としか言いようがないから仕方ないんだけども……。

あとこういう状況になって、そもそもオフラインイベントへの注目度が若干下がりつつあるような気もしたな。他の、たとえばホビー系のイベントとかでもそうだけど「え! 今日あのイベントやってるんだ。知らなかった〜」的な反応をよく見るようになったし、こういう場での発表よりもSNSに流れてくる新作発表ツイートとかYouTubeのPV見てワーッてなるパターンの方が多いよな。

それがいいことなのか悪いことなのかはわからないし物事ってのは姿を変えていくもんだから「また昔のTGSみたいなのが開催されるといいな〜」と思うことが正しいことなのかそうでもないのかすらもわかんない。ただやっぱりTGSって「会場に行けば新作ゲーム遊べるじゃん!!!!」」のワクワク度がすごいので今後も続けて欲しいよね。それこそVRのとこでも言ったけど今後もしかしたらVR上で遊べるようになるとかもできるようになるかもしれないし。

がんばれ技術革新。2045年から来たサイボーグも応援しています。