音ゲー第一人者DOLCE.とプロセカ初代優勝&準優勝コンビがチームを組んだ 世代を超えて奏でたリズム

2020年9月30日からサービスを開始したリズム&アドベンチャーゲーム「プロジェクトセカイ カラフルステージ! feat. 初音ミク」。「プロセカ」の愛称で親しまれてきたゲームの1周年を記念したイベント「プロジェクトセカイアニバーサリーフェスタ2021」が9月25~26日、千葉・幕張メッセとオンライン上で開かれました。
25日に行われたステージ企画「プロジェクトセカイ スペシャルチームマッチ2021」では、プロセカを愛する面々が、キャストチーム・VTuberチーム・クリエイターチーム・音ゲーマーチーム・松丸チームの5チームに分かれて参加。スコア対決・フルコンボチャレンジ・ガチ団体戦の3つで対戦しました。
「音ゲーマーチーム」として出場したのは、音ゲーの第一人者・DOLCE.さん(@dolce_iwate)、公式大会「RAGE プロジェクトセカイ 2020 Winter powered by
AQUOS 」を制し、プロセカの「初代王者」である瑠璃選手(@rurichang_38M)、準優勝のHPS選手(@nkqsh_hxpos1210)。この3人に、試合直後にスペシャルチームマッチの感想やプロセカの魅力を聞きました。
――スペシャルマッチ出場お疲れ様でした!まずは出場されたご感想をお聞かせください。
DOLCE. 1周年を記念するイベントに呼んでいただけてすごくうれしかった。「とにかく楽しもう」という気持ちでプレイしました。ただ、音ゲーマーチームはなにぶん条件が難しかったですね。事前にかなり練習しましたが、結果的に足を引っ張る形になってしまい、申し訳なかったです。ただ順位は最後でしたが、フルコンボチャレンジで「Beat Eater」の「AP」を出せたのはここ最近で一番びっくりする出来事でした。一生忘れられないと思います。
※音ゲーマーチームは全曲MASTERでプレイし、フルコンボチャレンジはAP(オールパーフェクト)縛り。
瑠璃 チームメートはDOLCE.さん、HPSくん、周りのチームの方々も豪華。こんなところに呼んでいただいてうれしい限りです。試合には正直なところ最初は「絶対に負けない」と言う気持ちで臨んだのですが、他のチームも応援したくなってしまって。他のチームの方がフルコンを達成したときは涙がでるくらい感動してしまいました。
HPS 豪華なメンツの中で自分も呼んでもらえて「自分なんかが出場してもいいのか」と思っていました。緊張でいつも通りの実力が出せないので、もったいないと思うこともありましたが、フルコンボ勝負では1位が取れた時は本当にうれしかった。楽しい戦いでしたし、機会があればまたやってみたいです。
スペシャルマッチお疲れ様でした!!!チームメイトの2人には本当に迷惑かけまくりで申し訳なかったのですが、フルコンボ(AP)チャレンジのラス1でなんとか魂見せられたのではないかと思います...!!!一生忘れられないオールパーフェクトです。ありがとうございました!!!!!#プロセカ #セカフェス
— dolce_iwate (@dolce_iwate) September 25, 2021
――チームでの出場でしたが、3人のご関係は?
DOLCE. TwitterやYouTubeの配信でやりとりはあったのですが、3人での顔合わせは今日が初めてでした。なので、チームメンバーが発表された瞬間はびっくりしましたし、スペシャルマッチに向けての練習は各メンバーがおのおの、という状況でしたね。
――DOLCE.さんといえば音ゲー界の第一人者。瑠璃さんとHPSさんはDOLCE.さんと一緒にプレイされて、どのような気持ちでしたか。
瑠璃 信じられないですね、一緒のチームでやれるなんて。
HPS 前々から知っている方だったので、本当に驚きました。こんな方と一緒に出来るなんて。光栄でしたし、うれしかったです。
DOLCE. いやいや、僕の方が恐れ多いくらいですよ。
――DOLCE.さんから見て、若いお二人の印象は。
DOLCE. やっぱりフレッシュ(笑)。そして、若いけれど、ゲームの取り組み方はガチ。直前の練習でも、独自の運指を研究したり、細かいところを全部対策したりしていました。
プロセカ自体、若いプレイヤーが多く、彼らと近い年代で同じような水準のプレイヤーも多い。未来があるゲームだと、今回スペシャルマッチに出場してみて改めて感じましたね。
――みなさん数々の音楽ゲームをプレイされてきたかと思いますが「プロセカ」にしかない魅力、他の音ゲーとの違いとは何でしょうか。
瑠璃 他のゲームでもボーカロイドコラボ自体はあるのですが、プロセカのようにストーリーにぐいぐい絡んでくるものはなかった。楽曲もボーカロイドが中心、ボーカロイドとキャラクター、キャラクターだけのものが聞けるなどと幅が広い。誰でも好きになれる要素があるゲームだと思います。がっつりメインストーリーを進めるだけでも楽しいですし、もちろん音ゲー目線でも楽しめます。
――音ゲーとしての魅力、楽しめる点はどのようなものがありますか?
DOLCE. 楽曲のクオリティーが高いだけでなく、譜面も例えば曲の歌詞にあわせたものが降ってきたりと、独特なものが多い。見ていて面白いんです。だから低難易度の曲でも楽しめるものがある。
昔からやっている音楽ゲームは、シンプルに攻略難度が上がっていくタイプのものが多い。その中で、プロセカは違った魅力を持つタイトルだと思います。
――今後に向けて、お互いにエールをお願いします。
DOLCE. せっかくの機会ですし、今後も何か一緒にやっていきたい。プロセカ界隈からすると、離れた世界から来ている人間ですが、仲良くしてくれたらうれしいですね。
瑠璃 いま言って下さったことが本当にうれしい。これからもよろしくお願いします。
HPS DOLCE.さんと共演できて本当にうれしかったです。これからも「BEMANI」(beatmania)を頑張ってほしいですし、若い世代がプレイしているようないろいろな音ゲーにも触ってほしいと思っています。
DOLCE. ありがとうございます。いろんなことやります。
一同 (笑)。
(文・小林たかし)