出会いは「SuperLite1500シリーズ The Tetris」

私がテトリスに出会ったのは、幼稚園生の頃。叔母さんの家にあった「SuperLite1500シリーズ The Tetris」。2000年にサクセスから発売されたPlayStation用のソフトである。

幼稚園の頃はテトリスとぷよぷよをよくプレイしていた。まさか「‎‎ぷよぷよテトリス」というゲームが発売されるなんて……。当時は夢にも思っていなかった。

幼いころから、母親や叔母さんとパズルゲームで戦ってきた私。1人でコツコツと記録更新を狙ったり(最後の方はテトリミノ=ブロックが落ちてくる速度と戦っていた)、ガラケーでテトリスをやっていたりした時期もある。

1人で、1vs1で戦っていた時代から、今や最大99人でバトルできるようになった。誕生から37年経った今でも99人がオンラインですぐに集まっていることに、テトリスプレイヤーたちの熱量の高さが伺える。

テトリスが上手くなくても「テトリス 99」は楽しめる

改めて「テトリス 99」が今までのテトリスと何が違うのかというと、オンライン対戦ゲームで最大99人と対戦ができること。最後の1人になるまで対戦が続くバトルロイヤル形式で、99人の頂点「テト1(テトワン)」を目指すゲームだ。

もちろん、猛者がそろう中でテトリミノをただ消しているだけではテト1は目指せない。私のようなTスピンもできないプレイヤーであればなおさら「戦略」が必要である。そこで私なりに、テトリスが上手じゃなくても! Tスピンができなくても! すぐにKOされず、上位に残る方法を編み出した。

「テトリス 99」はいわゆる「お邪魔テトリミノ」を相手フィールドに送り込むことで対戦相手を「攻撃」することができる。その攻撃により他のプレイヤーをKOすると「バッジ」を獲得でき、バッジを2個獲得すると攻撃力が25%UP、バッジ6個で50%UPと、バッジが増えれば増えるほど相手にお邪魔テトリミノを送る量が増えるくシステムだ。

よって、テト1を目指すなら「いかに効率よくバッジを手に入れるか」が鍵になるのだが……私はテト1ではなく上位に食い込むことを目指し「いかにして自分がKOされないように立ち回るか」に重点を置くようにしている。

そこで重要なのが「戦法」だ。「テトリス 99」では、下記対戦中4つの戦法を切り替えて攻撃パターンを変更し戦っていく(公式ページから引用)。

  • とどめうち:ゲームオーバーになりそうな相手をねらう
  • バッジねらい:バッジを多く持っている相手をねらう
  • カウンター:自分をねらっている相手に攻撃を仕掛ける
  • ランダム:対戦相手をランダムで攻撃する

これらの切り替えのタイミングこそが、上位に残り、長くプレイするコツなのである。

何度も言うが、ここからご紹介していくのは「テト1」を取りに行く戦略ではない。あくまで上手くない私が上位に残れるように実践している方法を紹介できればと思う。

基本は「カウンター」

開始時は「カウンター」に

まず、戦法は「カウンター」に設定しておく。「カウンター」とは先述の通り、自分を狙っている全ての相手を攻撃する戦法である。自分を狙っている人数が多ければ多いほど自分の攻撃力がアップする仕組みなので、複数人に狙われているピンチをチャンスに変えられる。

カウンターで4人に攻撃した場面

ただ、こちらがカウンターで攻撃した相手が「カウンター」に設定した場合は、自分か相手かどちらかがKOするまで戦いが続く。実質1on1と変わらない状況になるのだ。こうなったときに意識しておきたいのが、そのカウンターの相手が強いのか弱いのか瞬時に見極めること。たくさんのお邪魔テトリミノが送られてきて「一気にKOされそう」と思ったとき……すぐにその人との戦いから逃げる勇気、逃げる強さが必要である。

私が「テトリス 99」をプレイしはじめた当初は「逃げるなんて恥! 絶対仕留めてみせる!」だなんて意気込んでいたが、勝てないものは勝てない。今では対戦相手が私より強いと判断した場合、すぐに逃げることを選択するようになった。

序盤でKOされては長くプレイできない! そう、私はこの「テトリス 99」を「より長く楽しむ」ことだけを目標としているのだ。

強い敵から逃げる勇気

さて、「逃げる」のが具体的にどういうことかというと、作戦を「カウンター」から「ランダム」に変えること。「ランダム」は文字通り攻撃がランダムに分散するのでバッジを入手しづらくなるが、相手からのカウンター攻撃を受けにくい作戦である。

よって、たくさんのお邪魔テトリミノが送られてきたら、反撃せずに「ランダム」に変更し、相手のカウンター攻撃から逃げる。一騎打ちの状態からすぐさま脱却することが先決だ。

ちなみに他の戦法「とどめうち」だが、ピンチに陥った相手をねらっていくのでKOがとりやすく、バッジも集めやすい。ただ……「バッジ狙い」に狙われる可能性が高くなる。

「バッジ狙い」はバッジを多く持っている相手ををねらい、倒した相手が持っているバッジを全て手に入れられる。一気にたくさんのバッジを獲得できる戦法だが、バッジを持っているプレイヤーはもうすでに誰かをKOしているわけなので、強者が多い。初心者さんは容易に手を出さない方が身のためだろう(笑)。

よって私は自分の実力を過信せず、相手の強さを見極め戦い、時に勇気ある「逃げ」を選択しているのだ。

積み方でも背伸びしない

作戦以外に私が気をつけているのは、平らにテトリミノを積んでいくこと。一時期は「REN(※)を狙った方がこのゲームは攻撃力が上がるから!」と一気に消せるよう、あえてテトリミノをためたりしていたが、結果、最後の高速落ちで詰んでしまうことが多かった。

※連続してラインを消すこと。「連鎖」「コンボ」に近い意味。

まずは基本に忠実に平らに積んでいき、お邪魔テトリミノが来てもすぐに対処できるようにしておくことが大切である。そして、お邪魔テトリミノはいち早く消すことが上位に残るカギだと思う。

私はこのように自分の実力を把握し、戦法を変えていくことで上位(10位以内)に入りこめるようになってきた。ただ何度も言うように、これは「テト1」を掴み取る戦略ではない。上位まで残って長く「テトリス 99」をプレイして鍛錬を重ね、私は次のステップへと上がっていきたい。

私はいつも「5位以内に入るまで終われま10」と……勝手に自分で縛りをつけて「テトリス 99」をプレイしている。目標を掲げることで「最後にあのミスがなければー!」「あの時Iテトリミノ(水色)を残しておけばー!」と自分の何がダメだったのか、ミスが明確に分かる。そして「次こそは!」と燃え、時間を忘れて楽しんでしまうのだ。

これが「Nintendo Switch Online」加入者なら基本無料で楽しめるのだから、プレイしない手はない。

「好きな配信者と一緒にプレイ」も!

パスワードを入力しないと入れないマッチを作れる

最後に、私が個人的に気に入っている「パスワードマッチ」の話もしておきたい。フレンド申請をしなくても、パスワードさえ入力すれば簡単にプライベートマッチに参加できるのだ。たとえば憧れの配信者さんの「視聴者参加型」配信にも、簡単に参加できる。

最大99人が一緒にプレイできるため、自分の他に誰か入りたい人がいるかな……? なんて遠慮もいらない。そこがまたいい!

99人のテトリスバトルロイヤル。いつか「テト1」になれるよう、これからも鍛錬していきたい!

【著者紹介】三浦優奈

みうら・ゆうな ラジオパーソナリティー/リポーター。ファイナルファンタジーXIVから本格的にゲーミング機器を集め出し、東京・名古屋の二重生活では3キロのゲーミングノートPCを持ち歩く。「ゲームをポジティブなイメージに」をモットーに、担当するラジオ番組では、ゲーム・アニメなどのサブカルチャーからeスポーツシーンについて取り上げている。スプラトゥーン2、クラッシュ・ロワイヤル、DbDなどもプレイ。最近ではApex Legendsにも参戦している。

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