年間1000件以上の大会を手掛けるJCG

――まずは、Okayamaさんが所属する「JCG」の主な事業について教えてください。

JCGは日本最大級の「eスポーツプロバイダー」です。オンラインかオフラインを問わず、eスポーツ大会やイベントの企画・制作・運営を行っています。昨年は、年間1000件以上の大会運営を行いました。

クラウド大会管理システムや配信スタジオも自社で運営しており、企画から運営、SNSを活用したプロモーションまでワンストップでお請けできることが、当社の大きな特長です。

――年間1000回以上は、かなり多いですよね。大会にフォーカスした事業を展開しているのは、どういった理由からですか。

僕たちは、「遊び以上のゲームを、みんなで。」をビジョンに掲げています。オンラインを通じて人との繋がりが持てたり、人と切磋琢磨することで個人が心身ともに成長できるようなゲームをeスポーツとして捉え、そういったeスポーツを誰もが楽しむための「場を提供」することをミッションとしています。

そういったビジョン、ミッションのもと、多くの大会を届けています。また、オンラインで繰り返し大会を開くことで、ゲームタイトルはもちろん、ユーザーコミュニティーの活性化させたい、という思いがあります。

クラウド大会管理システムも、コストを抑えながら多くの大会を開けるように開発したサービスです。大規模な大会だけでなく、小さなコミュニティ大会をたくさん開催している点も当社ならではです。

「R6S」をきっかけに異業種から転職

JCGのロゴ

――Okayamaさんは、どういったきっかけで入社したのでしょうか?

まずはアルバイトとして入社し、2017年に正社員になりました。前職はIT系の企業で、異業種・異職種への転職でした。

きっかけは、とある場所で開催されたR6Sの大会です。R6Sは僕が初めてハマったFPSだったので楽しみにしていたのですが、R6Sの魅力が伝わらないと感じてしまうイマイチな大会でして……。「自分ならもっとうまくプロデュースできる!」と強く思いました。

前職の方が給料もよかったのですが、どうしてもR6Sに関わる仕事をしたい気持ちが募り、勢いで転職しました。

――思い切りましたね。R6Sへの深い愛を感じます。念願かなって現在はR6S大会の運営にも関わられていますが、普段の業務について教えていただけますか?

僕は「プロデュース部」にeスポーツディレクターとして所属しています。予算や人員配置を含めた大会・イベント全体の進行管理をメインに行う部署ですね。大会のレギュレーションを決めたり演出を決めたりと、大会・イベント自体の細かな運営は「企画制作部」が担っています。

僕は「大会参加者や視聴者の皆さんの満足のために何ができるか」をクライアント様と話し合い、実行していく役割です。大会が本当にターゲットとしているお客様の心に刺さるのか、ゲームとして公平性が担保されているかなどを踏まえながらイベントを企画し、大会イメージにあった画像の制作まで担当しています。

――eスポーツディレクターのお仕事で、一番印象に残っている仕事を教えてください。

2018年10月に秋葉原で開催されたR6SのプロリーグでAPAC(アジア太平洋)地域の頂点を決めるオフライン大会「レインボーシックス Pro League Season 8 APAC Finals - in TOKYO」です。2チームだけが世界大会への出場権を得られるため、各チームにとって非常に重要な大会です。

世界大会につながる地域大会に携わったのは、eスポーツディレクターとして初めてでした。海外の選手もやって来て、一体どうサポートすればいいのか、手探り状態でした。

世界中のR6Sファンが注目している大会ですし、準備の段階からとにかく目まぐるしかった。今だから言えますが2週間ほどはずっと寝不足でした。無事終了して、ステージを片付けている時に泣いたくらいです。

でもその甲斐あって、海外の掲示板でも「素晴らしい大会だった」とのコメントを視聴者の皆さんからたくさんもらえました。大変でしたが、大成功だったと思います。

キャスターデビューはアクシデントだった

キャスターとして現場に臨むOkayamaさん

――Okayamaさんは裏方だけでなく、キャスターとして表舞台にも立っています。そのきっかけを教えてください。

あるイベントでeスポーツディレクターを務めていたのですが、開催前日に出演者の一人から体調不良で出演できないと連絡を受けまして...そこで「詳しいんだし、君が出てみたら?」と言われたのがきっかけです。アクシデントですね。

最初の数カ月は視聴者さんから厳しいコメントを頂くことも多かったのですが、今はようやく認めてもらえるようになったのかなと。早口になる癖があるので、キャスターに向いていたのかもしれません。

僕自身がR6Sプレイヤーでもありますし、普段からeスポーツ大会をよく視聴していたので、視聴者目線に立てることもキャスター業に生きていると思います。

――表に出ることのプレッシャーはありますか?

eスポーツディレクターとして表に出るので「大会に何かあったら僕の責任」と強く感じますね。でも昔から生徒会長や応援団長をやったりと、人前でなにかやるのが好きだったので、プレッシャーも楽しめるタイプではあります。

――ご自身が大切にしているお仕事上の信条などがあれば教えてください。

「自分が視聴者になったとき、この大会・イベントを楽しめるか」を常に考え、誰よりも熱意を持ってやることです。企画に関わっている以上、絶対にダサいものにはしたくありません。

プレイヤー数と大会の参加者数って、比例するようで実はそう簡単ではないんです。つまらない大会だと、次の大会では参加者が減ってしまう。タイトルだけではなく大会自体にも魅力がないと、参加者・視聴者は増えていきません。

自分が大好きなR6Sを盛り上げられるかどうかは、eスポーツディレクターである自分の腕にかかっている。そういう思いで業務にあたっています。

Okayamaさんが一緒に働きたい人物像

――参加者や観戦者を増やすためには、具体的にどのような施策が必要なのでしょうか?

たとえば、R6Sの世界大会「レインボーシックス シージ プロリーグ シーズン 10 ファイナル」が愛知県で開催されたとき、「これまであまり観ていなかったけど、地元の愛知で開催されたので来てみた」とのコメントを多数もらいました。オフライン大会の場合、東京以外の地域で開催するのは新しいファンを獲得する上で効果的だと思います。

また、有名アーティストのコラボとした際はゲームに関わりのなかった友人たちからもメッセージが届きましたね。

現状、「大会があること自体を知らない」方も多い。だから、知ってもらうためのきっかけ作りを様々な角度で行う必要があります。大会の運営力だけでなく、マーケティング力や営業力も重要ですね。

――JCGはこれからも人員を拡大していくタイミングだと思います。Okayamaさんは、どんな方と働きたいですか?

eスポーツディレクターはどういうイメージでイベントや大会を進めるのか、熱意を持って考えることが重要です。ひとまずは予算を度外視した無茶なものでもいいので「こういうイベントがやりたい」というイメージを心の中に持っている方と働きたいですね。

また、自分が好きなタイトルや担当のタイトルだけではなく、他のゲームタイトルやリアルスポーツにも興味を持てる方がいいと思います。僕もR6S以外にもFPSの大会を中心にたくさん見ています。他の大会にもアンテナを張ることで担当タイトルに足りないものに初めて気づくことが多々ありますので。

Okayama

おかやま JCGにてeスポーツ大会プロデューサー、ディレクターを務める。コメンテーターとして国内外の「レインボーシックス シージ」イベントに出演した経験も豊富で、コミュニティーにおいて存在感を発揮している。
ツイッター:@TDokayama

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