「eFootball™ 2022」は26周年を今年迎えた「ウイニングイレブン」シリーズを改名した最新作です。PlayStation 5版を含め、対応するすべてのデバイスで基本プレイが無料となり、新たなゲームエンジンを搭載します。9月初旬に東京・コナミクリエイティブセンター銀座にある「esports 銀座 studio」でメディア向けに開かれた体験会にはウイイレプロのレバ選手(DetonatioN Gaming所属)、ちょぶり選手(ZETA DIVISION所属)が参加。eFootball™プロデューサーの木村征太郎さんの説明も含めて、3人が語った内容をまとめました。

公式サイト:https://www.konami.com/efootball/

お金を使わなくても楽しめるタイトルに

「eFootball™2022」で実装される機能を木村プロデューサー(左から2人目)らが説明した

――eFootball™の魅力はどのような方に伝わってほしいと考えていますか

木村(敬称略) ウイニングイレブンから「eFootball™ 2022」に変わって、ブランドが一からのスタートになります。色々な点を刷新しました。ウイニングイレブンは「操作が難しい」という感想を持つ人も多かったのですが本作は「直感的な操作」に変わっています。

コンソール版だけでなく、モバイルも含めたクロスプラットフォームでプレイできるようになりますし、なにより、Free to Playです。より幅広い世代、環境の方がプレイできるようになっています。まず触ってもらって、新しくなった「eFootball™」を体感してほしいと思っています。

――今作はPlayStation、Xboxのようなゲーム機だけでなく、PC、モバイル版など複数プラットフォームにまたがる作品です。プレイ環境による変化はないのでしょうか。

木村 「eFootball™」ではこれまでと異なる新エンジンを搭載しています。新エンジンは描画を担うUnreal Engineと、ゲームプレイを担う独自のゲームエンジンの二つを融合して作り上げました。

確かに、描画の部分に関してはモバイル、PS、PCのスペックに応じて変化します。一方でゲームの触り心地はゲームエンジンがになっているのでどのデバイスでも変わりません。どんなデバイスを使う方でも同じように楽しんで頂けると思います。

「eFootball™」コインを使用して「アドバンテージマッチパス」を入手し、さらに多くのアイテムを獲得できるようになる機能が実装される予定

――ウイニングイレブンと言えばeスポーツ展開しているタイトルです。「eFootball™」に変わってからはどのような方向性を考えているのでしょうか。

木村 「eFootball™」は今後クロスプラットフォーム化するので、いずれは全プラットフォーム共通の大きい大会を開催したい。モバイルのプレイヤー、PCのプレイヤー、コンソールのプレイヤーが「ガチで対戦」するイメージです。まだ、構想中ですが、冬から年明けにかけてゲーム内で出来るようになるかもしれません。

――本作では、試合やトレーニングをすることで選手は育成・強化が可能でやり込んだプレイヤーがより有利な仕組みもあります。さらに課金要素もあり、いままでのような「ガチャ」で選手を集めるのではなく、「指名契約券」というアイテムを使い、自由に選手を指名、獲得できるようになります。こうした仕様の変化に関してはいかがでしょうか。

木村 いままではお金を払って選手を集めていただく要素のあるゲームでした。今作はPay to winのような形にはせず、お金を使わなくても十分に楽しめるゲームにしていきたいです。

守備の操作感に変化 楽しみながら戦術を理解したい

eFootballの魅力を説明するちょぶり選手(左)とレバ選手

――実際にプレイされたレバ選手、ちょぶり選手のお二人は、これまでの「ウイニングイレブン」とどのような点で違いを感じているでしょうか。

レバ 私がウイニングイレブンのオンラインを始めたのが2016年です。そこから6シーズンほどプレイしてきました。この5年弱でそこまで大きな仕様の変更はなかったんです。

ですが、今回、名前が「eFootball™ 2022」に変わり、守備の操作性も変わり、細かい部分のコマンドもかなり増えた。より自由にできるようになった一方、操作に慣れが必要だとも感じています。

仕様が一気に変わるのは一プレイヤーとして不安な部分もあります。一方で、ウイニングイレブンはもともと毎年新作が出るタイトル。新たなタイトルに変わった時の細かな仕様の変化が楽しみな作品でもありました。「eFootball™」でも、楽しみながら操作や戦術を理解していければと思っています。その中で、自分の個性を打ち出せるようにしていきたいです。

ちょぶり これまでの作品と異なり、操作が簡単です。KONAMIさんも打ち出していますが、1対1の場面では、これまでの機械的な操作と違い、自分が動かしたい通りに選手を動かし、自由にプレイすることができる。

ただ、守備面も含め、操作感ががらっと変わっている。冗談ではなく、プロとしては一からのスタートになるのではないかと感じています。不安に思っているところはありますが、今までの経験もあります。その中でも結果を残していけるように頑張りたいと思います。

eFootballのプレイ画面

――「eFootball™」がeスポーツとして広がることを見据えた意気込みを聞かせてください。

レバ 名前も変わって、KONAMIさんが勝負をかけたタイトル。プレイヤー自身もそれにこたえるように盛り上げていかなければいけないと思っています。

プレイヤーとしては、以前から世界大会の優勝を目標にしています。「eFootball™」に変わり、モバイルのプレイヤー、それ以外のプレイヤーもどんどん増えていくでしょう。その中で競争に勝ち、「eFootball™」の初代王者を狙っていきたいと思っています。

ちょぶり 実はアプリがプレイヤーの母数としては一番多いんです。レベルの違いはわかりませんが、僕が大会に出ていたPSやPCはアプリに比べると母数は小規模です。クロスプラットフォーム化によって、大会に参入するユーザーが増え、もっと競争率が上るのではないかと思っています。

不安要素はありますが、もちろん楽しみな面もある。今後の大会に向けて、新たな操作に慣れていきつつ、頑張っていければと思っています。

設定された課題をクリアすることで様々な報酬を獲得し、様々なアチーブメントにチャレンジできる機能も今後搭載される

――木村プロデューサーから選手二人にエールをお願いします。

木村 「eFootball™」は本当に新しくなっているので、今まで名前の出なかった選手も大会に出てくると思います。新しい顔との戦いも楽しみですね。クロスプラットフォームでグローバルでも対戦できるようにしますので、世界一を目指してプレイしてほしいと思っています。

(聞き手・小林たかし)