目次

  1. 基本的なアビリティ
  2. チーム編成で攻守のウェイトを調整可能
  3. 研究途中ではあるものの移動力の高さは魅力的
  4. 【プレイヤー紹介】Cabbagest

お久しぶりです。プロゲーミングチーム「GTS(Gaming Team Selector)」に所属しているCabbagestです。

前回はクリプトについて語りましたが、今回は「英雄の軌跡」シーズンで追加されたレジェンド「ヴァルキリー」について紹介していきます。自分たちのチーム内でもその使い方は練習・研究を重ねている段階ですが、現状の評価としては「使いこなせればとても強い移動系キャラ」という立ち位置ですね。

ヴァルキリー

自力で飛行できて、レイスやオクタンよりも遥かに長い距離を味方と一緒に移動することができますが、使いこなすためには彼女のことをよく知っておく必要のある特徴的なレジェンドです。まず、キャラ理解の基本となるアビリティを見ていきましょう。

ヴァルキリーのアビリティ

VTOLジェットは「吹かす」ことで空中回避性UP

ヴァルキリーにしかできない弾避け「吹かし」

まず特徴的なパッシブアビリティ「VTOLジェット」です。ジャンプ中にジャンプボタン長押し又は二度押し(ゲーム設定で変更可能)でジェットを起動し、燃料が持つ間は自由に飛行することができます。自由自在に移動できるので素早く高所を確保したり、相手の視界外に回り込んで奇襲したり、他にも高所からの偵察や緊急回避など幅広い用途に使える優秀なパッシブです。

ただし飛行中は銃を一切使えず、速度自体はそこまで早くないので軌道予測がされやすい点に注意が必要です。敵の射線内で優雅に飛び回っていたら集中砲火を貰って虫のように撃ち落されてしまうため、敵に向かって真っすぐ飛ぶことだけは避けてください。

撃ち落されないための工夫として、小刻みにジェットを入力しながら前後左右に移動するテクニックもあります。これはジェットが発動すると一瞬スピードが早くなることを利用したもので、普通に移動するよりも気持ち素早く、しかも予測しづらい軌道で浮遊できます。自分のチームでは「吹かす」と呼んでいるテクニックなんですが、燃費が悪くなってしまうのでそこはご注意を。

ミサイルスワームはグレネードのように使う

ミサイルスワーム発射時

続いて戦術アビリティの「ミサイルスワーム」。25ダメージとスタンを付与して動きを阻害できる小型ミサイルを飛ばします。このスタンがなかなか厄介で、開けた場所で当てれば相手は恰好の的になります。集中砲火を浴びせてダウンが取りやすくなります。

ただ、このミサイルスワームは当てるのが本当に難しい。狙いを定めて構えている間は無防備で危険ですし、天井や遮蔽物で意図せず爆発すると自分がスタンしてしまって、そのままボコボコにされる事件も多発しています。自分は最早「当てようと思って撃つものではない」と考えるようになりました。

じゃあどこに撃つかといえば、もっぱら「遮蔽物裏に隠れている相手への牽制」か、あるいは「敵が出て来そうなエリアに撃っておく」ことでグレネードのように使う方法が有効的です。

ミサイルの着弾点は相手にも表示されるため移動せざるを得ませんし、当たればスタンを食らっているところへ詰めるチャンスになります。建物にこもっている敵にはパッシブを生かして味方と別のアングルから挟み撃ちにできますし、屋外戦では戦術アビリティで遮蔽物裏の相手に強く出られる2種類の強みを持っているのがヴァルキリーなんです。

対面したら「無視」もアリ!

ここで、逆に「対ヴァルキリー」の観点も考えてみましょう。

彼女を相手にする時に一番重要なのは「ヴァルキリーには撃ち合いを補助するスキルはない」ことを理解して戦うことです。確かにパッシブの浮遊は便利ですが空中のヴァルキリーは銃を撃つことはできないので、明らかにかく乱を狙っている場合は完全に無視して他の敵にフォーカスすべきでしょう。

戦術アビリティも同じく、撃たれたとしても自分が遮蔽物に隠れているなら「無視」がある程度の対策になります。スタンは脅威ですがダメージ自体はそこまで痛くないので、無理に移動せずその場であえてミサイルスワームを受けるのもひとつの手段。

回復して撃ち合いに持ち込めば純粋なエイム力と連携で決着するので、焦って飛び出してしまい不利な勝負をしないことが大事です。

アルティメットなら独自のルートでエリア先取り可能!

スカイハイダイブ発動後の降下

最後にアルティメットアビリティ「スカイハイダイブ」について。発動すると離陸体勢に入り、味方と一緒に上昇してジャンプタワー使用時のように降下できます。

天井が無ければマップのどの位置からでも長距離移動できるのが非常に強力ですね。全員で高所に奇襲を仕掛けられますし、敵に囲まれた状況から強引に脱出することさえ可能です。

ダイブ時の正確な高度は測れませんが、オリンパスのタービン内部から飛び出せるほどなので大体のエリアを飛び越えて移動できると思って問題ありません。ワールズエッジなら展望から間欠泉へのルートなど「ヴァルキリーでないと移動できない軌道」を選択できるのは安全性も高く魅力的です。

カジュアルマッチでは「早くリングに入らないと!」と切羽詰まった状況になることはあまりないので重要性は低めですが、競技シーンでは「もう時間が迫っているけど、このままだと先行部隊と戦闘になりそう」な状況から前の部隊を飛び越してエリアに入れるのは本当に貴重です。競技シーンのようにエリア内を確保し続けることの意義が大きな試合で真価を発揮してくれるアルティメットですね。

各種アビリティ以外にも、ビーコンを使って次のリングを把握し、飛行中は約180m圏内の敵をスキャンできるので「安全にエリア内に陣取ること」においては最強のレジェンドでしょう。

なお、スキャンは室内には及ばないので移動した先の建物に実は敵が潜伏している……という悲劇も競技シーンではよく発生しました。皆さんは気を付けてくださいね。

チームを編成するなら無防備な離陸体勢をドームシールドで守れて、しかも攻守に万能なジブラルタルジブとの相性が良いですね。というか、今は競技シーンでジブラルタルは必須だと思われます。

ただ、ドームがあっても飛び出す瞬間を狙われてヴァルキリーがダウンさせられたら全員落下してしまうので、できるだけ隠れて飛んだ方が良いのは間違いありません。

あとの一枠にはコースティックやワットソンを入れた守備的な編成で「先に良いポジションを取って守り切る」カラーが強めな編成にすることもできます。ブラッドハウンドを採用すればスキャンによって安全に建物をキープしにいけますし、交戦時も敵の場所を把握しながらヴァルキリーを動かせる攻撃的な編成です。

ここは好みの出るところで、チームによって新しい編成が生み出されるかもしれません。

以上が僕の考える、ヴァルキリーの使い方です。

現段階の競技シーンではそこまで多くピックされていませんが、今は各チームが研究・練習を重ねているので今後は大会でも姿を見かける機会が増えるかもしれません。

使いこなすのにちょっと練習が必要ですが、移動できるエリアを研究する面白さもありますし、何より空を飛ぶ楽しさは中々味わえないものがありますよね。是非ヴァルキリーを使って快適な空の旅を楽しんでほしいです。

(語り手 Cabbagest/構成 ハル飯田)

キャベジスト Gaming Team SELECTOR「Apex Legends」部門所属。クリプト担当。以前は「レインボーシックス シージ」の競技シーンで活動していた。
■「ApexLegends」実績
シーズン2、3、5~8 プレデター到達
■「レインボーシックス シージ」実績
JCG R6S PC Master Monthly Ops -June- (2017) 優勝(eiNsとして)
玄人志向杯#2(2017)優勝(eiNsとして)
The Operation UBIDAY2017 PC オフラインファイナル 2位(eiNsとして)
2017年オーストラリアAPACファイナル出場(eiNsとして)
シーズン8 チャレンジャーリーグ 1位通過(父ノ背中として)
プロリーグ シーズン9 選手出場(戦国ゲーミングとして)
Twitter→@Cabbagest_