皆さん、対戦ゲームで負けたときってどんな反応をしますか?

僕は静かに「ゔぅ……」と唸るタイプだったのですが、最近になって「デスのときにもっとカッコよくやられたい」と思うようになりました。

というのも、最近よく「Call of Duty: Warzone(以下、Warzone)」をプレイしていて、相手プレイヤーのデス際の声をよく聞くようになったのです。Warzoneではボイスチャット(VC)を「オープンマイク」に設定しているプレイヤーがキルされたとき、そのプレイヤーのVCが数秒間だけキルした側に聞こえるのです。デス際のVCなので、通称「Death Chat(デスチャット)」と呼ばれている仕様です。

デスチャットのおかげで他人の「デス際の声」を聞く機会が増えました。しかしこちらが聞いているということは、僕の悔しさ全開の声も相手に聞こえているはず。めっちゃ恥ずかしい。

見栄っ張りな僕は「どうせ聞かれるなら、もっとカッコよくやられたい」と思い、いろいろと考え始めました。

デスチャットから見る「デス際の対応」

Warzoneは同じバトルロイヤルジャンルの「Apex Legends」に比べるとキルタイムが短く、相手の不意をつけば簡単にキルを取りやすいタイトル。つまり、僕のようなエイム弱者でもいろんなプレイヤーのデスチャットが聞けます。

僕の経験上(サンプル数は少ないですが)、よく聞くデスチャットは大きく4種類に分類されるように思います。

  • 言葉にならない声
  • キルされた自分を責める言葉
  • キルした側を責める言葉
  • ゲームを責める言葉

中でも最もよく聞くのがひとつ目の「言葉にならない声」です。僕みたいに唸ったり、ため息をついたり、笑ったりですね。叫ぶ人もたまにいます。

また、Warzoneは海外プレイヤーが多いためか英語が聞こえてくることもあり、よくFワードも耳にします。"F***!(ちくしょう!)" や "F*** you!(この野郎!)" などですね。状況によりますが、前者はキルされた「自分を責める言葉」、後者は「キルした側を責める言葉」であることが多いです。

残る「ゲームを責める言葉」は「この銃強すぎ」「もうアンインストールする」などとボヤくデスチャットのことです。気持ちはわかりますが、そう言いながらも結局やり続けてしまうのがWarzone。沼ですから。

僕も録画を漁ってみるといくつかデスチャット入りのものはあるのですが、味方のVCも入っているためお見せできず……。どんなデスチャットがあるのか気になる方はYouTubeで「Warzone funny death chat」と調べてみてください。

「笑う」も場が和んで良いんだけど……

降下直後に鉢合わせてデス際に笑っていた方

では、「カッコいいデス」は、いかにして達成できるのか?

よく聞くデスチャットをまとめてみると、やっぱりデス際なだけあって「生の感情」がポロッと出てしまう傾向にあることがわかります。そりゃあ、負けたときだから悔しい感情がモロに出てしまいますよね。

感情を声にして出すことで気持ちの切り替えにもなるのでしょうが……見栄っ張りな僕としてはやはり少しでもカッコよさを追い求めたいところ。相手に聞かれているわけですし。

特に、何かを責めるような言葉はネガティブに受け止められやすいですよね。個人的には、自分がキルした側だとしてデスチャットでどれだけ罵られようとも、こちらには「キルした絶対的優位性」があるので傷つきはしませんが……罵ってきた人をカッコいいとは思えません。

キルした側としてポジティブに受け止められるのが、めっちゃ笑っている人。急にキルされたもんだから、びっくりして笑っちゃうんでしょうね。びっくりさせて申し訳ないと思いつつも、なんだか和んでしまいます。

キルした側を和ませてしまう「笑う」が正解なのでしょうか……? いやいや、確かに和みこそしますが、「カッコいい」とまでは言えません。

僕が遭遇した中で最もカッコいいと思ったデスチャットは、ずばり「褒め」です。

褒めながらデスしよう 難しいけど

こちらも降下直後に鉢合わせて、デス際に何かを叫んでいた方

一度しか出会わなかったので先ほどの「よく聞くデスチャット」には挙げませんでしたが、デスチャットで "Good kill(いいキルだね)" と言われたことがあります。カタカナで表すと「グッキル」というデスチャット。

多くのゲームでは活躍した味方に対して「グッキル」と言うわけですが、その褒め言葉を敵に向けて放つその心意気、カッコよくないですか。「敵味方関係なく健闘を称える」って、スポーツマンシップを感じさせます。

eスポーツメディアの共同編集長として、ゲーマーの鑑である彼をぜひとも見習わなくては。キルされたら「グッキル」。とてもシンプルな対応ながら、キルされても落ち着いているし、相手のことも考えられている言葉です。これこそ「カッコいいデス」ではないでしょうか?

意識し始めたら、すぐに言えるようになった……と自分では思っていたのですが、パーティを組んだフレンドに聞くと「キルされた瞬間はめっちゃ『ウァーーーーー!!』って叫んでる」と指摘されました。なぜか唸りが叫びに変わったようです。

フレンド曰く、叫び終わって少し間を開けてから「グッキル」と呟いているらしいです。デスから時間が経っているので、おそらく相手には届いていません。

どうやら「カッコいいデス」は一朝一夕には身につかないようです。先ほど紹介したように、キルタイムが短いゲームがゆえにデスがあまりにも突然に訪れるのです。状況把握スキルが低めな僕が反射で叫んでしまうのも仕方ありません。仕方ないんです。

自分で褒めを意識するようになって初めてわかりましたが、心に余裕がないとデス直後に褒め言葉は出てきません。見栄を張りたいだけの僕には、まだまだ心の余裕が足りていない。逆に言うと、デス直後に相手を褒められる人は心の余裕があるからこそカッコよく見えるのでしょう。

僕の心に余裕ができるまで、まだまだ時間がかかりそうですが……みなさんもWarzoneで「カッコいいデス」を目指して、僕と一緒に褒めながら倒れませんか?