目次

  1. Six MajorはSix Invitationalと何が違う?
  2. 新しい風となるか? NAVI、SONIQS、DWG KIAに注目
  3. 世界へリベンジ! 日本代表CAGに期待集まる
  4. 「今」最もアツいチームがメキシコに集う
  5. 競技シーンを観戦したくなった、そんなあなたへ

こんにちは。「レインボーシックス シージ(以下、R6S)」のeスポーツ公式キャスターをしております、ともぞう(@tom85y)と申します。

今年5月、R6S競技シーンにおいて待望の世界大会「Six Invitational 2021(以下、S.I. 2021)が開催されました。各エリアの強豪チームが激闘を演じ、ブラジルチームのNinjas in Pyjamas(以下、NiP)が世界王者に輝きました。

あれから、3カ月。メキシコの地で再び世界の強豪が激突しようとしています(日本時間16日深夜の開始見込み)。今回はその「Six Mexico Major 2021(以下、Mexico Major)」の見どころについて語ります。

最近競技シーンを見始めた方は、「また世界大会があるのか」という感覚かもしれませんが、R6SにおいてSix Invitational(以下、S.I.)とSix Major(以下、Major)の位置づけは大きく異なります。

R6Sプレイヤー全員の憧れは、やはりS.I.! S.I.は年に1度しか行われない特別な祭典で、だからこそ全てのプレイヤーが憧れる夢の舞台なのです。

ここで皆さんは疑問が生まれたと思います。「じゃあ、Majorはなんなのよ?」と。簡単に言うと、MajorはS.I.に出場する上で避けては通れない非常に重要な大会です。

現在、S.I.に出場するためにはシーズンを通してポイントを獲得しなければいけません。

2021年シーズン、Majorは以下のように当初年3回の開催を予定していました。

2021年シーズンの元々の予定

しかし新型コロナウイルス感染拡大の影響でS.I. 2021が延期されたため、5月のMajorは中止。各エリアでレギュラーシーズンの成績に応じてS.I.ポイントが振り分けられています。

S.I.に出場するためにこのS.I.ポイント取得が必要です。レギュラーシーズン後に行われるMajorに出場し上位入賞を果たせば、より多くのS.I.ポイントを稼げます。

年間を通してポイント上位がS.I.に出場できるシステムです

さて、S.I.とMajorの最も大きな違いはこの「出場条件が違う」点です。

S.I.は前述したとおりポイントにより出場が決定します。5月に行われたS.I. 2021だと、ヨーロッパ(EU)、北アメリカ(NA)が5チーム、ラテンアメリカ(LATAM)が6チーム、アジア太平洋(APAC)が4チームの計20チームが出場しました。グローバルのポイントランキングを基に出場の可否が決まるため、エリアによって出場チーム数に差があります。

しかしMajorは各エリアのトップリーグ上位チームが出場できるため、4エリアから均等に4チームが参加し、計16チームで争われる形となります。

リージョンごとの出場チーム。EU(左上)、NA(左下)、APAC(右上)、LATAM(右下)

今回のMexico Majorでは、各エリアのトップリーグで好成績を収めた16チームが4グループに分けられます。エリア被りがないように振り分けられるため、エリアの垣根を超えた珍しいマッチアップばかりで非常に楽しみです!

8月16日(現地時間)から3日間に渡って行われるグループリーグは下記の組み合わせです。

グループリーグの振り分け

ただし、残念ながらグループBで出場予定だったAPACのチーム「Knights」は新型コロナの影響で不参加になりました。結果、15チームで争われるかたちとなります。

今回、私が注目しているのはS.I. 2021に出場していなかったEUのNatus Vincere(以下、NAVI)、NAのSusquehanna Soniqs(以下、SONIQS)、APACのDWG KIAの3つのチームです。

愛知から世界を沸かせた「NAVI」

中でも特に目を引くのがNAVI。

私自身思い出深い、2019年11月に愛知県常滑市で行われた世界大会「レインボーシックス シージ プロリーグ シーズン 10 ファイナル in Japan」で優勝したチームがNAVIでした。スーパープレイを連発し、日本のR6Sファンを楽しませてくれた強豪チームですが、当時日本を訪れてくれた中心選手であるCTZN選手やKendrew選手はもういません。全く新しいチームとして、再び世界王者を目指しています。

絶対的エースDoki選手を中心に、世界で最もレベルが高いと言われるEUリーグを勝ち上がり、3位でMajor出場権を獲得しました。EUは他にEmpire、G2、BDSが出場していますが、レギュラーシーズンではNAVIがG2、BDSを撃破しており、Mexico Majorでも活躍が期待されます。

世界王者の経験もある彼らの古豪復活となるか。世界の舞台で再びNAVIが飛躍するのか注目です。

ダークホース「SONIQS」

そして、NAからの刺客ともいえるSONIQS。

こちらも競技シーンでは名の通ったチームと言えるかもしれませんが、世界の舞台はかなり久しぶりです。さらに、NAはレギュラーシーズンの試合を世界で唯一オフラインで開催しているため、Mexico Majorのオフライン環境の予習はばっちりでしょう。開催地もNAに近いメキシコですし、コンディション調整もしやすいと考えられます。ダークホースとみていいでしょう。

日本のファンも多い「DWG KIA」

最後に我らがAPACファミリー、DWG KIA。

APAC NORTHで日本チームと競ったライバルであり、また、エースアタッカーのRIN選手は日本語が堪能ということもあり、日本のファンも急増中。世界の舞台をあまり経験したことがない選手が多く不安要素もありますが、持ち前のガンファイトは世界で通用するクオリティだと思うので、まずはいつもどおりのプレイを世界の舞台で見せたいところです。

日本からもS.I. 2021に続き、Cyclops athlete gaming(以下、CAG)が再び世界に挑みます。

S.I. 2021では全チームで最も早く大会を去る悔しい思いをしたCAG。それでも今回は、世界がCAGに注目しています。その理由は2つ。

ひとつはMexico MajorにつながるAPACや国内のリーグ・大会で無敗だったこと。好調を維持していることは、世界でも注目されています。

R6Sの試合データを集める「SiegeGG」の記事でもCAGが無敗であることが言及されたほどです。

もうひとつは、同じグループの組み合わせ。グループAの本命はやはりEUの強豪BDS Esportとみていいでしょう。世界最高のアタッカーと呼ばれるShaiiko選手はここにきて調子を上げており、優勝に向けた気合を感じます。

しかし、S.I. 2021ではBDSに対しCAGは破れはしたものの、7-8と延長フルラウンドまでもつれる激闘を演じました。さらにCAGはS.I. 2021で勝利したTeam oNeと再戦。SONIQSも強敵ですが、レギュラーシーズンの試合内容を見る限り、勝利の可能性は十分ありそうです。

S.I. 2021では大会の入り方に大きな問題を抱えていたCAG。しかし、早期敗退という高い勉強代は既に支払いました。同じ過ちを犯すことなく、フルスロットルで大会開幕からCAGらしさを全開に出してくれるでしょう。今回は本当に世界での活躍を期待していいと思います。

頑張れ、CAG!

お伝えしたとおり、今回は各エリアから均等に4チームが選ばれました。

レギュラーシーズンを見る限り、依然としてブラジルチームが優勢そうです。特にS.I. 2021で優勝したNiPはさらに勢いを増し、優勝候補の筆頭です。

しかしMexico Majorは「今」最も調子のいい16チームが集まる大会です。S.I. 2021は延期されたこともあり、ロスターが全て変わってしまったチームもありました。今回は激しいレギュラーシーズンを勝ち抜き、チームメイトとの連携も深まった16チームが激突します。

Mexico MajorではS.I. 2021以上の激闘が期待できるのではないでしょうか。皆さん、ぜひご覧ください!

大会スケジュール

Mexico Majorでは現地時間8月16~18日でグループリーグが、20~21日でプレイオフが、22日に決勝大会が行われます。日本とメキシコの時差はおよそ14時間のため、日本時間でのスタートは16日の深夜になる見込みです。

深夜となり視聴も大変かと思いますが、R6S公式YouTubeチャンネルTwitchチャンネルにて日本語配信も予定されています。

R6S競技シーンをチェックするには、以下の視聴・閲覧をオススメします。

◆YouTube「レインボーシックスシージ ESPORTS」
主に国内大会を中心にお届けしている日本語版公式YouTubeチャンネルです。私もキャスターとして出演しています!

まずはここを見てもらえれば、「競技としてのR6S」の何たるかがが分かりやすいと思います。Six Invitationalなどの海外の大規模大会も、日本語での実況解説をお届けしています。

◆レインボーシックス公式Twitter
競技シーンの情報だけではなく、R6Sに関する全ての情報を提供してくれる公式Twitterアカウントです。R6Sをプレーしている方のフォローは必須ですね。

◆ともぞうTwitter
実は、海外の情報を総合的に取り扱っているメディアやTwitterアカウントはあまり見かけません。手前味噌ながら私のTwitterアカウントでは、不定期ではありますが国内・海外問わず、選手の移籍情報や試合結果をつぶやいていますので、一度覗いてみてください。

◆英語版YouTube「Rainbow Six Esports」
海外のトップリーグの大会を視聴できる英語版の公式YouTubeチャンネルです。実況が英語ですので、英語が聞き取れる方でないと、プレー内容などは理解しづらいかもしれません。

ぜひ、興味が湧いた方は「競技としてのR6Sの世界」を一度覗いてみてください!