目次

  1. 敗者復活から日本一になったCrazy Raccoon
  2. Crazy Raccoonの選手紹介
    1. 国内最強のレイズ使い『neth』
    2. IGLもこなす最強ラーク『Munchkin』
    3. 日本一好戦的なソーヴァ使い『Medusa』
    4. 日本一のオーメン使い『ade』
    5. 脅威のエコマーシャル『Bazzi』
    6. コンペティティブ日本No.1『Minty』
    7. 世界最強のパパ『Fisker』
    8. 瞬時の判断! 奇才ジェット『Zepher』
    9. 本業は歌い手!? 恐怖のフロム・ザ・シャドウズ『rion』
  3. Crazy Raccoonの強さの秘密は「相手チームへの信頼」
  4. 【著者紹介】Aoki

こんにちは。イラストレーター・アニメーターのAokiです。

「VALORANT Championship Tour(VCT)」めちゃくちゃ盛り上がっていますね。Storks Phalanx(SPX)vs BlackBird Ignis(BBI)の激戦が繰り広げられたり、高校生4人が入ったGaming Team SELECTOR(GTS)もとても強かったりと、今後の日本のVALORANTのプロシーンが楽しみになるような大会でした。

さあ、今回はVCT Challengersで二度日本一に輝いたあのチーム、Crazy Raccoon(CR)の紹介をしていきましょう!

CRその名はVALORANTをプレイしていない方でも一度は聞いたことがあると思います。人気のバトルロイヤルFPS「Apex Legends」を用いた大会「Crazy Raccoon Cup(CRカップ)」を開いているあのCRです。

VCT Stage 3の直前にはVALORANTでもCRカップが開かれ、多くのVTuberさんや有名ストリーマーの方々とVALORANTプロ選手たちがチームを組み、こちらも激戦を繰り広げて視聴者を楽しませてくれました。

この大会がきっかけででVALORANTを知り、プレイし始めた方も多いのではないでしょうか?

そんなCRはVALORANTがリリースされた当初はメンバーも全く違い、今の体制になるまで何度もメンバー変更が行われました。2020年7月に大幅なメンバーチェンジがあり、同年9月にはBBIからneth選手が加入。それでもCRの名はまだVALORANTの大会では上位に上がってきませんでした。

年が変わって2021年1月、韓国からMunchkin選手が加入。そこから流れが変わりました。年明け1発目の大会「VALORANT TechnoBlood Climber Summit」でFAV gamingに3-0で圧勝。FAV gamingもめちゃくちゃに強いチームで、そこに勝った。「今年のCRは来るぞ……」という予兆があの時すでにありました。

VCT WEEK2 Challenger Main Event(Stage 1)では現在国内3位のREJECTにも2-0で勝ちMASTERSに進出します。MASTERSでもLAG Gaming、FIRSTGamingにも勝ちZETA DIVISION(当時のAbsolute JUPITER)との戦いに臨みます。

そこでCRは2‐0で負けてしまします。Lower Bracket(敗者復活戦)に入り、REJECTとの激戦を勝ち超し2度目のZETA DIVISION戦に入ります。

ほとんどの人がZETA DIVISIONが勝つだろうと思ってたはずです。自分もその1人でした。それが、ふたを開けてみたら3‐0のでCRの勝利。1戦目13-4、2戦目13-5、3戦目13-11という圧倒的勝利でした。

VALORANTの大会を観戦してる人たちの大半が驚愕した展開でした。大会が終わったあとも「まぐれ勝ちだったんじゃないか?」との空気が流れるほどに驚きの結果だったのです。

しかし続くVCT Stage2でもおなじみのチームに並んでCRがPlayoffsに進出。CRはLower Bracketに落ちることなく2度目の優勝を果たし、堂々の世界大会進出にこぎつけます。

もう誰もが疑わない「日本最強」の座についたCR。日本代表として世界に挑んだCRを、日本のVALORANTファンがみんなで応援しました。

そしてVCT Stage2も終わり、このままStage 3も活躍してくれるのだろうと思っていたところ、またもや大幅なメンバー変更がありました。しかもそのチーム変更はかなり衝撃的なものでした。

VCT Stage3 ChallengersのPlayoffsでは惜しくも準優勝でしたが、ベルリンで開かれる世界大会「Masters」への出場権は獲得しました。メンバー変更を経た今も変わりなく国内トップレベルのチームと言っていいでしょう。

そんなCRの現役選手7人と、チームを支えた元選手(現CRのストリーマー)2人を紹介していきたいと思います!

まずCRの1人目は……。

neth(ネス)選手

国内最強のレイズ使い、neth選手です。

レイズといえばペイント弾(通称、グレネード)や、ブームボット(通称、ルンバ)、アルティメット(ウルト)のショーストッパーなどの爆発系スキルが使いやすく強力で、初心者にもおすすめのデュエリストです。

キャスターの岸大河さんとyukishiroさんによるエージェント解説

唯一使いにくいのが、ブラストパックというアビリティ。主な使い方としては、足元で起爆して爆風を使って高所に上ったり、エントリーの時の加速用に使ったりします。比較的簡単な使用方法ではありますが、この2つも慣れてないと結構難しい!

  1. 足元にブラストパックを置く
  2. ブラストパックの上に向かってジャンプ
  3. その瞬間ブラストパックを「Qキー」で起爆させ加速する

と、3つの工程が必要になります。そして3つ目のタイミングが少しでもズレると、前方に突撃したいのに真上に行ってしまったり、高いところに上りたいのに壁に激突したりしてしまいます。

このブラストパックの使い方が非常に上手いのがneth選手なんです。まず、突撃に使う時の飛距離が全然違います。めっちゃ飛ぶ。バグなんじゃないかというくらいに……(バグじゃないです)。そして、そのコントロール。道が曲がってようが、着地の場所が小さかろうが綺麗に飛びます。

上の画像のように、neth選手ならアセントのaからbの場所にも簡単に飛んでしまいます。

爆風を使った移動以外にも、敵センチネルの設置型スキルを壊したりもできるブラストパック。大会ではキルジョイのウルトを見えない位置から壊すファインプレーも見せました。

そしてneth選手はなんといってもオペレーターも上手い。小回りの利くオペレーターというような感じでしょうか。オペレーターで耐えることもできますし、すぐ位置を移動して思わぬ角度からまたピックする立ち回りも上手い。アサルトライフルを持っていてもサイト内で耐えられる選手は少ないのに、オペレーターで耐えてしまう選手はごく一握りでです。

バインドのAサイトで耐えるneth選手

そんなめちゃくちゃに強いneth選手はZETA DIVISIONのLaz選手をライバル視しており、Laz選手もそれを認めてneth選手をライバル視しています。去年の秋ごろは「Lazさん、俺もうわからないっす……」とライバルであるLaz選手に弱音を見せる瞬間もありました。

詳しくはないのですが、VALORANTの前にプレイしていた「Counter-Strike: Global Offensive(CS:GO)」でもLaz選手率いるチームになかなか勝てなかったそうです。それを聞くとよりドラマがあって面白い。いままでずっと悔し泣きだったneth選手ですが、Stage 1の決勝インタビューではようやくうれし泣きを見せ、話題になりました。その時、長年neth選手を知るキャスターのyukishiroさんが声をかけていたのも印象的でした。

実力もドラマもあるneth選手はれいくんという愛犬がいます。すごく可愛がっており、Twitterで「れいくんと飼い主」というサブアカウントでその溺愛ぶりを発信しています。

配信ではさすが日本一のプレイヤーと再認識できるスーパープレイを見せてくれて、それでいて調子に乗る姿がとても面白い。でもその後ミスるとすぐネガティブになったりと、色んな姿を見せてくれます。

CRメンバーはみんな何か特別な教育を受けてるのかと思うくらい配信が面白いです。なぜなんでしょうか……?

次はこの人!

Munchkin(マンチキン)選手

Munchkin選手はもともとCloud9 Koreaにいた韓国人選手です。

その時から、1人で行動して敵の情報を集めつつ裏をとって相手を撃つ「ラーク」プレイが非常に上手い選手です。本来、1人で動くのはとても危ないんです。味方がカバーをとれないので、1人行動中に撃ち合いに負けたら、ただただ1人減ってチームに迷惑をかけることになりかねない立ち回りなのです。撃ち合いに強くないといけない立ち回りですが、たとえ強くてもタイミングが悪いと逆に裏を取られたり、1人で複数人を相手にすることになります。

しかし、ラークのタイミングが神がかっているのがMunchkin選手。Munchkin選手と撃ち合った人は一瞬のスキを突かれて、「タイミング!」と嘆きながら倒されることでしょう。

Munchkin選手は強気なラークで相手の情報を取ることで、IGL(インゲームリーダー)としての判断にも生かします。
IGLとはゲーム中作戦を考えて味方を勝利に導くチームの司令塔。相手の足音を聞き、味方の報告をまとめどこにどう攻めるかを考える役割です。

Munchkin選手が入ってから、CRは敵を翻弄するチームになった気がします。

アセントBサイトに潜み、ハンドガンで4キルを取るMunchkin選手

クールな方なのかと勝手にイメージしていましたが、配信では結構ちゃめっけがあり、調子に乗って突っ込む姿や、叫ぶ姿なども多く見られて、感情豊かで面白いです。基本的に韓国語で配信されているので、自分には何を言っているかわからないのですが……。

あとサブアカウントの名前が「太りぎみのタヌキ」なのもかわいくて好感が持てます(笑)。他のCRメンバーの口癖がめっちゃうつるのも面白ポイントなんで、ぜひ配信を見に行ってみてください。

3人目はこの人。

Medusa(メデューサ)選手

国内にはとても強いソーヴァ使いが何人かいますが、その中でも一番好戦的なのがMedusa選手だと思います。

CRは1人で立ち回りワンピックを取る動きが多いんですが、先ほども言ったように非常にリスクが高い立ち回り。ですが、そのリスクをものともしないほど撃ち合いに強いのがMedusa選手でしょう。

自ら前に出てキルを取り、最後はハンターズフューリーで決めます

ソーヴァというエントリーやサイトの取返しに必要不可欠な、オールドローン、リコンボルトを有するキャラで1人で立ち回っています。エージェントの特性的に本来は怒られそうな立ち回りですが、撃ち合いの強さと、ソーヴァ使いには必須ともいえる機転の利かせたハンターズフューリーで数々のキルを量産しています。

そんなとても強いソーヴァ使いのMedusa選手ですが、韓国人でありながら日本語がめちゃくちゃ上手いです。CRにはMunchkin選手や新たに加わったBazzi選手と韓国人選手も多く、チーム内でコミュニケーションを取る際に言語面で苦労する場面もあるはずです。

ですがMedusa選手がいることでコミュニケーションの齟齬が起きず、プレイ面とコミュニケーション面どちらにおいてもチームに欠かせない存在になってることは間違いありません。

自身の配信では基本的には韓国語で話しているものの、日本人ファンも多く視聴しているためか日本語でも話してくれています。ランク配信でも強気な撃ち合いの姿勢は変わりありませんが、CRメンバーの中だと比較的落ち着いていてプレイのコツなども教えてくれるので、VALORANTプレイヤーにとってとてもためになる配信になっています。

さぁここからは、6月27日に入った衝撃の新メンバーの4人を紹介していきたいと思います。

ade(アデ)選手

ade選手は元々SCARZに所属しており、オーメン使いとして有名です。

スモーク役としての考え方など、ade選手の配信を見ていると「なるほどなぁ」と勉強になるんですが、日本一の所以は「シュラウドステップ」の上手さ。オーメンのダークカヴァー、パラノイア、シュラウドステップとウルトのフロム・ザ・シャドウズを持っていて、使いやすいのはダークカヴァーとパラノイアあたりです。

ダークカヴァーはスモークで射線を切る時に使います。そしてパラノイアは前回のbarce選手の紹介の時にも説明しましたが、相手の目くらましができる広範囲アビリティです。

そしてシュラウドステップは、ワープできるアビリティになります。音は鳴りますが相手には見えないように移動できるスキルです。基本的には敵の射線から逃げつつひとつ先の障害物に進むためや、レイズのブラストパックのように
高所に上るために使うことが多いアビリティで、ade選手は他にもいろんな使い方を見せてくれます。
パラノイアを当てた敵の後ろにワープしたり、飛んだと思わせて同じとこから出て相手の意表をついたり、バインドのワープに飛んだと見せかけて元の場所に戻ったりなどなど……。

ですが、ここまでの動きは他のプロプレイヤーも普通にこなします。自分がade選手に驚かされたのは、シュラウドステップをエントリーに使うことです。

よくジェットがサイト内にスモークを飛ばし、ブリンクで中を確認しつつスモークに隠れてエントリーしますが、ade選手はそれをオーメンでやってのけます。まずサイト内にスモークを置き、敵がいそうな場所や足音がしたところにパラノイアを投げ、設置しているスモークの中にシュラウドステップでワープします。

ジェットと違って入る途中にサイト内のクリアリングはできませんが、敵に2つの射線を意識させることができ、もっと言えば音だけ出してワープしないこともできます。相手の心理を揺さぶるプレイが、ade選手は非常に得意な印象です。

ウルトの使い方も少し特殊です。使用するのは相手にキルジョイがいるときだけですが、相手のウルトを「騙す」ことができるのです。どういうことかと言うと、まずキルジョイのウルトがもう少しでかかるタイミングでオーメンのウルトを使って違う場所に飛ぼうとします。そしてキルジョイのウルトが終わったタイミングでワープをキャンセルして元の場所に留まるのです。すると、敵はキルジョイのスキルが使われた範囲は安全だと思ってクリアリングをせずに侵入してくるので、そこを横から撃つ……と、相手のウルトを逆手に取った動きができるんです。

このように、ade選手のオーメンはかなりトリッキーな動きをする気がします。

SCARZ所属当時から、トリッキーな動きが目立っていました

配信ではソロランクを回していて、いつもぼっちです。同じくソロランクをプレイすることが多い自分としては、ソロで勝つためのスモーク術を勉強できるのでとてもおすすめです。

時々ですがZETA DIVISIONのReita選手とデュオで配信するのですが、どちらも口が悪くなるのがとても面白いのでこちらもおすすめです!

5人目はこの人!

Bazzi(バッジ)選手

Bazzi選手ももともとMunchkin選手と同じくCloud9 Koreaに所属していた韓国人選手です。その後はLAG Gamingでプレイしていましたが、Bazzi選手は国内での試合数がまだ少なく、配信も頻繁に行っているわけではないので知ってる情報が限られているのですが、とにかくマーシャルがめちゃくちゃ上手い。

Cloud9 Korea所属当時にZETA DIVISIONと戦った際は、マーシャルを手に暴れまわっていました。こちらの動画は埋め込み表示ができないので、YouTube(2:43:24~2:45:08)で見てみてください。

このラウンドの少し前にも、マーシャルでキルを取るシーンがありました。マーシャルの命中率は相手にとって脅威そのもの。エコでラウンドを取られると非常にメンタルに来ますから……。マーシャルが得意ということは、同じスナイパーのオペレーターもできるはずですので、これからはCRのワンピックマンとしてどんどん活躍することでしょう。

その他のBazzi選手の情報と言ったら、イケメンということ。ベビーフェイスで人気が高そうです。これからの配信を楽しみに待っています!

6人目はこの人!

Minty(ミンティ)選手

Minty選手は元々FAV gamingに所属していました。

FAV gamingにいたのも2020年11月頃からで、その前はひたすらランクを回していたようです。当時、他の選手の配信を見ていた時に「めちゃくちゃ強いジェットがいる」と話題になっていたのがMinty選手でした。少し前で言うSeoldam選手みたいな感じでしょうか。

そこからFAV gamingに入り活躍することになります。プロ選手として活躍している今もひたすらランクを回しており、毎シーズンのようにアジアNo.1を目指しています。ただ日本に上位層が少ないのか、なかなかマッチングせず試合待ちの方が長くなっています。レートが高い人は大変だなぁと配信を見ていました。

Minty選手のためにも、皆で頑張って日本のVALORANTのレベルを底上げしていきましょう!

Minty選手のプレイはというと、とにかく撃ち合いが強い! HPが少しでも残っていれば1人、2人は持っていくような恐ろしさのある鋭いエイムです。

FAV gaming 所属当時のMinty選手。強気な立ち回りで4キル

センシが非常に高いのも有名。ジェットなど視線が上下動する相手にもすぐにエイムを合わせ、フラッシュなども簡単によけてしまうほどのハイセンシです。Minty選手のファンがハイセンシを真似するも全く扱えないことが多いくらい、人にはお勧めできない設定です。

確認して計算してみたところ振り向き約9cmでした。よくできるなぁ……。

配信では家族の声やテレビの音が聞こえてくるなど、とても暖かい様子が好感度高いです。

CRのMinty選手のキャラクターデザインも非常に本人のイメージに合っていて、イラストを描きたくなるプレイヤーでもあります!

7人目はこの人!

Fisker(フィスカー)選手

Minty選手と同じタイミングでFAV gamingから移籍してきたFisker選手。

Fisker選手と言えばフィジカルの強さです。エイムを合わせる速さが尋常じゃないので、頭だけじゃなく体に当ててリコイルコントロールしてでも相手をどんどんキルしていく選手です。

そして一児のパパであることも有名です。日本VALORANT界、いや世界のVALORANT界を見ても、パパでありながらプロシーンの第一線でここまで活躍してる選手はなかなかいないのではないでしょうか?

そしてなんといってもオペレーターが上手い。オペレーター使いなら他にも何人もいますが、Fisker選手のオペレーターはキルへの執念を感じる立ち回りです。

オペレーターでスプリットのA侵攻を食い止めるFisker選手

1キル取った後もコッキングの間にピークを挟み、相手の位置を把握して再度タイミングをみて顔を出しまた1キル。今までこの動きで何人キルしてきたかわからない、とても強気なオペレーター使いです。相手に位置がばれていようが「俺の方が先にキルを取ってやる!」と声が聞こえてきそうです。

そんなFisker選手も、配信ではとても穏やかでめっちゃ視聴者に優しい雰囲気です。いつもMinty選手とデュオでランクを回して試合をぶっ壊しています。時々お子さんの声もしつつ、これもまた暖かい配信です。

ただ、Apexをする時だけは少し口が悪くなります! なかなか見れない姿ですが、少し違った「Fiskerパパ」の面も見られるのでさらに好きになること請け合いです。

そして選手からCR所属のストリーマーに転向したお2人も紹介します。

Zepher(ゼファー)さん

8人目の紹介となるのは、Zepherさん。ジェットのイメージが強いと思います。

おそらくジェット使いのなかで一番読みづらいのではないでしょうか。強気なポジショニングと、キルを取ったらテイルウィンド+アップドラフトですぐに逃げてしまう。相手からするとかなり厄介な敵でしょう。

そしてエントリーとしても優秀でしっかりヘイトを集めつつ、持ち前の勝負勘で敵をキルしていきます。VCT Stage 2では下記のプレイでアイスランド行きを決めたと言っても過言ではありません。

キャスターに「CRの主役はZepherだった」と言わしめた圧巻のキル

もともとZepherさんは「フォートナイト」出身の選手だったからか、上下の動きが上手くアップドラフトを色んな場面で使います。ウルトを使うタイミングや、索敵、弾除け、稀にアサルトを持ちながら飛んで撃つなど、相手を牽制する時にも使っていたりします。

配信ではよくtakej選手や、最近だとrionさんとよくデュオをやってるイメージがあります。「そうだよな? ~なんよな?」や「まっずい……」など口癖が多め。これらの口癖はCRの韓国人メンバーにしっかり移っているのが確認できます。スーパープレイを見せたと思ったら、抜けている瞬間もあったりで、配信もとても楽しく拝見しております。

声も優しく、癒し配信としてコンペティティブで荒んだ心を洗い流してくれます。

最後はこの人!

rion(リオン)さん

rionさんは歌えるVALORANTプレイヤーとして有名ですが、もちろんVALORANTの実力も半端じゃありません。

VCT Stage 2の世界大会では各国の強豪選手がそろう中、ヘッドショット率29%をたたき出し世界9位に位置するほどの実力の持ち主です。海外プロにも全く臆せず頭を抜く姿を心強いと思いながら観戦していました。

世界大会でも圧倒的なエイム力を見せるrionさん

国内の大会では色んな場面でオーメンのフロム・ザ・シャドウズがぶっ刺さっておりました。フロム・ザ・シャドウズひとつ取ってもいろんな使い方があります。比較的索敵に利用するのがbarce選手。トリッキーに攻めの使い方をするのがade選手。
そして裏取りに使うのがrion選手なのです。

普通に裏取りに使うだけだと、たったひとりで飛ぶことになるのですぐ処理されて終わりがちなんですが、rion選手の裏取りはタイミングが絶妙です。相手が裏取り処理にかまってられない状況下で使うことによって、しっかり刺しにいくのが特徴です。これもしっかり頭に当てて素早く処理できるエイム力が無いと上手くいかないので、rionさんだからこそできる技でしょう。

なおかつ、いつもめちゃくちゃ面白い配信で視聴者を楽しませてくれる方でもあります。自分が思うにVALORANTの競技シーンには2大声でかプレイヤーがいるんですが、その1人がrionさんだと思います(もう1人は言わずもがな、TeamFeelingの茨城NinjaことArt選手です)。いつもチームを盛り上げて、ランクの雰囲気を和やかにしてくれます。

気のせいかもしれませんが、rionさんのランクマッチはいつもオーバータイムしてる気がします。だから面白くて熱い試合になり、rionさんの声もデカくなると……。

あと最近女性のような高い声も披露して、偶然居合わせたLaz選手を驚かせておりました。ちなみにそこでMinty選手も女性のような声を披露していましたが、それはrionさんの動画でご覧ください。

Zepherさん、rionさんが選手でなくなったのは少し残念ですが、ストリーマーとしても成功することでしょう!

国内最強を手にし、VCTにて二冠を収めたメンバーはneth選手、Zepherさん、rionさん、Medusa選手、Munchkin選手です。あの圧倒的優勝候補だったZETA DIVISIONを下しての二冠です。

その要因は何だったのか。何度も見返してこれじゃないかと思うのは、「相手チームへの信頼」です。

ZETA DIVISIONなら絶対カバーしてくる。絶対フェイクを読んでくる。絶対リスクがあるプレイをしない。本来強いムーブをあらかじめ読んでいた。そんな試合に見えました。

そこにCRのチームメンバーが全員リスクを恐れず個々で立ち回って情報をとっていき、5人まとまっていては埋めきれない小さな小さな穴を突いていった。だからこそ、あの絶対王者ZATA DIVISIONを倒せたんじゃないでしょうか。

そして、大きなチーム変更を経て臨むStage 3。rionさんとZepherさんが抜けて新たに4人の選手が加わりました。ネームバリューと実力だけで言えば申し分のない4人が入ったと思います。

ただ他のチームに比べて一緒に練習できた期間は短く、抜けた2人とは違ったタイプのプレイヤーが入りました。今までCRがしてきたプレイとは良い意味でも悪い意味でも違う形になり得ます。

Stage 3ではZETA DIVISIONに王座を譲ったものの、ベルリン行きのチケットを勝ち取ったCR。改めて世界に挑戦するCRの戦いを見逃す道理はありません。ぜひVALORANTプレイヤーには見て欲しい!

ベルリンで開かれる「VCT Stage3 - Masters」は日本時間9月10日~19日に開催予定です。この記事でVALORANTを知ってくれた方がいるのであれば、ぜひ一緒に観戦して応援してほしい。

とても面白いゲームです。オリンピック・パラリンピックの盛り上がりも冷めやらぬ中ですが、それに負けないぐらい盛り上がること間違いなし。

今度こそ、日本のチームが世界で数ある強豪チームを押しのけ世界をその手に収めてくれるでしょう!

イラストレーター、アニメーターを生業にしています。VALORANTは配信開始されてから割とすぐに始めましたが、現在のランクはブロンズ1です! GG!
ツイッター:@Aoki73404081