この大会は、最初から全キャラが使える無料アプリ「モンスターストライク スタジアム」を使用し、4人1チーム制で競います。全国6都市で行われた予選大会を勝ち抜いた8チームが激突しました。

タイムアタック 新鋭チーム躍進

モンストグランプリの決勝大会に出場した8チーム

結果だけ見れば、優勝の最有力候補だったプロチーム「ᎶᏤ」が順当に勝利したように思いますが、手に汗握るシーソーゲームが繰り広げられました。

その兆しは決勝大会の前日に開催されたタイムアタックRoundから見えました。

このタイムアタックRoundの上位者が、決勝トーナメント(バトルRound)で、キャラクター選択を先攻にするか後攻にするか決めることができます。相手チームに選択されたキャラクターを指名することはできないので、作戦通りに試合を進めるためには、先攻か後攻を選べる立場を得ることは大事です。

ところが、プロチームの「ᎶᏤ」と「Cats」が3分前後と低迷。上位に位置したのは「早撃ち0.3秒」、「LMBulldozer」、「ミラノ風カルボナーラ」といった新鋭チームでした。

タイムアタックRoundの結果
1 早撃ち0.3秒 2:05.51
2 LMBulldozer 2:16.77
3 ミラノ風カルボナーラ 2:22.23
4 (株)ピーター・パン 2:22.72
5 Cats 2:52.97
6 Blue Rose 3:12.10
7 ᎶᏤ 3:12.71
8 砲撃timely's 3:24.57

ベスト4かけ熱戦 「ミラノ風カルボナーラ」が存在感

モンスト日本一をかけ8チームが激突

バトルRoundでは、平均年齢が一番若い「ミラノ風カルボナーラ」が存在感を示します。速くて正確! 最速で飛ばしまくるその勢いは、目を見張るものがありました。ベスト4進出をかけた「光魂の暗黒神」戦では、なんと6手でクリアするという派手なスタートを切りました。「ほぼ完璧な位置取りと手順で、ミスがない。かなり研究と練習をしてきたことがうかがえます」と解説のけーどらさんも驚いていました。

対して苦戦を強いられたのは、ベテラン勢。「ᎶᏤ」も「Cats」も初戦でストレート勝ちとはならず、3ゲーム目にもつれ込みました。「早撃ち0.3秒」と対戦した「ᎶᏤ」は「緑秀の上王」戦で、かなり劣勢のまま最終ステージに入り、エクスカリバーのストライクショットで大逆転。会場中から大歓声を沸き起こった神ショットで辛くも1秒差で逃げ切りました

準決勝、CatsとBlue Roseが涙

この日のために練習を積み重ねてきた出場チームのメンバーたちは気合十分

準決勝は「ミラノ風カルボナーラ」と「Cats」が対戦。「ミラノ風カルボナーラ」がミスのない試合運びでリードします。「リカバリーで理想手に持っていけるのがすごい」と解説のタイガー桜井さん。イレギュラーバンドで思わぬ配置や展開になっても、そこから最適解をすぐに見つけて対応するスキルは、練習の積み重ねの賜物でしょう。どんな場面でも常に冷静で落ち着いたプレイでプロの意地を見せた「Cats」ですが、3ゲーム目の「光魂の暗黒神」の初手のミスが響き、惜しくも涙を飲みました。

準決勝のもう一試合では、大きな声をかけあって気合十分な「Blue Rose」が「ᎶᏤ」に挑みます。2ゲーム目の「蒼辛の酔狂学者」戦で、「ᎶᏤ」は4桁までHPを減らし、「もはやこれまで!」から逆転します。「バトルRoundの強さがプロの証。フィニッシュ力の強さが光ります」とタイガー桜井さん。何度もこういうピンチをくぐり抜けてきたであろうプロの力を見せつけられました。

最年長チームVS最年少チーム 涙の決勝戦

手に汗握る戦いが繰り広げられました

決勝は、勢いに乗る最年少チーム「ミラノ風カルボナーラ」と最年長チーム「ᎶᏤ」が激突しました。

1戦目を制したのは「ミラノ風カルボナーラ」。範囲内の味方の属性効果をアップするエレメントエリアが設置されている「蒼辛の酔狂学者」。エリア外だと火力を出しづらいため、配置がかなり重要になるバトルです。ここでも迷いなく、最短の手数で完璧な配置をする「ミラノ風カルボナーラ」の速さは目を引きました。「すべてのシーンでロスを最小限に抑えるという戦い方が素晴らしい。『蒼辛の酔狂学者』は、これまでも登場していますが、前回とは違う配置をしているところからも、幾通りもの可能性を研究していることが伺えます」と解説を務めた、けーどらさん。

2戦目の「緑秀の上王」では、「ᎶᏤ」が初手を1手で抜けられないミスをおかします。しかし、そこから冷静さを失わないのが、「ᎶᏤ」の強さです。その後、順調にストライクショットを貯め、最後にケイゴ選手がエクスカリバーでストライクショットを決め、イーブンに持ち込みます。

優勝を決める最終戦は「紫閃の狩人」。対策が必要なギミックは出現しないものの、パワーアップウォールに触れてから攻撃しないと火力が出にくいステージです。それだけにコース取りが重要な鍵を握ります。しかし、これまで完璧な戦いをしてきた「ミラノ風カルボナーラ」が、初手で初めてともいえるミスショット。「落ち着いていこう!」と声を掛け合い、リカバリーしますが、安定したプレイの「ᎶᏤ」を前に力尽きました。

優勝したᎶᏤには賞金5000万円が贈られました

優勝が決まり、「ᎶᏤ」の4人は涙。プライベートや睡眠時間を削ってまで、この日のために練習してきたという、リーダーのとし選手は次のように喜びを語りました。

「優勝できて、1番はホッとしているという気持ちと、人間こんなにも緊張することがあるんだなというのを初めて感じました。タイムアタックで7位という結果だったのですが、それで逆に気持ちがふっきれました。何度か準優勝は経験しましたが、やっと日本一になれて、とてもうれしいです。とにかく練習、練習、練習しかありません。その積み重ねが実りました。賞金で旅行とサウナに行きます!」