GGSTのカッコカワイすぎるザトーのモーションを見てくれませんか?

「デビルアクマ」さんが音ゲーと格ゲーについて語るコラム「デビルアクマ限界ゲーム語り」。今回のテーマは「GGSTにおけるザトーのモーション」です。
「デビルアクマ」さんが音ゲーと格ゲーについて語るコラム「デビルアクマ限界ゲーム語り」。今回のテーマは「GGSTにおけるザトーのモーション」です。
二度のβテスト、そして発売延期を経て、ついに「GUILTY GEAR -STRIVE-(ギルティギア ストライヴ、以下GGST)」が発売したぞ!
最新ゲームが無料で遊べる!5/14~5/16の3日間限定「GUILTY GEAR -STRIVE- 先行無料体験版(オープンβテスト)#2 」開催決定!この機会に友達と遊びつくそう!!#GGST
— アークシステムワークス公式ツイッター (@ARCSY_Event) May 7, 2021
βテストでは賛否両論だった新しいシステムや、おれが生涯で一番やりこんだギルティギアXrd REV2が旧作になる寂しさから、発売前は少しモチベーションが低かったGGSTだが……。プレイしてみるとやっぱりギルティギア!
過去作にあったテクいオタク要素が簡略化されていたり、簡単なコンボでもさらっと3~4割持っていってしまうやんちゃな火力は、格上相手にも「イチ」を引きやすい。
さらには「画面端で一定以上のダメージを出すと壁が割れて、攻めている側のゲージが溜まりやすい状態で両者ともに画面中央に戻る」という画期的なシステムによって、「画面端で一生ハメられるんだけど!」というギルティギアの闇を克服。
初心者にとってかなりとっつきやすく、なおかつ駆け引きを楽しめます。
オタクとしては「ギルティギアもこんなに丸くなっちゃって……」と、改心した不良を見るような心持ちだったのですが、蓋を開けてみれば「4種類あるめちゃ強なロマキャンの使い分け」や「シンプルになりはしたが奥が深すぎるコンボ選択」などやりこみオタク要素がしっかり存在しており、トレモのやり甲斐も十分。……おれはアークシステムワークスの開発力を信じてたよ。
とはいえ、まだあまり対人戦をやれておらず、ずっっっとトレーニングモードで遊んでいます。
トレモにこもってる理由はコンボも立ち回りも覚え直しだからっていうのもあるんだけど、今作もとにかくキャラのモーションがカッコいいから! 前作のギルティギアXrdシリーズはまさに正統進化といったアニメーションで、今までのギルティギアシリーズを最大限パワーアップさせたような動きに感動を覚えた。一方、今作のモーションはまさに完全新作。見たことのないモーションがてんこもりで、眺めているだけで時間が溶けていくのだ。
どのキャラのモーションも魅力的だけど、おれの長年の憧れキャラ、元アサシン組織の頭領「ザトー=ONE」のモーションがとくにビビッときた。一緒にザトーのモーションを見てくれませんか。
ザトーといえば、本体と分身の「エディ」を2体同時に操作して戦う、屈指の操作難度を誇る「二人羽織キャラ」だ。さまざまな点が刷新されたGGSTでは、その象徴とも言える分身のエディが……なんか可愛くなってるのだ!
どういう心境の変化? たしかに「影の使い魔なんだからそんなに筋肉いらないだろ」って思ってたけどさ。お気に入りなのかなと思っていたサメのモチーフもなくなって、ステレオタイプな「影の異形」という出で立ちに。
今のところエディがこういった姿になった理由は語られていない。ただ、以前よりも液体のようにぬるっと動く感じがめちゃくちゃ影っぽい! お気に入りの技を抜粋して紹介する。
ザトーの牽制技の一つ、多段技の遠距離S。
大まかなモーションは過去作と同じだけど、龍の顎のような形に姿を変えながらぬるっと動く影の軌跡がめちゃくちゃカッコいい!
当の本人はブロンドをふわっとかき上げる優雅な動き。
立ちHSもザトーの牽制技。
元々はケルベロスのような影を遡上するウナギみたいにうねっと繰り出す技だったのだが、これまた影のゆらめきによって禍々しくパワーアップ!
GGSTは昔からあったモーションと完全新規モーションが混在しているんだけど、ザトーは昔からのモーションがリッチになっていて、個人的に一番感動したモーションです。とにかくカッコいい。
キャラ共通上半身無敵技の前入れP。
鉄球のような影をブンブン振り回すお馴染みの技に突然ガイコツの意匠が!
少し対空感は薄れたかもだけど、ちょっとデフォルメの効いたガイコツがおしゃれだ。オトコノコはガイコツに弱い。
「ザトーみたいなコンセプトのキャラに地上中段技はマズいだろ」で有名な前入れKだ。
ギロチンのような影をまとった足で踵落としをするような技で、通称は「闇カカト」。前入れPと同様、長年同じモーションだったこの技もテコ入れ! カカトからギロチン台へとクラスアップして、残酷さとポップさが同居したような良モーションに。
初めて見たときは動きに見とれてガードが崩れました。
完全新規技! 少し飛び上がってから襲いかかる前入れHSだ。
なにこの…………なに? 骸骨からクワガタが飛び出て……なに??
生身から骸骨が飛び出して攻撃する様は、どこかスカルガールズのイライザのような……いや違うわ、骸骨からクワガタが飛び出してるわ。なにこれ。
「ザトーみたいなコンセプトのキャラにコマンド投げはマズいだろ」で有名な必殺技、「ダムドファング」だ。
相手を巨大な闇玉に包んだあと、大量のサメが玉の中を泳ぎ回る。B級サメ映画みたい。一番モーションがパワーアップした技と言えるだろう。浮遊しながらサメ玉を眺めるザトー様もお茶目で◎。
必殺技の中でもひときわ長い演出時間は、実はエディゲージ回復用の時間なのです、粋な計らいだね。
エディがちびドリルを召喚して相手を運搬するエディの新必殺技、「多い!」。
浮かれるサルのように両手を叩きながら嬉しそうにドリルを生やすさま、愛おしいな……。ただの感想でしかない技名の「多い!」も、そんなエディ君に対するザトー様の愛あるツッコミだと思うと途端にほっこりするね。
大量の腕を広げてザトー本体を守る新必殺技、「張り合う」。
エディゲージの消費は多いものの、相手の攻撃を受け止めつつ、一定時間が経つと反撃するというかなり強そうな技だ。
ニッコニコで腕を広げて浮かれてるエディ君と、多頭の蛇が反撃するモーションがカッコいい。
「エディがザトーを守るような動きを見せている」って、過去のストーリーを考えるとかなりエモいな……。エディも丸くなったなあ。
ゲージを50%使用する伝統の覚醒必殺技、「アモルファス」だ。
初見時は「闇のキャラなのに光を駆使してる!?」と驚いたが、光で生まれた陰影が迫力あって良い! 地中から大きなサメが食らいつくっていうモーションは以前と変わらずだけど、終わり際にサメが大きな手に変化しながら消えていくところにモーションのこだわりを感じて、思わず笑みを浮かべてしまった。そうそう、こういうのが好きなんだよな! 理解ってるね~! って感じで。
つい興奮して多く語ってしまったが、本当はまだまだいっぱい良いモーションがある。皆さんの普段使っているキャラも、改めて目を凝らして見てみたらきっと新しい発見があると思うので、ぜひトレーニングモードで観察してみてほしい。
(C) ARC SYSTEM WORKS