無言のコミュニケーションが面白い

取材に答える川島ofレジェンドさん

――「LoL」に挑戦することで対戦ゲームへの認識は変わりましたか?

今までFPSやスポーツゲームを遊んできましたけど、意外と感覚はサッパリしていたんです。例えばFPSだったら撃たれた時点で即ダウンするし、対戦格闘ゲームの「ストリートファイター」シリーズも、1ラウンドは数分で終わると思います。でも「LoL」って1試合が平均して30分ぐらいかかる。しかもソロレーンの場合、最初の15分~20分は対面のプレイヤーとずっと向き合ったまま。この状況が個人的に面白いですね。

ゲームって友だちと横並びでワイワイ騒ぎながら遊んだり、オンラインならボイスチャットでしゃべったりするのが楽しいポイントだと思います。一方で「LoL」は対面のプレイヤーと完全に無言で戦うのに、どこかコミュニケーションに近い楽しさがあって、動き方やスキルの使い方のクセが何となく見えてくるんです。

「フラッシュ使ったね?じゃあこっちも攻めるよ」とか、「やけにグイグイ来るな」とか。たまにチャットやエモートであおられることもありますけど、プレイ中に色々分かるのが「LoL」の深さですね。

 ――川島さんはサッカーや野球を経験されていますが、リアルスポーツと比べて感じたことはありますか?

 1試合が一つのスポーツと呼べるぐらい、精神と頭を使います。スポーツ以外で例えるなら、一局が40分かかる麻雀(笑)。なので「LoL」をやった後はだいたい1分ぐらいで寝ちゃいますね(笑)。寝付きが良くなったので、眠れなくて困った日は1年半ぐらい無いと思います。疲労感の心地よさも含め、「LoL」は本当にスポーツと同じです。

 難しいことは考えない プレイヤーを倒す感覚を

インタビューで笑顔を見せる川島ofレジェンドさん

――現在のランクはブロンズですが、これからもトップレーンでランクマッチに挑戦するのでしょうか?

 去年はミッドレーンばかりやっていましたけど、今思うと自分に合っていないチャンピオンを使っていた気がします。それにミッドレーンはプレイ次第で試合を支配できますが、上手く流れを作るのが難しい。なので現状はトップレーンをメインにしつつ、他のレーンもときどき選ぶ感じでしょうか。

 ――もしこれからトップレーンを始める方がいるとして、どのようなアドバイスをおくりますか?

 色々な方に教えてもらいましたが、結局は「自分が気になるチャンピオン」を選ぶべきだと思います。それは見た目の好みでも良いし、使ってみた手触りでも良い。最初はCS(ミニオンのラストヒットを取ってゴールドを稼ぐテクニック)を取る、取らないは関係なく、気になったチャンピオンで対面の相手を倒すだけで良いんじゃないでしょうか。難しいことを考え過ぎず、最初のうちは「イグナイト」でも積んでプレイヤーキルの感覚をつかむだけで大丈夫だと思いますよ。

 ついこの間もプロの方が言っていたんですけど、全てのチャンピオンでCSを完璧に取る必要は無いらしいです。もちろんベストを尽くすのは大前提として、どうしてもチャンピオン同士の相性がありますし、10分間で70~80近くCSを取ることができれば御の字ですよね。僕も「このチャンピオンはCSを捨ててでも後ろに下がろう」だったり、ちょっとずつ分かってきました。

 ――メンタル面で「LoL」プレイヤーに伝えたいことはありますか?

 経験者の方からすると、初心者プレイヤーを見て「何してるんだ」とか「CS落としてる!」とか言いたくなるかもしれません。そうだとしても、単に落胆するだけのような言葉は投げかけないで欲しいですね。特に初心者は「LoL」のルールに慣れるので精いっぱいなはず。そんな状態でチクチク言われてしまうと、気分が落ち込んでパフォーマンスも下がってしまいます。

 もちろん生産的なアドバイスは別ですが、もし周囲で「LoL」を始めそうな方がいるなら、最初はあれこれ指示せずに見守るのも良いと思います。もし自分が誰かにレクチャーする側なら、意味のない「あちゃー」なんかは禁止にしますね(笑)。

 「LoLと言えば川島」に めざせケイン・コスギ

おなじみのポーズを決める川島ofレジェンドさん

 ――今後の展望やチャレンジしたいことを教えてください。

当初の企画は失敗でしたが、今でも変わらずゴールド到達が目標です。今年中に上がれるかは正直分からないですけど、配信のリスナーから「本当にうまくなっています」という意見もいただいていて。自分が使っているチャンピオン、例えば「イラオイ」の対戦だけを集めた試合の動画も色々とチェックしています。

「LoL」は1年半ほぼ毎日やっていて、プレイ時間も2000時間ぐらい経っているはずなんです。ここまで飽きずにプライベートでやっていることって今まで無いんですよ。今シーズンはブロンズ4からブロンズ3へ約250試合で上がったと思いきや、勝敗が安定せずにランクが変動している。

それでも応援してくれる方がいて、「OP.GG」(LoLの各種データ集計Webサービス)を開くと川島ofレジェンドが上位に上がってくることもあります。本当に果てしないゲームですが、僕を気になってくれている人のためにも、「LoLと言えば川島」と思ってもらえるように頑張ろうと思います。

 ――目標とされているプレイヤーはいますか?

 やっぱりケイン・コスギさんですかね。ケインさんはゴールドまで駆け上がった先人であり、お兄さん的存在でもあるので、まずはケインさん超えを目指します。僕が「ファイトイッパーツ!」を言えるように……(笑)。

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川島ofレジェンド

本名・川島章良(かわしま・あきよし) 東京都出身。吉本興業所属。2005年4月、金田哲さんとはんにゃを結成。離乳食インストラクター1級、幼児食インストラクター、だしソムリエ1級、食育アドバイザー、おひるねアート講師、ベビーサインパパアドバイザー講師、お弁当学マスター認定講師、入浴アドバイザー、ダイエット検定2級、和ハーブ検定、こども成育インストラクターなど多数の資格を持つ。
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ブログ:はんにゃ川島章良オフィシャルブログ
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