MOBAジャンルに慣れ親しんでいた二人

──お二人がDNGに加入した経緯を教えてください。

Totaka 元々は3年ほど前からスマートフォン向けゲームの「モバイルレジェンド」(モバレジェ)を始めて、「モバレジェ」の世界大会に出場して6位まで勝ち上がったころにスカウトされました。

ゲーム自体は幼稚園の時から遊んでいて、プレイステーションで「ファイナルファンタジーⅦ」を触りました。そこからNINTENDO64の「大乱闘スマッシュブラザーズ」や、「ゼルダの伝説 ムジュラの仮面」などもやっていましたね。

──別タイトルから移行する形で「ワイルドリフト」を始められたのですね。bagel選手はいかがでしょうか?

bagel DetonatioN Gamingが募集していたワイルドリフト部門のジャングラーに応募したのがきっかけです。DNGに入る前は「リーグ・オブ・レジェンド」(LoL)でサポートを担当していたんですけど、「ワイリフ」に来てからはジャングラーに転向しました。

最初に遊んだゲームは、中学3年生のころに出会ったスマートフォン向けゲームの「Vainglory」。だいぶMOBAに近いジャンルだったので、初めて触ったゲームからeスポーツ色が強かったように思います。そのあとに一度FPSをはさみ、またMOBAに戻ってきました。

──お二人の選手名の由来を教えてください。

Totaka 本名が「たか」なんです。でも、(プレイヤーネームとして)「たか」は他のゲームでもよく見かけるし、だったら「あんまりいないだろう」と思ってTotakaにしました。

bagel パンのベーグルが好きなので、そのままプレイヤーネームとしてつけました。ゲームをしている時もずっと食べていましたね。可愛らしくて気に入っています(笑)。

飛躍の端緒をつかんだ2021年前半

大会への意欲を見せるTotaka選手 

──2021年の競技シーンは「INVITATIONAL -THE OPENING GAMES-」
「OPENT TOURNAMENT -ALL PLAYER'S RIFT-」などが開催されましたが、改めて前半を振り返ってみていかがでしょうか?

Totaka まあボコボコにやられましたね……。でもスタートからそんなに上手くいくとは思っていなかったので。

bagel 僕は「LoL」プレイヤーだったので、DetonatioN FocusMe(DNGのLoL部門)が競技シーンの王者だと思っていました。大会もすごく緊張するし、「ワイリフ部門でDNGを背負う」というのに最近やっと慣れてきた感じです。なので、Totakaが言うように上半期は上手くいきませんでしたね。

──特に印象深い試合はありますか?

Totaka 「OPENT TOURNAMENT -ALL PLAYER'S RIFT-」で経験した「Killer Gaming」(KG)戦ですね。色々と差を感じましたし、何もさせてもらえませんでした。

bagel MOBAは性質上、ゲームが始まる前から自分たちと相手で差がつく可能性があって。今回はまさに「それ」でしたね。知識も含めて基本的な部分で負けている。試合で戦う以前の問題だと思っていて、「あの場面で負けちゃった」という負け試合じゃなかったんです。

Totaka もう全体的に負けてたね。

bagel 勝つために奇抜なことにチャレンジもしたけど、でもやっぱり基礎の部分で負けたよね。でも試合が終わったあとにたくさん気づきがあったと言うか。チーム全体としては大きな一歩になったと思います。練習をがむしゃらにやるのではなく、「もうちょっと考えよう」という方向へ変わったのは良かったですね。

練習スタイルに生じた大きな変化

意気込みを語るbagel選手

──KG戦の以前と後で練習方法はどのように変わりましたか?

Totaka 動き自体は改善されてきたと思います。

bagel 自分たちで感じるぐらいには進歩しているはずです。メンバー同士で話し合う頻度も増えていて、一番変わったのはTotakaと組む機会が多くなったことですね。それまで個人練習になりがちだったので「やらなきゃね」って話をして。チームメンバー同士で動きを確認しあう練習が増えたことも大きな変化だと思います。

Totaka 俺は前から(メンバーと)組んでいましたけど、bagelが個人練習にこだわっていて。

bagel 人とガッツリ組むよりかは、一人で黙々と練習するのが好きだったんです(笑)。とは言ってもポジション上、ミッドレーン(Totaka)とジャングル(bagel)はちゃんと連携する必要がある。そこから「ちゃんとやりましょう」という流れになり、自分からTotakaへ声をかけました。最近は以前と比べて(Totakaとbagelの)連携ミスは少なくなった気がします。

──二人が注目しているチーム、もしくは選手を教えてください。

Totaka Unsold Stuff Gaming(USG)のtatuki217選手。同じミッドレーンだし、すごく上手なんですよね。一度だけ戦いましたが、その時点で相手との差を感じたので、今の実力差はどのぐらいなのか気になります。

bagel ある意味でこの2人とも話題に上げたので、やっぱりKGには大会で勝ってみたいです。どうにかしてリベンジを果たしたい。できることなら印象深い負け試合の相手に打ち勝って、そのままペースを上げて日本一になれたらいいなと思いますね。一回でも勝つことができれば、DNGは良い流れをつかめるはずです。

チームゲームを重視して日本一を目指す

笑顔を見せるbagel選手(左)とTotaka選手 

──開幕する「WILD RIFT JAPAN CUP 2021」に向けた意気込みを聞かせてください。

DetonatioN Gaming発表:【Wild Rift部門 大会情報】「WILD RIFT JAPAN CUP 2021」にDetonatioN Gamingが出場!

Totaka もちろん上を目指していますが、足をすくわれないように気をつけたいです。上だけ見て序盤でこけちゃったら本当に意味がない。トーナメントはBO1(1回戦~3回戦)なので、地に足をつけて一歩一歩という感じですね。

bagel 僕はもう、何がなんでもプレイオフ(グループステージ)に出る。トーナメントを勝ち抜きたいですね。21歳という年齢的にも、ここで結果を出しておきたい。今年参加した大会は「このためにあったんだ」と思えるように、プレイオフまで残りたいです。

──プレイオフ進出を目指すために具体的な方針は決めていますか?

Totaka 普段の練習の成果を出すことが一番大事ですが……。以前よりも「チームの連携」を意識しています。

bagel 前回戦ったKG戦では個々で動いていましたが、これからはチームが息を合わせて立ち回る。今まで意識していなかったわけではないですけど、それでも一番成長したと思えるポイントであり、これからも連携力を重視していきたいです。

──日本一になったらやってみたいことを教えてください。

Totaka 日本一の「ワイリフ」プレイヤーとしてファンがついてくれると嬉しいです。配信でプレイを見てもらって「良いな」って思われたい!

bagel 「ファンがついて欲しい」のは同じかも。僕は試合中にどんなことをしているのか、動画や配信で公開してみたいですね。「俺はこんな風に動いたり、指示を出したりしているんだよ」って(笑)。チームの司令官として動いている姿って、ゲーム外だとなかなか見せられない。なのでファンの方に見てもらいやすい形で公開できればと思います。