お笑いコンビ・平成ノブシコブシの吉村崇さん(@hnkyoshimura)は、バトルロイヤルゲーム「PUBG MOBILE」好きで知られています。吉本自宅ゲーム部(@yoshimotojitaku)として、ライブ配信プラットフォームMildomで毎週配信している「吉村新人のPUBってハニーチャンネル」は、芸人仲間とのトークと破天荒なプレーが人気の番組です。

6月12日には、「PUBG MOBILE」のコミュニティー大会「第2回ター君杯」を開きます。「PUBG MOBILE」にのめり込んだきっかけやeスポーツについての思いを聞きました。

仕事一色だった頭をゲームが切り替えてくれた

ゲームの楽しさを語る吉村崇さん

──「PUBG MOBILE」にはまったきっかけを教えてください。

芸人仲間の渡辺直美に勧められて始めたのがきっかけです。

当初は新型コロナウイルスの感染拡大前だったので、地方ロケもあり移動時間とか、とにかく空き時間があったんですよ。その中でぼーっとしてたら仕事の失敗とか、メンタルが落ちるようなことばかり考えてしまっていたのですが、「PUBG MOBILE」がそうした仕事一色だった頭を切り替えてくれたんですよね。

そうやって合間にプレイしてたら、ロケをご一緒したタレントさんもやっていたりして、「じゃあ、やりましょう!」となれたのは、すごく良かった。

芸人と俳優、芸人とアイドルなど、ジャンルを超えてのコミュニケーションには、お互い遠慮しちゃいがちなのですが、「PUBG MOBILE」を一緒にプレイすることで、いろんな垣根を飛び越えて、話せるようになったと思います。

──「PUBG MOBILE」ならではの面白さはどこにあると思いますか?

たとえば「Apex Legends」では、勝てるようになるためにかなりの時間とより凝縮された技術が必要になってくると思うんですよね。

でも、「PUBG MOBILE」では、1位になることはできなくても、仲間とわちゃわちゃしゃべりながら楽しめるので、僕自身はこっちの方がコミュニケーションを取りやすいかな、と思います。参加がより簡単かなと思います。

また、スマホで遊べるカジュアルな感じに魅了されたところもあります。働く時間帯がぐちゃぐちゃで、移動も多い芸人っていう仕事柄、相性がよかった気はしますね。

──「PUBG MOBILE」は、芸人仲間の中でも流行っているのでしょうか。

本当に流行っているのか、僕にやらされている芸人が周りに多いだけかは定かではありませんが、多分流行っているとは思います (笑)。

ちなみに、吉本芸人における「PUBG MOBILE」の総大将は間違いなく(インパルスの)板倉(俊之)さんです。でも、板倉さんは寡黙な方ですから、騒ぎ立てすることはなくて。

そこで、僕がスポークスパーソンをやらせてもらっているわけですが、実際に仕事にもなっていて、魅力も感じています。そういう意味では、「PUBG MOBILE」は特に若手芸人にとって新しいチャンスになるかもしれませんね。

「草野球」の最高峰をめざしたい

ゲーム配信に臨む吉村崇さん

──吉村さんは、eスポーツをどう捉えていますか。本格的にトライする予定はあるのでしょうか?

勝つために人生と時間を捧げるのがeスポーツで、それをするのがeスポーツ選手。でも、参加する人自身のメンタル次第で、どんなジャンルのゲームでも、eスポーツになると思うんですよ。

僕はまだ「PUBG MOBILE」を「ゲーム」としてやっています。eスポーツに片足つっこむくらい、ちょっと本格的にやろうかなと考えてはいるのですが……。

今は野球でたとえるなら、どっちかっていうと草野球。上手い人たちはプロ野球で、やっていることは同じですけども、いざ、「お前、プロ行けよ」って言われたら、ちょっと腰が引けちゃうというか。

でもやっぱ、「草野球にも光を!」っていう感じかもしれないです。草野球の最高峰、つまりアマチュアの最高峰を目指したいですね。オリンピックはアマチュア最高峰ですから、オリンピックに行くのは僕らですよね(笑)。

eスポーツまでは敷居が高い、っていう人たちが参加できるような下部団体が「吉村新人のPUBってハニーチャンネル」かなって。

子供が「師匠」に ごちゃまぜで面白い時代が来る

──吉村さんにとって、ゲームとはどんな存在ですか?

かつては遊びというか、暇な時間を埋めるだけのためのものだったと思うんですが、今は全く違いますね。

これに時間をかけても損はしない。メンタルや仕事、必ず何かにつながるような、いろんなものに影響を与える存在になってきましたね。

──eスポーツでは若い世代の活躍も増えてきましたね。

そう、だから怖いんですよ。今までって、大人は子供より圧倒的に強い存在だったと思うんです。僕が小さい頃の40歳は、威厳があって強くて、子供の僕らが何をやってもかなわなかった。

でも、これがゲームの世界では、大人の僕らが子供に負け始めているんです。子供との戦いで大人が負けるっていう、今まで経験をしたことがない時代に突入する可能性があるわけですよ。子供に負けて「師匠」っていう子供が出てくるかもしれませんね。だから面白いです。ごちゃまぜで。