こんにちは! Libalent Vertex所属のsitimentyo(@sitimentyo1)です。

「BOCW」には様々なゲームモードが用意されていますが、その多くは2チームに分かれて争う形式です。チーム同士でキル数を競い合う「チームデスマッチ」(以下、TDM)しかり、一度倒されてしまうとリスポーン(復活)できない「サーチ&デストロイ」(以下、S&D)しかり、どれもチームメンバーとの協力無くして勝利を掴むのは難しいでしょう。

今回紹介したいのは「勝率アップに繋がる立ち回り」です。試合中は何となく敵がいるところに走っていけばOK……というわけではなく、優位性の裏には必ずと言っていいほど合理的な立ち回りが存在しているのです。例えば、プレイ人口の多い「オブジェクトルール」(拠点確保を目指すゲームモード)でも、こうした “立ち回りの原則” は存在します。

とはいえ、今回お伝えするのはそこまで難しいものではありません。意識できるようになれば他のゲームモードでも応用が効くうえ、チーム全体が不利な状況に陥っても、劣勢を立て直して反撃の機会を作り出せます。

オブジェクトルールでは「クロスファイア」を作るべし

さっそく、マップを見ながら「立ち回りの原則」について説明します。具体的な例があった方が分かりやすいと思うので、人気マップである「Raid」において、オブジェクトルールの代表格である「ドミネーション(以下、ドミネ)」の動き方を考えていきます。

まずはRaidにおいて最も重要となるマップ下側のB旗。B旗を確保する上で撃ち合いになりやすい場所は、下記の通りです。

武器に適した交戦距離を保ちつつ、重要拠点のB旗へプレッシャーをかける

3つの赤枠のうち左右の2つは屋内で、屋外の開けた通路に比べてやや狭め。ゆえに近距離の撃ち合いに強い「サブマシンガン(SMG)」などを持っている人が率先して戦うべき場所です。以前紹介した各武器の射程距離と敵との距離感を掴んでおけば基礎の部分はOKです。

しかしドミネは拠点確保が必要なオブジェクトルールであるがゆえ、敵との距離感のほかに意識すべき要素がもう一つあります。それは「クロスファイア(十字砲火)」。つまり、B旗内の敵を排除するのであれば、最低でも二方向から射線を形成してB旗に対してプレッシャーを与えるのが重要です。

2人以上のプレイヤーが別々のポジションからB旗へ射線を通していれば、たとえ1人が倒れても、もう一方向からカバーして敵を倒せるので、B旗周辺の敵を一掃しやすくなります。

クロスファイアを組む際は人数の配分も考えないといけません。個人的な感覚ですが、5人編成の場合は3人が正面に向かい、残り2人がサイドから射線を形成するのが良いと思います。慣れるまでは大変かもしれませんが、ミニマップを見ながら「自分がいる方向は(一緒に行くと)4人になりそうだし、じゃあ側面に回り込もう」などと考えながら立ち回ってみてください。

ハードポイントでも「クロスファイア」が有効

また、クロスファイアの概念はドミネ以外のゲームモードでも応用可能です。

例えば「ハードポイント(以下、HP)」は時間経過で拠点が移り変わりますが、射線の作り方で意識することはほぼ同じ。各プレイヤーが拠点へ直行するのではなく、「フロント」「サイド(裏取りも兼ねる)」とリソースを割き、2つ以上の射線を作り出すことです。

拠点を敵チームに取られていても、正面から突っ込むことは避けて、チームメイトの動きを見ながらクロスファイアを形成するようにしましょう。

リスポーン地点(オレンジ)から拠点(赤)へ向かうルートはいくつか存在する

とはいえ、野良プレイヤーが集まってチームを編成する公開マッチでは、思った以上に連携が難しいのも事実。そんな時は「先にリスポーンした人が率先して側面や後方へ回り込む」と、後からリスポーンしたプレイヤーが助かります。

先に復活した人が側面から、続いて復活した人が正面から射線を作る。するとタイミングよくクロスファイアを作りやすく、より安定してポイントを確保できるはずです。

どのマップでも、これを意識しておくと勝率もグッと上がります。

強くなりたいなら「FFA」にこもって修行するのもアリ

このコラムを読んで下さっている方のなかには、「そもそも射線ってどう意識するんだ?」という初心者プレイヤーもいると思います。射線の感覚を覚えるためには、「フリーフォーオール(以下、FFA)」で個人練習に励んでみるのも十分アリです。

FFAは上述のドミネやHPと異なり、自分以外のプレイヤーは全員敵というゲームモード。信じられるのは自分のみ、本当に全方向から狙われるので、自身の身を守る「射線管理」能力が嫌でも身につきます(笑)。逆に言うと、そのマップにおいてどこなら射線を通せるのかもわかるようになるんです。

FFAではリスポーン地点で複数人に囲まれることもザラにあって、なによりもまず銃撃されないように遮蔽物に隠れないといけない。そういった「射線を切る能力」を効率よく身につけられるんです。全員が敵なので戦況がゴチャゴチャしていますが、初心者のうちからFFAにこもって修行する価値は大いにあるはずです。FFAで身につけた立ち回りは、オブジェクトルールにおける「人数不利の状況をくつがえす戦い方」にも繋がりますしね。

また、FFAは戦況に応じて戦う場所が限られるので、リスポーン地点を把握する上でも非常に勉強になります。僕自身も初心者の頃はFFAにこもっていましたが、「敵がリスポーンして正面からやって来る、でもここまで10秒はかかるだろうから、それまでに別方向にエイムを合わせておこう」……などなど、リスポーン地点とリスポーン地点の中間である「ホットスポット」を自然と見極められるようになりました。

まとめ

FFAの話もはさみましたが、以上がオブジェクトルールにおける「勝率アップに繋がる立ち回り」解説となります。

クロスファイアは原理こそシンプルですが、射線の数・場所・角度の組み合わせを変えることで色んな攻め方を構築できます。最初からそれらを完全に理解するのは難しいので、まずは「試合中に2射線を作る」ことを念頭に置いて立ち回ってみると良いと思います。

僕のチャンネルでは実際の競技シーンを振り返りる反省会の様子もアップしています。よろしければこちらもご覧ください!

大きな勝利も小さな努力から。ベストな立ち回りをマスターしてぜひ試合で生かしてみてください!

(語り手 sitimentyo/構成 龍田優貴)