実物大ウィングマンのオモチャを買ったから遊ぶ

サイボーグVTuber「マシーナリーとも子」さんが様々なeスポーツタイトルなどを取り上げるコラム「マシーナリーとも子とeスポーツの浅瀬から」。連載20回目のテーマは「Apexのウィングマンのオモチャをカスタム」です。
サイボーグVTuber「マシーナリーとも子」さんが様々なeスポーツタイトルなどを取り上げるコラム「マシーナリーとも子とeスポーツの浅瀬から」。連載20回目のテーマは「Apexのウィングマンのオモチャをカスタム」です。
今年の2月頭、楽しみにしていたウィングマンのオモチャが届いた。おなじみ「Apex Legends」に登場するヘビーアモをガスンと撃ち出すピストルの1/1スケールモデルだ。
楽しみにしてたおもちゃが届いたわ pic.twitter.com/vmY7mUhPjM
— マシーナリーとも子@サイボーグVTuber (@barzam154__) February 6, 2021
こいつはJakks Pacificというメーカーから発売されたもので、日本ではインフォレンズという会社が代理店になっている。弾は撃てないけど、展開してリロード時のギミックを楽しめるのがウリなんだぜ。
弾は打てないけど展開が再現されてる pic.twitter.com/Oo19u3gxzr
— マシーナリーとも子@サイボーグVTuber (@barzam154__) February 6, 2021
この1/1ウィングマン、持ってみると「デカ!!!」って驚いてしまう。ゲーム中だとそんなに大きく感じないのに……マジですか? いやヘビーアモ使うピストルだしデカいんだろうけどさ。「こんなデカいのか!」って思う。
あとプラスチックで出来てるのに結構ズッシリと重みを感じる。これが実物だと弾も入ってるし金属とかも使われてるわけだろ? ガンガンリコイルコントロールしながら連射してるレジェンドたちは大変だね。
さて、今回の記事では「1/1ウィングマンのオモチャ買ったよ。かっこいいだろ。いいだろ」って自慢だけできりゃあいいかなと思ってたんだけど、さすがにこれだけだと商業メディアに掲載する記事として薄すぎる。なのでコンテンツ感を出していくためにもう少し遊んでいこうと思います。っていうかさ、よく見るとこのウィングマンって色がヘンなのよ。
これはおそらく、アメリカでは銃が身近な存在であることが理由だろう。一般人でも銃を買って保持できるアメリカでは、リアルな銃のオモチャは本物の銃と見分けることが難しく、トラブルの原因となり得る。だから「この銃はオモチャですよ」という主張が必要になるんだな。大変だね。そのために派手なオレンジ色を配したんじゃないかな。完全に推測だけど。
例えばアニメ「トランスフォーマー」のメガトロンは当初、ロボットからリアルなピストルに変型するキャラクターだったが、その後のリメイクなどでは銃に変型することは少なく、もっぱら戦車に変型するキャラクターとして登場してたりする。これもアメリカが銃社会であることの影響だ。とはいえここは日本だし私が勝手に楽しむぶんには何の問題もねー。
ここはリペイントしてみてゲーム中っぽいウィングマンを再現してみるとするかね。
せっかくだからゲーム中で私が愛用してるスキンにしよーかな、ということで今回はこいつをモチーフにする。
コモンスキンのイエロージャケットだ。
……あ? 「なんだコモンかよ」だと!? いやいやいや、このくらいが一番かわいいだろ?! レア度が高くなるとギラギラになったりパターンが動いたりして派手すぎてなんか違うんだよ! そういうのが似合う武器もあるし実際に使ってるのもあるが、ことウィングマンについてはこれくらいの塩梅がいちばんいいと思うんだよマジで。っていうかレジェンダリーとかになると形からして違うから無理だし。
というわけでこいつを目指してやっていきます。異論は認めん。
まずは分解しないとどうしようもないので、電動ドライバーでネジをガンガン外していく。
オモチャでは弾倉がなんかアーム? に完全に固定されているが……。
内部のネジを1本外したら取れた。
これでゲーム中のリロードモーションが再現できるぞ!! これはリペイントしなくてもオススメの改造だぜ。
んで、リペイントの続きだ。もっと分解してだいたいバラバラにする。
バラし終わったら、外装パーツを台所洗剤とかに漬けて洗う。パーツに油脂とかついてると塗料を弾いちゃうから。あとこのオモチャでいえば、ギミックを滑らかに動かすために可動部にグリスが塗られてたので、それがどっかに付着してるかもしれないしね。
ああ、内部パーツは塗装しないよ。見えないから。
各部に塗装ハゲ? を意識したプリントは、紙やすりとかで削り取る。プリントされてないところと比べると見た目以上に凸凹してるからね。平坦にしていく。
乾いたらこういう、パーツを鷲掴みにする棒と棒を挿す箱にぶっ刺して塗装の準備は完了です。
そしたらサーフェイサーっていう下地材を吹くよ。こいつはパーツと塗料が食いつく助けになったり表面のキズを埋めたり色を統一したりする役目がある。
サーフェイサーを吹いたら下の画像みたいになる。実はここでこのサーフェイサーを吹くという行為に大変なミスがあったんだけど、この段階では気づいてなかった。が、とにかく吹いてしまった。いったいどんな恐ろしいことが待ってるんでしょうか。
塗装にはいろいろな方法があって、一番手頃な缶スプレーを買ってきて吹く方法にしました。3000円くらいになったけどまあいいや。面倒を面倒じゃなくするためにお金を使うのがサイボーグ流よ。黒い塗料は複数買ったけど基本ガンメタルとライトガンメタルってやつしか使ってない。イエローはクロームイエローってやつです。
塗った。基本的に色塗るときは明るい色→暗い色の順で塗るのがいいです。だいたいで。
ひとつのパーツに2色とか塗らなきゃいけないところもあるのでそういうところは色塗ったところをマスキングテープで覆ってから塗ります。バレルとかグリップの上のあたりとか(なんて呼ぶんだろう)(銃器に詳しくないからわからない)。
この調子でマスキングテープで覆……
ギャアアアア!!!
塗料が剥がれた!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんで(発狂)
オヴォッ……ゔぉえ!!!!! 最悪!!! 時間と資源の無駄!!!!
剥がれたらどうしようもないので、溶剤のプールに漬け込んでウェスで拭き取って塗料を落とします。泣いてる。
泣きながら落とした。
いや、実は塗る前から「オレンジのパーツが柔らかい気がするな……」と思ってたんだよね。一般的にこういうオモチャってABSとかPSっていうタイプの硬いプラスチックを使ってるんだけど、ぶつかって危ないところとか柔軟性が必要なところにはPVCとかPP、ナイロンとかの柔らかい素材を使ってる場合がある。
このオレンジのパーツがそうだったようなんだわ。うかつだった。
とくに剥がれることもなくきれいに塗り分けられたパーツもある。こっちはABSっぽいな。調べてみたところ……具体的には全パーツにマスキングテープを貼って剥がすことで塗料が剥離するかどうか調べるという虚しい作業の末にたしかめてみたところ、撃鉄とトリガー、アイアンサイトのあたりが柔らかパーツでした。
塗料を剥がして新たにタミヤの「ナイロン・PP用プライマー」を吹いてから塗装やり直し。今度は剥がれずにがっちり食いついたぜ。臭かったけど。
ああそうそう、今更だけどこういうスプレー塗料とかを吹くときは防毒マスクとかをつけとこうね。ガスおじがつけてるみたいなアレだよ。つけないでこういうの吹いてると君たち虚弱な人類の肺は塗料でぐちゃぐちゃになり、咳が止まらなくなって早死にしますので。
塗装が終わったらパーツを組み直して……
完成だ~~~~!!!! なんかネジが何本か余ってるけど!!!!(どうして???)
というわけで、塗装が終わりました。
か……かっこいい~~!!!!
めちゃめちゃかっこよくないですか????
展開してもかっこいい!!!! しかも……
リロードもできる~~~ッ!!! うわ~~~!!! かっこいい!!!
というわけで1/1ウィングマン、大変楽しくオススメなオモチャです。ウィングマンのピック率が高いプレイヤーには絶対触ってみてほしいね。私はウィングマン当てるの苦手です。
同社からは他にもレジェンドたちのアクションフィギュアや中身の入ったサプライボックス、ゲームに登場するネッシーのぬいぐるみなんかもリリースされてるので買ってみましょう。好きなゲームのオモチャを買って遊ぶのはめちゃめちゃ楽しいからね。ほんじゃ今日はこんなところで。
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