日本サッカー協会(JFA)は9日、2021年のサッカーe日本代表に選出された3人の選手を発表しました。選出されたのはJay選手(21)、Web Nasri選手(21)、Agu選手(23)の3人で、選手たちは「FIFA 21」のGlobal Series公式ランキングに基づいて選出されました。代表チームが結成されるのは2020年に続き2度目となります。

サッカーe日本代表は国際サッカー連盟(FIFA)が主催する国際eスポーツ大会「FIFAe Nations Cup 2021」への出場を目指して活動。3月下旬にオンライン開催される予選「FIFAe Nations Online Qualifiers」に出場します。

初選出のJay選手

SCARZ所属のJay選手は今年が初の代表選出となる選手です。Jay選手は「FIFA 21」でこれまでに輝かしい大会成績を残しており、「FIFA21 Global Series East Asia Qualifier」、 「eJリーグオンラインチャレンジカップ」、 「eJリーグ FUTチャンピオンカップ」で3冠を達成していることから、現日本王者として高く評価されています。

会見に臨むJay選手

Jay選手は代表に選ばれたことに対し「去年は代表になれず悔しい思いをしていたので、とても嬉しいです。今年は大会成績も良く非常に調子が整っているので、代表のためにも良い結果が残せると思います」と力強く語りました。

また、自身のプレースタイルについては「強みは一貫して堅い守りと、そこから転じて繰り出される速攻のカウンターです。見ていて面白いプレーを常に意識しているので、ぜひ注目してください」と語りました。

2度目のWeb Nasri選手

鹿島アントラーズ所属のWeb Nasri選手は、昨年に引き続き2度目の代表選出となる選手です。「FIFA 21」では「eJリーグクラブチャンピオンカップ」を優勝するなどの好成績を収めています。

Web Nasri選手は「2年連続で代表に選出されたことを嬉しく思います。昨年は代表として出場を目指していたFIFAe Nations Cupが中止になってしまったこともあり、不完全燃焼で活動が終わってしまっていましたが、今年は大会が開催される予定なので、予選でしっかりと結果を残して本戦に出場したいです」と世界大会に向けての意気込みを語りました。

会見に臨むWeb Nasri選手

自身のプレースタイルについては「自分の持ち味は攻撃的なポゼッションにあります。自陣でボールを回すのではなく、しっかりと前線にプレッシャーをかけながらボールの支配率を高めていく戦略を得意としているので、そういったプレーに注目してほしいです」と語りました。

リザーブから正規メンバーへ Agu選手

Blue United eFC所属のAgu選手は、昨年は代表のリザーブを務めていた選手ですが、今年は正規メンバーとして代表に選出されました。「FIFA 21」では「FIFAe Club World Cup 2021 Zone 2」を優勝するなどの成績を収めています。

Agu選手は「昨年はリザーブとなりとても悔しい思いをしましたが、その分今年の代表メンバーに選ばれたことを光栄に思います。チームとしてまずはアジア予選を突破し、FIFAe Nations Cup優勝を目指して頑張っていきたいです」と語りました。

会見に臨むAgu選手

プレースタイルの特徴を聞かれると「自分の持ち味は名前にある通りアグレッシブな攻めにあります。ドリブルを生かして相手にプレスをかけるスタイルが得意なので、是非注目してください」と語りました。さらに、「自分はメンタルトレーニングも行っていて、PK戦のプレッシャーがかかる場面において力を発揮できるのも強みです」と、精神面の自信を覗かせました。

eスポーツを広く知ってもらいたい

発表にはJFA専務理事の須原清貴氏も登壇しました。須原氏はeスポーツについて「性別やハンディキャップの境界線をしなやかに越える素晴らしい競技で、これはJFAの理念と合致する」と述べました。

須原氏はサッカーe日本代表について「昨年はFIFAe Nations Cupが中止になった関係で彼らに思うように活躍の場を与えられず、私どもとしても悔しい思いをしていました。今年は彼らが存分に活動し、eスポーツをより広く知ってもらうために精一杯サポートしていきたいです」と説明。また、選出された3人については「素晴らしい個性を持ったプレーヤーです。彼らにはその個性を大切にして、eスポーツを共に大きくしていこうという意識のもと、全力で活動していただきたい」と期待を寄せました。

「FIFAe Nations Cup 2021」のオンライン予選は3月下旬に、本戦は5月に開催が予定されています。