【Apex】シーズン8の新武器、新レジェンドはどう? 定番武器セット&編成に変化の予感

今月3日、人気バトルロイヤルゲーム「Apex Legends」(以下、Apex)に大型アップデートが配信され、新シーズン「シーズン8 – メイヘム」が開幕しました。
5日に配信開始から丸2年を迎えたApex。シーズンが変わる度に大きく環境が変化してきたApexは、シーズン8でも大幅にゲーム内容がアップデートされました。新シーズンの変更点をチェックすると共に、プレーインプレッションをお届けします。
今シーズンから新たにレバーアクション式で高威力を誇る武器「30-30リピーター」が追加されました。しかし、より大きな変化は既存武器の調整と言っても過言ではありません。特に、近距離で抜群の安定感を誇っていた「ボルトSMG」の威力が16から15に弱体化されました。
ただ、接近戦で頼りになる「マスティフショットガン」の強力さは健在のため、近距離戦の軸は「ボルト&マスティフ」のまま変わらないと予想されます。しかし、マスティフの相方には今回のアップデートで威力アップした「オルタネーター」などの武器も候補に入ってくるのではないでしょうか。
そして武器に関するアップデートで忘れてはならないのが、武器の収納中に自動でリロードしてくれる「ゴールドマガジン」(通称、金マガ)の登場。自動リロードによる圧倒的な戦闘継続能力は魅力ですが、他の拡張マガジンと同様、対応した弾薬を使う武器にしか装備できません。どの金マガが落ちていてもフル活用できるように、得意な武器のレパートリーを増やしたいところです。
また、ショットガンは金マガの恩恵を受けられないこともあり、たとえば金マガを2つ見つけた場合であれば、これまでのように「ボルト&マスティフ」の軸にこだわり続ける必要はなくなるかもしれません。
武器についてはその他にも細かい調整が加えられているので、一度パッチノートに目を通しておくことをおすすめします。
新シーズンの目玉である新レジェンドも登場。今回追加されたレジェンドは傭兵からApexの世界へと身を投じた「ヒューズ」です。
ヒューズは他のレジェンドよりグレネード類を多く所持でき、遠距離への精密な投てきを得意としています。戦術アビリティでは建物のドアなどを破壊可能なクラスター爆弾を射出し、炎の壁を作り出して敵を捕らえるアルティメットアビリティ「マザーロード」も対面してみた感覚ではかなり厄介です。
防衛・移動には仲間の手助けを必要としますが、建物や有利なポジションに陣取る相手との睨み合いが発生しがちな終盤戦の状況を変化させそうなレジェンドです。
シーズン8では、前シーズンのほとんどの期間でローテーションから外れていたマップ「キングスキャニオン」が装いも新たに帰ってきました。
以前のキングスキャニオンはエリアとエリアの距離が短いことから、戦闘が長引くほど後から来たチームが勝ちやすく、有利な降下地点が限られている印象が強いマップでした。
それが今回のアップデートでは様変わり。北部に大きな新エリアが追加されたことでマップが一気に広くなり、各所に武器と弾薬やアタッチメントを搭載した武器庫「起爆ホールド」が配置されました。ホールド内にはレアリティの高いアイテムがぎっしりですが、ドアを爆破した音に敵が気づくリスクもあります。
筆者も早速新マップをプレーしてみましたが、相対するレジェンドも武器も、かなりバリエーションが増えたように感じました。思えばキングスキャニオン初登場時から各レジェンドの能力に調整が加えられており、旧マップ時代に比べて編成の自由度も大きく上がったように感じます。
絶対にチームに欲しいレジェンドとされてきたレイスのヒットボックスが少し大きくなっただけでなく、これまで使用率が低かったレジェンドにも手が加えられたのが要因なのでしょうか。前シーズンのインタビュー時には開発チームから「バランスについてはかなり細かく、そして慎重にチェックしている」との発言もありました。今後も「完全にこの3人で決まり!」という編成が長く続くことはなさそうです。
マップが広くなったことで今まで以上に移動力を重視するのか、建物内への「立てこもり」に特化した防衛キャラクター編成を選ぶのか。あるいはクリプトとヒューズ、ワットソンによる「相手のアビリティ妨害編成」も面白いかもしれません。
休止期間を経て帰ってきたキングスキャニオンはゲームのサービス開始から存在するお馴染みのマップですが、思い返せばその時々によって随分と様子が変わり続けています。
編成や武器バランスも重要なポイントですが、こうしたキングスキャニオンの歴史に思いを馳せながら遊んでみるのもオススメです。
今回マップ北部が広がったのはヒューズの登場セレモニーのために用意された巨大なガンシップが墜落するという大惨事によってのこと。被害の出たエリアでは流出燃料による水質汚染が進んでおり、新エリアにはそれを食い止めるために環境活動組織が設営した臨時キャンプも並んでいます。
過去のアップデートではスカルタウンやサンダードームなどのエリアが崩壊したり、恐竜によって踏み荒らされたり。ハロウィンイベント時には真っ暗闇の中にキャンドルがこれでもかと配置されたこともありました。
「漁夫が早い」「降りる場所が少ない」など、恨み節がぶつけられたこともあったキングスキャニオンですが、ギミックや隠し要素が仕込まれることも多い手の込んだマップです。シーズン7ではちょっとお休みしていましたが、敵を待つちょっとしたタイミングにでも2年の歴史を思い返しながら細やかなデザインに目を向けてみると言うのも味があるのではないでしょうか。
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