「鉄拳7」は2020年11月にアップデートが配信されています(アーケード版は2020年12月)。こちらはシーズン4としての大型アップデートでした。この記事では、主な調整ポイントを振り返りながら、キャラバランスを見ていきます。

「鉄拳7」シーズン4のアップデート

  • 新プレイアブルキャラ州光(くにみつ)の配信
  • 多くのキャラに新技追加
  • バランス調整
  • 段位システムリニューアル
  • 新システム「鉄拳力」追加

新キャラ州光の性能は?

州光と言えば、初代「鉄拳」から登場している卍忍術の「くノ一」として昔からのファンにも馴染みが深いキャラですが、今回参戦するのはその娘という設定。いわば二代目・州光です。

卍党党首である吉光との深い因縁があった初代・州光のもと、二代目・州光は立派な忍びとして成長し、怪盗として活躍します。そんなとき病気を患っていた母の容態が急変。母が唯一手に入れることができなかった妖刀吉光を手に入れるために立ち上がる、というのが二代目・州光の参戦ストーリーです。

「州光」紹介PV(tekkenchannelより)

初代は狐のお面を外すことがなく、ほとんど発言もなかったのですが、二代目は紹介PVで早速お面を外し、しゃべる姿を披露してくれています。CVが人気声優の早見沙織さんということもあり、大きな話題となりました。また二代目・州光の新ステージ「VERMILION GATES」も同時に実装されています。

シーズン4で何が変わった?

州光の参戦以外にも様々な環境の変化があります。各ポイントを解説します。

段位リセットと「鉄拳力」

バランス調整や新技追加に伴い、段位にも変更がありました。これまでの最高段位である「鉄拳神・天」の上位に「鉄拳神・滅」が追加されています。

さらに「真鉄拳神」以上の段位での必要な昇格ポイント数と増減するポイントの値を調整。加えて、「鉄拳神・天」以上の段位に連敗数が表示されるようになりました。

【新機能「鉄拳力」とは?】

プレーヤーの「総合的な鉄拳の強さや上手さ」を表す指標として、「鉄拳力」が実装されました。最高段位や全使用キャラの合計段位、試合数や対戦内容などによって数値は変動します。また鉄拳力が上昇するとプレーヤー名の色が変化する仕様です。

上記の変更に伴い、オンライン段位もシーズン3の結果に基づいて、シーズン4開始時にリセットされています。

オンライン周りの機能変更

オンライン対戦でのレスポンス改善(ロールバック/ネットコードの改善)が行われ、オンライン接続時の有線/無線が表示されるようになりました。公式サイトでは有線でのプレーを推奨しています。

シーズン4でキャラランクはどう変わったか

以上の変更点の他、シーズン4アップデートではキャラ性能に大幅な調整が施されました。一部キャラの弱体化・強化に加えて全キャラに新技が与えられ、以前より戦略の幅が広がっていると言えます。

しかし、全体的なパワーバランスは以前からあまり変わらなさそうです。強キャラとされていたスティーブ、ファーカムラムなどは依然として強く、今回のアップデートで一気にトップへ躍り出たキャラもいないのが現状です。

特に注目したいキャラをいくつかピックアップしてみましょう。

ファーカムラム

シーズン3のDLCとして追加され、昨シーズンは猛威を振るっていたファーカムラム。

今回のアプデによる弱体化も予想されていましたが、そこまで手痛いナーフは入っていません。技の多くはフレーム面やダメージ面での修正を受けていますが、強い技は十分に残っており、一番の武器である火力・リターン力も健在です。

ファーカムラムが受けた弱体化で最も影響が大きいのは、バックステップの後退量減少でしょう。ファーカムラムはこれまでに横移動の弱体化も受けており、今回の修正も相まって防御面での小回りは利きづらくなっています。

とはいえ、ファーカムラムは圧倒的攻撃力で今後もトップメタとして環境に君臨し続けることが予想されます。リーチの長い足技の数々や、壁に追い詰めた際のプレッシャーはやはり強く、対策必須のキャラであることは間違いありません。

マードック

今回のアップデートで一番株を上げたキャラと言ってもいいのがマードックです。

新規習得した「クイックコングラッシュ」は12フレームの確定反撃として非常に優秀で、立ち・しゃがみどちらの状態からも出せる非常に使い勝手のいい技です。

また、コンボ始動技「ダンク・エルボー」のリーチが拡大されており、これによるスカし確定性能も上がっています。

マードックはトップメタになることは無さそうなものの、以上の強化点から、スティーブを始めとする上位キャラの対策として有望視されています。

州光

最後に新規追加キャラである州光ですが、リリースから3カ月ほど経った現段階では、可もなく不可もないキャラと評されいます。

近距離から中距離にかけて有効な技を数多く持ってはいるものの、特別強い技もなく、プレーヤーの実力が問われる性能と言っていいでしょう。

州光の強みはその機動力の高さと、体格の小ささからくるコンボ回避性能です。州光のトリッキーな動きは初見では対応しづらく、対策をしていないと容易に負けてしまいます。また、今後この機動力を生かした戦術が開発されると、上位キャラ対策として株を上げる可能性も秘めています。

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以上がシーズン4のキャラバランスに対する大まかな印象です。

やはり格闘ゲームは好きなキャラを使うのが一番です。全キャラに新技が追加されていることもあり、無理に上位キャラを使うよりは、まずは自分の好きなキャラの新たな可能性を探してみてください!