今月16日、「ドラゴンクエストライバルズ エース(以下DQRA)」の大会として「しびら杯」を開催しました。今回は初めて大会を個人で主催することもあり、なるべく話題性の高いものにしたかったため、DQRAのプレーヤーやストリーマーの方を中心に声をかけて回りました。最終的にはDQRAの界隈で有名なプレーヤーの方々や、ストリーマーの方々に参加していただけたこともあり、想定していた以上に大きな注目を集め、配信としても盛り上がる結果となりました。

そもそも、なぜ大会を開こうと思ったのか?

しびら杯 Detonation Gaming

一般論というよりは、私自身がどう考えながらゲームをしているのか? という話になります。まず、DQRAは対戦型のカードゲームなので「勝負して勝つ」が大きな目的の一つとなっています。

もちろんゲームには様々な楽しみ方がありますが、やはり相手と勝負する以上は対戦には勝ちたい。対戦に勝つともちろん楽しいですし、勝ったことを自慢したい。ランキング何位になった、何連勝した、大会で勝ったなど色々とありますが、とにかく「自分はすごい!」ということをアピールしたくなる。実績のような何かを得られ勝つと自慢できる場を作りたい。

こうした気持ちが大会を開く原動力となりました。

「すごい」をたくさん生み出す

DQRAでは公式大会が3カ月に1回行われており、優勝者は「勇者」の称号を得てユーザーからたたえられています。これはもうめちゃくちゃ「すごい」わけですが、どのくらい「すごい」のかというと1次予選の足切りラインが5000人で、その参加者の中から勇者になれるのは3カ月に1人だけです。すごい分だけ難易度も高い。

もっと規模の小さい大会でも「優勝」というのはやはり特別ですし満足感があります。大会を開けば必ず「優勝者」が生まれ、褒めたたえられます。DQRAプレーヤーが満足感を得られる場が一つでも増えればいいなという考えがあり、それが大会を企画するきっかけにもなっています。

もっとも、今大会は私がDQRAで主催する初めての大会ということもあり、運営や大会進行、試合配信のトラブルをできる限り抑えることも目的として招待制で参加者固定のシステムを採用しました。第2回を開催するのであればもっと自由にエントリーして挑める大会形式も考えていきたいですね。

多彩な参加者

それでは、今回の大会の結果について触れていきたいと思います。まず、参加選手について私の主観による紹介となります。

Detonation Gaming しびら
しびら杯の参加者一覧

あーあい

勇者杯ファイナリスト経験もあり、実況解説などまで活動は多岐にわたる。DQRAは初期からプレーしており知名度によるゲーム環境へ与える影響力は強い。

トシ

大会主催や24時間配信、罰ゲームありの企画など行動力がとてつもないプレーヤー。大会に懸ける思いは強く、かつてファイナリストとして挑んだ勇者杯決勝大会では涙を見せたこともあった。

まめ

勇者杯優勝者であり勇者の一人。普段のゲーム配信の頻度や時間の長さが特徴的。絶対(?)に怒らない温厚さがあり安心して視聴できる、というファンも多い。

八九寺れーぷる

勇者杯ファイナリストを複数回経験している実力派。武闘家といえばこの男、というくらい武闘家デッキの使い手として有名。

リクヤト

勇者杯2020秋ファイナリスト。同大会予選で魔王ピサロを使い勝利した試合は記憶に新しい。オリジナリティーあふれるデッキから主流のデッキまでそつなく使いこなす。動画投稿や配信も活発。

Toby

勇者杯常連の強豪プレーヤー。プレースタイルや普段の語り口から理論派というイメージが強い。実際にVジャンプでDQRAの上達指南コーナーを連載していたこともある。

ちょもす

プロゲーミングチーム“魚群”所属の超有名カードゲーマー。DQRAではサービス開始前の公式放送から今日まで継続して出演しており勇者杯解説としても活躍。勇者杯へ選手としての出場を望む声も多い。

しもやか

動画投稿、配信者として活動しておりコンテンツ力があまりにも高い男。活動内容も多岐にわたるがDQRAをかねてよりプレーしていたこともあり今回招待選手として参加していただいた。

注目のデッキを紹介

次に、大会で使われた気になるデッキを紹介します。1つ目は準優勝だったトシ選手のナインゼシカです。

Detonation Gaming しびら
トシ選手のナインゼシカ

ナインゼシカといえばメラ系の特技を使うタイプがどちらかといえば主流ですが、トシ選手が持ち込んだのはヒャド型です。最近ランクマッチでも見かけるようになっていたコントロール重視のタイプです。

「ムーンフェイス」の2枚採用も目立つ部分ですが、「ヘルミラージュ」を不採用としながらもコストの重いユニットの採用が多いところが注目ポイントです。除去効果のある呪文・ユニットが多いので、地図を設置しつつ攻めるターンと守るターンの意識が重要となりそうです。

Detonation Gaming しびら
まめ選手のレックピサロ

2つ目は優勝したまめ選手のレックピサロです。DQRA一番人気のリーダーといえばピサロだと思います。ピサロを使いたいと思っている人はこのデッキを使っておけば間違いないはずです。

レックピサロは細かいユニットの処理に手間取ることが多いものの「ピサロのてさき」や「怪竜やまたのおろち」の採用によってボード上の有利を取り返しやすくなっており、ハマったときの展開力・爆発力は高いデッキなので相手にユニット処理を押し付けることができれば有利に試合を進められます。

しびら Detonation Gaming
しびら杯の結果

もっと気軽に「自慢」してほしい

大会に限らずゲームのランキングシステムといった部分でも1位になった人は当然すごいのですが、2位でも十分素晴らしいわけです。さらに「ベスト8」「トップ10」「100位以内」といったいろんなくくり方があり、それぞれ目標や結果に応じた誇れる成果です。

どのゲームでも多かれ少なかれ他のプレーヤーを見下して自分を高く見せる、あるいは逆に自分を卑下して遠慮してしまうといったことは起こります。こうした状態だと息苦しさを感じてしまいますし、SNSなどで気軽に自慢し合えるような空気が理想ですね。

大会を運営する? それとも参加する?

別タイトルの話になりますが、私はかつて自分の腕をアピールしたいあまり自分で大会を開き「参加者3名、優勝俺!」なんてことをやったりしていました。今思えばちょっと恥ずかしいところもありますがとても楽しめていましたね。大会運営も選手としての参加もどちらも楽しいものなので、小規模であれば両方同時にやってしまっても面白いかもしれません。

OPENREC.tv(https://www.openrec.tv/live/ykz047x228w)にてしびら杯の配信録画が視聴できます。全試合配信上で行われたので、上記2デッキ以外もどんなデッキが使われたか、ぜひチェックしてみて下さい。

civila

1988年生まれ。千葉県出身・在住。2015年10月、DetonatioN Gamingに加入。同年に行われた「ハースストーン」の国内プロリーグではシーズン1、シーズン2で優勝し、2連覇を成し遂げた。勝つか負けるかという瀬戸際に強く、状況を的確に判断できるのが持ち味。現在はOPENREC.tvの自身のチャンネルでオンラインカードゲームなどのゲーム配信を中心に活動している。