ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)と任天堂、マイクロソフト(Xbox)は共同で「ゲームの安全性向上のための方針」を発表しました。

3社は「ゲームはお子さまを含め、幅広い年代の方のためにある」とし、「他のプレイヤーとの交流を伴う場合、私たちはお互いを尊重し、プラスになる形で、かつ安心してお楽しみいただきたい」と続けます。

防止、パートナーシップ、責任の行動指針

2020年12月に発表されたのは「防止」「パートナーシップ」「責任」の3つの行動指針です。

「防止」では主に保護者向けの管理機能について言及されています。子供が適切にゲームを楽しめるような管理機能の提供と情報発信の徹底を強化していくとのことです。

「パートナーシップ」ではオンラインプレーにおける安全性を高められるよう、様々な会社、団体などと協力していく方針を明らかにしています。

「責任」では行動規範をより明確にし、違反プレーヤーの通報を促すことが示されています。違反行為が確認された場合などは、法執行機関への通報も行うとしています。

共同声明は「ユーザーの皆さまのための同様の取り組みが、世界各地に広がっていくことを期待しております」と締めくくられており、プレーヤーを守るためには垣根を超えた協力が必要であることが述べられています。

「時代が変わった」の声も

声明に対して、SNS上では「ゲーム業界の規模を考えると、こういう動きは今まで以上に重要になる」「この3社が共同声明を出す時代になった」といった意見が見られました。

ゲームは一部のコミュニティーだけのものではなく、多くのプレーヤーが多様な遊び方をするプラットフォームに変化しつつあり、新型コロナウイルス感染拡大の影響で変化のスピードは加速しているように見受けられます。その中でゲームを健全にプレーしている人が多い一方、暴言や虚偽の通報などで周囲に迷惑をかけるプレーヤーが見かけられるのも事実です。

ゲームメーカーやプラットフォーマーはこれまでも悪質なプレーヤーを減らせるように対処を行ってきましたが、現在ゲーマーたちが遭遇しかねない問題に言及し共同声明を発表したことは、プラットフォームの垣根を超えてパートナーシップが生まれた歴史的な瞬間だと言えるでしょう。