【CoD:BOCW】プロが新マップ「Raid」を解説! 射線から小ネタまで

こんにちは! Gorou(@RushGorou)です。
いつの間にか2021年ですね。あけましておめでとうございます! 僕は年越しも「コール オブ デューティ ブラックオプス コールドウォー(以下、CoD:BOCW)」でしたが、もちろん皆さんも「CoD:BOCW」を楽しんでいましたよね?
「CoD:BOCW」では、先月16日からシーズン1が開幕しました! マルチプレーヤーでは新マップがいくつか追加されましたね。それぞれ好きなマップや苦手なマップがあるかと思います。
今回は追加されたマップの中でもGorou的CoDNo.1の神マップ「Raid」の神な部分について熱く語りたいと思います。
そもそも皆さんはRaidというマップをご存じでしょうか? 8年も前に初登場したマップで知らない方も多いと思うので、まずはRaidの歴史について紹介します。
Raidというのは「コール オブ デューティ ブラックオプスII(以下、CoD:BO2)」で6vs6用マップとして登場しました。当時は競技シーンでも採用され、カジュアル層から競技プレーヤーまで幅広く愛されていました。
そんな大人気マップRaidは様々な作品で登場します。「Call of Duty: Mobile(CoDモバイル)」では同じ名前のRaidとして、「コール オブ デューティ ブラックオプスIII(CoD:BO3)」ではEmpireという名前でリメイクされました。
しかし、「CoD:BO3」では空中ジャンプやウォールランができたためかマップ構造が「CoD:BO2」から変化しており、残念ながら当時の面白さは失われていたように思います。
もう二度とRaidを体験できないと思っていたのですが、あるニュースが出てきました。それが「CoD:BOCW」に追加マップとしてRaidが登場するという話です!
とはいえ「CoD:BOCW」は名前の通り冷戦時代を舞台に作られているゲームですから、「CoD:BO2」のRaidとは違った設定になるだろうと誰もが思っていたはずです。
僕もその一人です。
しかし、実際に追加されたマップをプレーして唖然としました。マップロードが終わり、画面に映ったのは8年前に僕と青春を過ごしたRaidそのものだったのです。
時代背景を無視してまで当時のマップ再現し、Raidの面白さを伝えようという気持ち。はじめて開発者と心が通じ合った気がしました(笑)。
これはRaidの面白さを伝えなければいけないと思い、この記事を書いています。
ここまではRaidの歴史について書いていきましたが、「なぜRaidはそんなに人気なんだろう?」「本当にRaidは面白いの?」と疑問を持った方もいると思います。
結論から言うと、神マップです!
最近はマップ批判が絶えない「CoD」シリーズですが、その元凶はRaidなのかもしれません。ここまで面白いマップを体験してしまうと他のマップが霞んでしまいますよね(笑)。
一体Raidのどこが「神」なのか徹底的に解説したいところですが、挙げると切りがありません。なので今回は3つだけRaidの「神」な部分を紹介します!
1つ目の魅力は「マップの構造」です。
RaidはCoDの面白さをより引き出すようなマップ構造をしています。射線の解説も交えながら、画像で詳しく見ていきましょう。
■マップ下側「豆腐」周辺
まずはマップの下側。
窓のある建物が向かい合っています。AR(アサルトライフル)などの中長距離武器は窓から様々な場所に対して射線を通すことができます。
真ん中には赤いオブジェと、それを取り囲む通称「豆腐」と呼ばれる白い石と茶色の岩が。このエリア周辺に拠点が設定されているモードが多いため、豆腐などを駆使しながら拠点に絡みにいく撃ち合いを楽しめます。
また、赤いオブジェの土台に乗ることで様々なポジションに対して有利なアングルを作ることも。近~遠距離までどの武器でも戦いやすい地形です。
■マップ中央も近~遠距離が楽しい
次にマップの中央。
上下、左右からの入口があり少し複雑な構造ですがそれぞれAR、SR(スナイパーライフル)などの中~遠距離武器が活躍します。
一度中央の池に入り込んでしまえば、岩や木を使いながら拠点に絡みに行く撃ち合いが可能です。
今紹介したマップ下側、マップ中央2つのレーンはSMG(サブマシンガン)、AR、SRなどの武器が使いやすいエリアです。
■マップ上側は頭に注意!
最後に上側です。
上側のレーンはオブジェの高さが絶妙で、隠れているつもりでも頭だけ出てしまうことがよくあります。隠れづらいエリアなので、遠距離武器向きの地形と言えます。
近距離が専門のSMGプレーヤーは不利な撃ち合いが多くなるので気を付けたいところです。
3つのレーンは、近~遠距離で戦えるものから遠距離有利のものなど、それぞれ特徴が異なります。つまり、Raidは様々なプレーヤーが自分の好みに合った撃ち合いを楽しめるマップ構造になっているのです。
2つ目の魅力は「遊び心」です。
実はこのマップではバスケットボールも楽しむことができます(笑)。
画像を見てわかる通りこのマップにはバスケットボールコートが存在します。そして台に乗っているボールを撃つことでバスケットボールがプレー可能です!
3ポイント対決誰かしようぜ!!Raidきちゃああああああ!!! pic.twitter.com/6VFSoc6SG0
— WinRed / ウィンレッド / Rush Gaming (@RushWinRed) December 16, 2020
KOBE.... pic.twitter.com/iPHXZHbjQ1
— Rush GreedZz (@iGreedZz) December 21, 2020
みんなも3ポイントシュートに挑戦してみてね!(笑)
ズバリ3つ目の魅力は「材質」です!
材質と聞いて頭に「?」が浮かんだ方も多いと思います。
話はそれますが皆さん、CARTELというマップのやぐらに困らされたことはありませんか?
このマップのやぐらはトロフィーを置くことで投てき物から身を守り、さらに伏せていれば完全に体を隠すことができます。そのうえ周りが土囊でできているため壁貫通すらできません。
しかし、もし土囊ではなく木材でできていたらどうでしょう? 壁貫通ですぐに処理することができますよね。
実はRaidには貫通できる壁が多く存在しています。
一例として、画像の壁は弾が貫通するのでマップ中央へ侵入しようとする敵を一方的にキルすることができます。また、窓や2階で待ち構えているプレーヤーも逃がすことなく倒せます。
何より、見えていない敵を壁貫通で倒したときの快感ははかり知れません。
Raidをプレーする際はぜひ壁貫通を狙ってみてください!
今回はRaidの面白さについて熱く語っていきました。このマップの面白さが伝わりましたか? 競技シーンでの正式採用が決まり、今とても熱いマップです!
なお、解説しきれなかったマップの攻略については動画で紹介しています。動画を見てよりRaidを楽しみましょう!
マップ投票の際には、Raidに清き一票をよろしくお願いします!
Rush Gaming 所属 CoD プロゲーマー
ニコニコゲームマスター×コール オブ デューティ ゴースト チーム部門準優勝
CoD:WWII CyAC e-Sports Rule Tournament Best4
CoD:WWII プロ対抗戦6位
CWL Fort Worth 2019 Japan National Qualifier優勝
CWL London 2019 Japan National Qualifier優勝
CoD MW 日本最強決定戦 #1 準優勝
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