グーッモーニン、ナイトシティ! フォトグラファーの石垣駿介(@ishigakiyama)です。普段はeスポーツ業界でデザイナーとして働きながら、映像を作ったり写真を撮ったりしています。

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もともと夜の街でサイバーパンクっぽい景色を探すのが趣味なため、「サイバーパンク2077」でもナイトシティにどっぷり浸かり、ストーリーそっちのけで写真を撮りまくってきました。

今回はその成果をお披露目できたらと思っています。

撮影しすぎてストーリーがまったく進まない

サイバーパンク2077を初めてプレーするまでは、メインメニューから「フォトモード」を選択すると撮影用の世界に入れる……というような仕組みを想像していました。

実際のメインメニュー

しかし実際は、ゲーム中のいかなる状況においても「N」キー(デフォルト)を押すだけで、シームレスにフォトモードに入ることができます(ただし、ムービー中はカメラを動かせません)。

そのため、プレーしていて「この景色が素敵だな」と脳が感知した瞬間フォトモードに入ってカメラをグリグリ動かしている、という現象が多発します。撮影好きにはたまらない設計ですから、ストーリーが一切進まないのは必然ともいえるでしょう。

これぞ「サイバーパンク」な景色をワイドな画角で
スラム街を俯瞰から
シンメトリーな空間を少し下からあおってみる
本作の雰囲気を象徴するような人物

風景をあえて超望遠で

サイバーパンク2077のフォトモードでは現実のカメラと同様に、ワイド(広角)で撮ったり、望遠で寄ったりすることができます。

風景写真を撮るときは広大な景色をそのまま切り取れるようにワイドで撮ることが定石のひとつとされていますが、超望遠で風景を切り取ることによって、よりダイナミックに表現することもできます。

闇夜に浮かぶシルエット
高層ビルで佇む物憂げな人物

個人的に好きな「対角線構図」

写真やデザインには、先人たちが積み重ねてきた「美しい」とされる構図が数多くあります。オブジェクト(被写体)を対角線上に配置するような構図は、そのなかでも個人的に好きなもののひとつです。

壁一枚で分割された世界
修理を見守る招きネコ
幻想的な日本庭園

撮影後はプリセットで色味をいじってみよう

インスタなどの画像編集でおなじみのワンクリックで色味を調整できるフィルター機能が、本作のフォトモードにも備わっています。撮りたい構図を見つけたあとにポチポチと自分好みの見た目を探る楽しみも、撮影の醍醐味です。

簡単に色味を調整できる
グリーン強めのプリセットでより退廃的な印象に
コントラストと彩度を高めてパンクな空気感を強調する

明暗をはっきりと

色味が無くなった世界に残るのは光の明暗のみ。私は白と黒が好きなので、隙あらばフィルターを使って白黒写真に加工したくなります。実は、白黒表現がより引き立つ写真の法則があります。

それは、光と影をはっきりさせること。

撮影時から明暗がはっきりしていることはもちろん大事なのですが、加工の段階でコントラストを上げることで、印象をより強めることができます。

壁にもたれる人物

カラーでも明暗を意識して作ってあげると、よりシネマチックな印象の写真になります。

カードゲームをたしなむ人物
やわらかい逆光に心地よく浮かび上がる盆栽

小動物とは視点の高さを合わせてみる

小さい動物を人間の目の高さから撮影すると、撮影者の姿が容易に想像できる写真になってしまい、没入感が欠けてしまうことが多いです。小動物を撮影する際は動物写真家の岩合光昭さんのように、動物と同じ目線で撮影してみましょう。

ナイトシティにもネコがいました。スフィンクスっぽい?

探索しきれないほど広大なナイトシティ

冒頭でも述べたとおり印象的な光景に出会うたびに写真を撮っているため、30時間近くプレーしたにもかかわらずストーリーの進行は著しく遅いです。

神秘的なトレーニング施設
たむろしているギャング
地下のクラブへ
街で名を上げたいもの達がこぞって集まる
待望の「あの人」との対面

これでもかと細部まで丁寧に作り込まれたナイトシティと、その全てを自由に撮影できるフォトモードによって、こんなにもワクワクが止まらないゲーム体験ができるのかとしきりに感動していました。

スタジオ撮影のように主人公を動かしたりポーズを取らせたりして納得いくまで絵作りするもよし、現実世界の路上撮影のように偶然性に身を委ねて撮影するもよし、ストーリーの合間にただ景色を楽しむのもよし。プレーヤーの数だけ無限に楽しみ方が存在します。

ストーリーを楽しみたい人も、景色を楽しみたい人も、銃を撃ちまくりたい人も、ナイトシティは拒むことなく受け入れてくれるでしょう。

石垣駿介

Designer / Photographer / Cinematographer

いしがき・しゅんすけ 1994年1月18日生まれ。学生時代に始めた映像制作をキッカケにデザインの道へ進む。ELEFANT株式会社 / JUPITERにて、写真・映像・デザインとマルチに活動中。

Webpage: https://www.ishigakiyama.com

公式フォトモードコンテスト「シャッターパンク2077」開催中

「サイバーパンク2077」公式フォトモードコンテスト「シャッターパンク2077」が開催中。ゲーム内のフォトモードでスクリーンショットを撮影し、ハッシュタグ「#Shutterpunk2077」をつけてツイートするだけで応募可能。「ポートレイト」「アクション」「景観」3カテゴリーに、それぞれ1枚ずつ応募可能です。 応募期限は2月1日午前7時59分まで。優秀作品にはゲーミングノートPCやゲーミングチェアなどが贈呈されます。