道の真ん中を歩くと、撃たれるような気がする

――サブキャスターとしての出演が決まったときの感想は?

「え、私が? ゲーム下手なのになんで? 他に上手な人がいるんじゃないの?」という感じでした。でも、初心者にも楽しめる番組にしたいとのお話でしたので、視聴者の初心者の方々と一緒に成長していけたらいいなと思って前向きに考えました。

ゲームに関しての知識は、山里さんと平岩さんにはとてもかなわないので、私は唯一の女性として、どんなポイントをどのように伝えたら女性に興味を持っていただけるかを考えながら、自分の言葉で表現するように努めています。やっと1年になりましたが、まだまだゲームは下手で、いいところをお見せできていないのですけどね(笑)。

――ゲームとの出会いはいつ、どんなゲームでしたか?

小学校6年生のときに親に買ってもらったゲームボーイアドバンスの「ポケットモンスター ルビー・サファイア」です。でも、塾や習い事もしていたので親からゲームで遊ぶのは、1日1時間と制限されていました。だからゲームはやりたいけど、なかなか自由にできない。頑張った自分へのご褒美という存在でした。

――現在、熱中しているゲームは?

サブキャスターを担当するようになって、いろんなゲームを体験しましたが、一番ハマっているのが、タクティカルFPSゲーム「VALORANT」です。銃の腕前が練習すればするほど上がっていく実感があるので、とても達成感を感じます。団体戦なので、自分の動きがチームの勝利につながったときはとてもうれしいです。

――練習は毎日しているのですか?

1日30分は必ず練習するようにしています。もう、「VALORANT」が楽しくて、日常生活でもゲームの世界にいるような気分になるんです。角を曲がるとき向こうに敵がいるんじゃないかとか、道の真ん中を歩くと撃たれるような気がして、端っこや壁伝いに歩くようになっちゃいました(笑)。

本気でゲームに向き合う選手を伝える喜び

並木万里菜 テレビ朝日
「初心者も楽しめる番組にしたい」と語る並木万里菜さん

――番組に携わるようになり、ゲームに対する認識は変わりましたか?

それまで「ゲーム」と言うと、娯楽の一つという認識だったのですが、選手の方々を取材するようになって、職業として本気でゲームに取り組んでおられるその姿に感動しました。たとえば、「実況パワフルプロ野球」の選手は、「ナイスプレー」が出るまで10時間以上も練習を繰り返すんです。だからこそ、結果が出せる。そういった本気で頑張っている方々のお話をうかがって、それを伝えることができることに喜びを感じています。

――リアルスポーツと共通する部分はありますか?

入社1年目に夏の高校野球のアルプススタンドリポートや全日本大学駅伝の選手インタビューをさせてもらったのですが、eスポーツの選手をインタビューするとき、当時の選手たちの姿が重なります。リアルスポーツの選手と同じように汗をかいて努力して栄光をつかんだ方の言葉には力強いものがあります。「この番組をやっててよかった!」と思っています。

――並木さんが感じるeスポーツの魅力は?

性別や年齢、身体能力に関係なく、誰でもできるのがいいですね。女性の私が、リアルにスポーツで男性と競うことはできないけれどゲームなら互角に戦えるし、頑張れば勝つこともできる。そして世界中の人と一緒にプレーができることも大きな魅力だと思います。

――海外のeスポーツ熱はかなり高いですよね。

まだ日本だと実感がない方も多いかと思いますが、世界におけるeスポーツの人気と熱気はすごいんです。この波は日本にも必ず来ると思っています。そのときに、eスポーツの大会を番組で伝えられたら、これほどうれしいことはないですね。まだ実況はしたことないんですけど、その頃には実況ができるようになりたいです。

プレーヤーとしてのスキルも磨きたい

並木万里菜 テレビ朝日
「VALORANT」が楽しいと語る並木万里菜さん

――eスポーツ実況のために努力していることはありますか?

まだまだ実況できる力はないので、今はとにかくプレーヤーとしてのスキルを磨くことと知識を深めること、そしてゲームをしながらずっとしゃべることを心がけています。ゲームの中で自分が置かれている状況や作戦などを「実況」しながらプレーしています(笑)。

私は出演者ですが、番組からたくさんのことを教えてもらっている状況なので、学んだことを生かしていきたいですね。昨年のクリスマスに自分へのプレゼントとしてゲーミングPCを買ったので、今はひたすら練習です! 

――アナウンサー仲間にゲーマーはいらっしゃいますか?

現在、テレビ朝日のアナウンス部は60人のアナウンサーが在籍しているのですが、ゲームをするのは寺川俊平アナと大西洋平アナと私の3人だけ。アナウンス部の中でも、もっとゲーマーを増やしたいです。そしてゆくゆくは「eスポーツキャスターといえば並木」と言ってもらえるような存在になるのが目標です。

――ゲーム以外にハマっている趣味はありますか?

筋トレとコーヒーです。筋トレはベンチプレスなど高負荷で本格的にやっています。大学時代に浅草で人力車を引くアルバイトをしていたせいか、重いものが恋しくて(笑)。コーヒーはいろんな産地や焙煎の違いを飲み比べるのが好き。そのときの気分に合わせて味と香りを楽しんでいます。

――オフタイムも充実していますね。

実は以前、ゲーム配信をしていたことがあるんです。 「フォートナイト」 や「League of Legends(リーグ・オブ・レジェンド)」、「VALORANT」などをプレーしている様子をひたすら流すという緩い内容なんですけど、素の状態でできるのが楽しかったので、またやってみたいですね。今年はもっと山里さん、平岩さんとゲームをやりたいです!そのために腕を磨いておきます!

並木万里菜

なみき・まりな 東京都出身。2018年4月、テレビ朝日入社。ミュージックステーションなどを担当。 テレビ朝日のアナウンサー紹介ページ

ReAL eSports News

「ReAL eSports News」は、eスポーツを競技、選手をアスリートととらえ、国内外で開催される様々なeスポーツ大会の結果を伝えています。eスポーツの最前線だけでなく、最新ゲーム事情も盛り込むなど、ゲームファンが気になる情報が盛り沢山です。

放送時間:日曜深夜午前0時25分~
YouTubeチャンネル:ReAL eSports News
公式ツイッターアカウント:ReAL eSports News【テレ朝公式】
TVerなどで見逃し配信もあるので、前回の放送を見逃してしまった方はコチラ