グラビアアイドルとして活動する傍ら、ゲーミングチーム「G-STAR GAMING」のプロデューサーを務める倉持由香さん(@yukakuramoti)。社会人eスポーツリーグ「AFTER 6 LEAGUE」(@After6League)のアンバサダーに就任するなど、eスポーツ業界で幅広く活動する倉持さんに、ゲーマーになったキッカケやeスポーツの楽しみ方などについて聞きました。

「テイルズ」きっかけでゲームにはまる

――「ゲーマーグラドル」として大活躍中の倉持さんですが、ゲーマーになったキッカケは何でしたか?

倉持さん(以下、敬称略) 私には9歳上の兄がいるので、物心つく前から家にはゲーム機がありました。小さい頃兄と一緒に「マッピー」や「ストリートファイターII」(ストII)で遊んでいたのを覚えています。

「ストII」ではとにかくブランカや春麗など、連打技持ちのキャラクターを使って戦っていたのですが、それでも昇竜拳や波動拳を出せる兄にはいつもボコボコにされていました(笑)。毎日のように泣かされていましたね。

――お兄さんはよく一緒に遊んでくれていたのですね。

倉持 そうですね。多分、コンボ練習代わりにボコボコにされていただけだと思います(笑)。

――一人用のゲームはプレーされていましたか?

倉持 「ニンテンドー64」をクリスマスに買ってもらってから、「スーパーマリオ64」や「ゼルダの伝説 時のオカリナ」などをやっていました。

――特に印象に残っているタイトルは何ですか?

倉持 やっぱり「ゼルダの伝説時のオカリナ」ですかね。当時はひたすら怖かったので、よく覚えています。

夜のハイラル平原に行くとガイコツが出てくるんですけど、それがとにかくホラーでした。音楽や世界観は好きだったのですが、当時は全クリできず……。大人になってから、3DS版でクリアしました。

それと、ゲームにドはまりしたきっかけは中1の時にプレーした「テイルズ オブ ディステニー」でした。このゲームはキャラクターたちが沢山しゃべるので、そこから声優さんたちの存在も知り、アニメにもはまりました。この頃からどっぷりオタクになりましたね(笑)。

実は小5のころから、あまり学校に行かなくなった背景もありまして。まだテレホタイム(※)の時代だったんですが、その頃から完全にネット民でしたね。学校に行かずに一人でオンラインゲームをプレーしたり、「2ちゃんねる」を見る日々を送っていました。

※かつてNTTが提供していた電話料金割引サービス「テレホーダイ」が適用される午後11時~午前8時の時間帯のこと。当時インターネット接続料は従量課金制が主流だったため、定額制が適用されるテレホタイムにインターネット接続が集中した。

ゲーマーグラドルの先駆者として

インタビューに答える倉持由香さん

――倉持さんはどういう経緯でゲーマーグラドルになったのでしょうか?

倉持 14歳のころから芸能事務所に入ったんですけど、そこがゲームアイドルを育てたいということだったんです。

――では、初めからゲームアイドルとして活動されていたんですね!

倉持 そうなんです。今思うと、かなり時代を先取りしていたと思います。

当時の事務所にはアーケード筐体やゲーム雑誌が沢山置いてあって、そこで「英才教育」を受けました。高校生の時は、制服で「大魔界村」をプレーするという配信をしたりもしていました。

――今でもバズりそうな配信ですね。

倉持 当時もにニッチな層に人気があったと聞いています(笑)。スクール水着で「スーパーメトロイド」をクリアするまでやる配信とかもやっていましたからね。ただ、当時はキャプチャーボードも普及していなかったのでゲーム画面は直撮りでしたし、かなり粗削りな配信でした。

「eスポーツ」をどう楽しむ?

「AFTER 6 LEAGUE」アンバサダーの倉持由香さん

――「AFTER 6 LEAGUE」(以下、A6L)のアンバサダーに就任されましたが、これはどういった大会なのでしょうか?

「A6L」は社会人アマチュアeスポーツプレイヤーを対象とした、eスポーツリーグです。実は「A6L」の前身は「eSPORTS TRINITY」というイベントの1コーナーとして以前から開催されていて、私はそのMCを担当させていただいていたんです。「A6L」は社会人の方々が出場する独特な大会で、お仕事終わりにスーツで参戦する選手の方々の姿はすごく印象的でした。

やっぱり社会人の中でも、日中は働いて夜はガチゲーマーという方々は沢山いるので、そういう方々が輝ける場を用意できるのはとても嬉しいですね。「A6L」を通じてゲーム仲間を作って、その関係がビジネスシーンでも活かされればもっといいなと思います。

また、以前は「ストリートファイターV」のみでの開催でしたが、「A6L」の開催タイトルは「League of Legends」「Apex」「ブロスタ」「ウイニングイレブン 2021」「PUBG MOBILE」の5種目となっていて、より多くの方々に参加していただけると思います。

「Apex」部門には私がプロデュースする「G-STAR GAMING」も出場するので、彼女たちのことも応援していきたいと思っています!

――「G-STAR GAMING」はどのような想いで立ち上げられたのですか?

今の時代、ガチガチのゲーミングチームは沢山ありますが、ライト層の方々に応援していただいて、一緒に成長できるようなチームがあったらいいなと思い、「G-STAR GAMING」を立ち上げました。

最近は女性ゲーマーも増えてきているんですが、ゲームコミュニティは少し排他的なところもあるんです。私としては、女性やライト層はコミュニティーにとって大切だと思うので、そういった人たちが楽しめる環境づくりをしていきたいと思っています。

――メンバーオーディションにも倉持さんが自ら立ち会われているのですか?

そうですね、100人くらいの応募者が来てくれたんですが、お盆休みを返上して全員私が面接しました。名前だけのプロデューサーというのは嫌なので、やるからにはちゃんと関わりたいと思っています。

――プロデューサーとして、「G-STAR GAMING」のどういうところに注目してほしいですか?

私としては、頑張っている子たちが報われて欲しいなと思っています。

たとえば夏乃さやかちゃん。ゲーマーアイドルの中には元々アイドル活動をしていた子も多いのですが、彼女は「G-STAR GAMING」がデビューだったんです。初めは垢ぬけない感じだったのですが、すごく一生懸命な子なので、配信を重ねるにつれてしゃべりも上手くなっていくし、どんどん綺麗になっていきます。色々なゲームに挑戦している子なので、是非応援してほしいですね。

それから、ファンの方々には、推しメンを作って見て欲しいですね。「G-STAR GAMING」に限らず、推しメンを見つけてeスポーツ観戦をすると、グッと面白くなると思うんです。個人配信やTwitterなどをフォローして、「推せる」選手を見つけてほしいですね。

ちなみに、私の推しメンは、もちろんふ~ど(プロ格闘ゲーマー、2019年に結婚)です(笑)。

(撮影・斎藤恵祐)

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G-STAR Gaming(https://g-stargaming.com/