「VALORANT」の元プロゲーマー、A1tmaN(@A1tmaN4REAL)です。

今回はVALORANTのクロスヘア(照準)の話をしたいと思います。VALORANTではクロスヘアの設定ができますが、クロスヘアを細かく設定できるFPS/TPSは少なく、いざカスタマイズできると言われてもどうして良いかわからないですよね。デフォルトのまま使っている方も多いのではないでしょうか。

ということで、クロスヘア設定の仕方やおすすめの設定を紹介していければと思います。

クロスヘアの設定の仕方

まず、クロスへアの設定画面の入り方から。メニュー画面で、もしくはプレー中に「Esc」キーを押し、「設定」をクリック。

設定画面上段に「クロスヘア」という項目があり、そこをクリックするとクロスヘアの設定が開きます。

射撃場に入って設定すると、カスタマイズしたクロスヘアをすぐに試せるのでおすすめです。

自分にあったクロスヘア設定を見つけるには

では本題に入ります。

「どんなクロスヘアを目指して設定すればいいの?」という話ですが、クロスヘアに正解はありません。プレースタイルや好みによって「使いやすい」と感じられるクロスヘアは違いますし、クロスヘアとの相性はその時のコンディションによっても変わります。

かといって、なんでも良いというわけでもありません。クロスヘアの形や大きさを変えることでどのようなメリット・デメリットがあるのか見ながら、自分に合ったクロスヘアの作り方を説明していきます。

■まずベースを決める

「一般」の項目は初期設定のままにしておいて、先にクロスヘアの基となる形を決めます。特に形へのこだわりが無い場合は、十字形になるように調整するのが無難でしょう。設定項目に「インナーライン」(クロスヘア内側)と「アウターライン」(クロスヘア外側)とありますが、どちらを使っても十字形を作ることができます。今回はインナーラインを使って設定していきます。

※特殊な設定をする場合はインナーとアウター両方の設定を行います。

不透明度に関して詳細は後述しますが、ひとまずインナーラインを最大の1に、アウターラインの不透明度は0に設定してみましょう。

ラインの「長さ」は、値が大きいほど連射した時にリコイルコントロールがしやすくなります。連射時はクロスヘアの上方に弾がバラけるので、上側に伸びるクロスヘアをガイドラインとして使えるためです。逆に短いと視認性が上がり、敵の頭や遠くにいる小さい的に狙いを合わせやすくなります。

「厚さ」は好みで設定してよいと思いますが、細すぎるとクロスヘア自体が見づらく、太すぎると視界の邪魔になるので大体1~3くらいに設定している人が多いと思います。

「オフセット」はクロスヘア内側の間隔をどれだけ開けるかという設定です。中距離(20m)くらいで敵の頭にクロスヘアの合わせた時、敵の顔がわかるくらいに間隔を開けておくと狙いやすくなると思います。逆に、遠距離の敵にクロスヘアを合わせた時に開きすぎて狙いづらい場合は、オフセットの数値を少し下げると狙いやすくなります(下の画像参照)。

クロスヘア設定は、輪郭オン 長さ4 厚さ2 オフセット5

「移動エラー」「射撃エラー」について後ほど説明しますが、ひとまずはオフにしておきましょう。

■ベースが決まったら色や輪郭を

さて、ある程度クロスヘアの形ができあがりました。次は「一般」の設定欄を調整していきましょう。

「クロスヘアの色」はグリーンやシアンなどが明るく、背景やスキルなどで見づらくなることも少ないのでオススメです。とはいえ万能ではありませんので、「輪郭」でクロスヘア外側に黒い枠を追加しましょう。たとえば、輪郭オフだとこんな感じ。

「輪郭」オフだと見づらくなることも

ですが、「輪郭」をオンにすることによってクロスヘアの視認性が上がります。

「輪郭」オンにするだけで視認性が上がる

試合中はミニマップを見たり残り時間を確認したりと、よく目線を移動させることが多いと思います。クロスヘアの視認性を高めることは、正確なエイムにもつながる重要な要素です。

「輪郭の不透明度」や「輪郭の厚さ」に関しては好き嫌いが分かれるので、見づらくならない程度にお好みで設定する、くらいの認識で良いでしょう。

次に「センタードット」の設定ですが、あまり十字のクロスヘアとセンタードットを組み合わせて使っている人を見たことがありません。

センタードットをオンにする場合、むしろインナーラインとアウターラインを消してセンタードットのみ、というシンプルな設定にしている人が多いと思います。サイズも変えられますが、センタードットのみはエイムの感覚を掴みづらいため、初心者の方にはあまりオススメできません。

プロも使っているオススメクロスヘア!

クロスヘアの設定について説明してきましたが、自分の好みが分からない方もいると思います。そんな方のために、トッププレーヤーが使っている(もしくは使っていた)クロスヘアを例として紹介したいと思います。

好きなプレーヤーが使っている設定や、気になるクロスヘアがあればぜひ一度使ってみてください。意外と手に(目に?)なじむかもしれませんよ!

■Mixwell (G2eports所属選手)

【その他設定】

クロスヘアの色:ホワイト
輪郭:オフ
センタードット:オフ
クロスヘアフェード:オフ
アウターライン:すべて0、またはオフ

EUのプロチームG2Esportsに所属しているmixwell選手。最近はTwitterで日本の選手ともよく交流しており、名前を聞いたことがある人も多いと思います。

彼のクロスヘアはバランスが良く、リコイルコントロールもエイムもしやすい設定です。クロスヘアの設定に悩んでいる人は、ひとまずこのクロスヘアを使ってみてください。

■Shroud (ストリーマー)

【その他設定】

クロスヘアの色:シアン
輪郭:オン
輪郭の不透明度:1
輪郭の厚さ:1
センタードット:オフ
クロスヘアフェード:オフ
アウターライン:すべて0、またはオフ

ShroudはFPS界隈で知らない人がいないくらい有名な元プロで、今はストリーマーとして活動しています。紹介するのは彼が過去に使っていたクロスヘアで、少し独特な大きさです。

大きくて邪魔だと思うかもしれませんが、実際に試してみると長さがあるためリコイルコントロールがしやすく、オフセットも十分な広さがあるのでエイムもしやすかったです。

これだけ大きければ、色々な場所に視点を動かしてもクロスヘアを見失うことが減るはず!

■Rb(VisionStrikers所属選手)

【その他設定】

クロスヘアの色:イエロー
輪郭:オフ
センタードット:オフ
クロスヘアフェード:オフ
アウターライン:すべて0、またはオフ

韓国のプロチームVisitonStrikersに所属しているRb選手が使用しているクロスヘアです。

先ほど紹介した二つに比べて小さいのでヘッドショットを狙いやすい半面、慣れていないとリコイルコントロールが難しく感じるかもしれません。しかし似たような設定を使っているプロ選手が多く、「VALORANT」に慣れている人には間違いなくオススメできる設定です。

■練習用のオススメ設定

【その他設定】

クロスヘアの色:シアン
輪郭:オン
輪郭の不透明度:1
輪郭の厚さ:1
センタードット:オフ
クロスヘアフェード:オフ
アウターライン:移動エラーオン、射撃エラーオン(※次の章で詳しく説明します)

射撃場やデスマッチで練習するときにオススメのクロスヘア設定を紹介します。

まず普段使っているクロスヘア設定に加えて、アウターラインを設定します。クロスヘアの色や、輪郭などの設定もお好みで大丈夫です。

エイム力が上がる+αの設定

クロスヘアの色や形以外にも、エイムがしやすくなる細かな設定があります。

とりあえずオフにすると紹介した「移動エラー」「射撃エラー」ですが、ゲームに慣れないうちはどちらもオンにしておいても良いでしょう。オンにすると移動時や射撃(連射)時にクロスヘアが外側へ広がるようになり、集弾性が落ちるタイミングが視覚的に分かりやすくなります。

クロスヘアが元の位置に戻ってきたときが一番射撃の精度が高いタイミングなので、その感覚を覚えるために射撃場で練習する時などに使えます。実戦でも射撃が安定するメリットがあるので、慣れないうちはオンにしましょう。

練習用のオススメ設定で紹介したように、アウターラインを見えるようにして射撃/移動エラーを設定してあげると、試合でも使いやすくなると思います。

他にも、少しエイムがしづらいと感じたら「一般」の項目にある「敵のハイライトカラー」を変えてみると良いかもしれません。

例えば、クロスヘアが赤色でハイライトカラーも赤だと色が被って見にくくなることがあります。クロスヘアの色を変えてもいいのですが、敵のハイライトカラーを変えるだけで視認性が上がることもあります。

「ハイライトカラー」とは敵エージェントなどの周りを囲う色のこと

クロスヘアの色に関係なく、自分にとって見やすいハイライトカラーに設定することでエイムもしやすくなることでしょう。

今回は「VALORANT」初心者の方に向けてクロスヘアのオススメ設定を紹介しましたが、ゲームに慣れるにつれて自分に合う設定が変わってくると思います。エイムの調子が良くないと感じたら、気持ちをリセットする意味でもクロスヘアの設定を調整してみてください。

【著者紹介】A1tmaN

あるとまん。「VALORANT」プレーヤー。以前、プロゲーミングチームSunSisterの「VALORANT」部門でIGL(インゲームリーダー)を務めていた。「VALORANT」ではブリーチやオーメンなどのサポート系のエージェントを使うことが多い。

■「VALORANT」実績
BoG VALORANT TOURNAMENT 優勝
VALORANT Xross Cup 3 優勝