「ぷよぷよ」のプロ公式大会「ぷよぷよチャンピオンシップ SEASON3 STAGE2」が11月14日、東京・大崎のセガ本社を会場に無観客で開催されました。

9月にスタートしたSEASON3。前回のプロ大会STAGE1はぴぽにあ選手(@piponeer)が制し、早くも来年3月に予定されている年間王者決定戦「ぷよぷよファイナルズ」への進出を決めています。

今大会も同様に優勝者にはファイナルズへの出場権が付与され、参加したプロ選手29名による激しい「ぷよ勝負」が繰り広げられました。

新型コロナウイルスの影響もあり、大会数が限られる今シーズン。自然と1回の公式大会での結果が持つ意味合いが大きくなります。STAGE2でその大きな勝利を手にしたのは現役高校生プロのともくん選手(@tomokunblue)でした。

前回「四天王」の 再現を阻止したfron選手

ともくん選手(右)とfron選手の準決勝

プロ大会とあって序盤から注目のカードが続いた今大会。1回戦では拠点を宮崎県に移しての活動がスタートしたばかりのoka選手が見事な初戦突破を決めると、くまちょむ選手は得意の速攻戦術を織り交ぜてKuroro選手とのレジェンド対決を制しました。

2回戦からは前回大会でベスト4に入りシード権を得た「四天王」が登場し、存在感を放ちます。初戦を勝って勢いに乗る相手を打ち破り準々決勝へと進むと、ここでも「四天王」のぴぽにあ選手、ともくん選手、SAKI選手が次々にベスト4入り。

最後にレイン選手が勝てば前回大会と全く同じ4人の顔合わせになるという状況でしたが、それを許さなかったのがfron選手でした。

この日も自身のプレーヤーネームが付けられた代名詞と言える土台「fron積み」を駆使して勝ち上がってきたfron選手ですが、ベスト4を懸けたレイン選手との試合ではfron積みにこだわらずGTRなどの多彩な土台を展開。状況に合わせた柔軟な戦法でペースを握り続け、次回大会でシードとなる「四天王」の座を勝ち取りました。

優勝の栄冠はともくん選手 決め手は無駄のない「本線火力」

優勝賞金を獲得したともくん選手

準決勝からは好調さを発揮して勝ち上がってきた選手同士の試合となり、お互いの持ち味を発揮した激しい攻防が続きます。

ぴぽにあ選手とSAKI選手の試合ではお互い5回目の連鎖を打ち合うほど壮絶な連鎖合戦も展開されましたが、ハイパフォーマンスで上回ったぴぽにあ選手が決勝へ。

【準決勝】
○ぴぽにあ選手vs●SAKI選手

続くfron選手とともくん選手の対戦は、ともくん選手が自身の持ち味である無駄のない連鎖で「全消し」を連発し、fron選手が短い連鎖を織り交ぜて食い下がる構図に。試合は最終セットまでもつれましたが、最後には完璧な14連鎖全消しを完成させたともくん選手に軍配が上がりました。

【準決勝】
○ともくん選手vs●fron選手

決勝戦は前回大会の覇者ぴぽにあ選手と、昨シーズンの年間王者であるともくん選手の対戦に。気合十分で挑んだぴぽにあ選手が第1セットを獲得してリードしたかと思われましたが、ここからともくん選手が怒涛の攻勢で一気に逆転勝ち。第2セット以降は1本も落とさない強さで相手を圧倒しました。

実は抽選によって「四天王」で唯一1回戦からの登場となったともくん選手。決勝を前に「序盤はあまり(調子が)良くなかった」と振り返ったように、先行される展開もあったものの次第に持ち味の無駄の無い連鎖を連発。

対戦相手のぴぽにあ選手も「ともくん選手の本線力に押し負けてしまいました」と振り返ったように、「全消し王子」らしい圧巻の連鎖技術が勝負の決め手になりました。

【決勝】
○ともくん選手vs●ぴぽにあ選手

 STAGE3は来年2月 ファイナルズへ一戦必勝が続く

表彰に臨むSAKI選手(左から)、ともくん選手、fron選手、ぴぽにあ選手

試合後、ともくん選手は「準決勝からはベスト4という緊張感もあって良い試合ができました。特にfron選手との最後の一本は良かったと思います」と、自身の戦いぶりに手応えを感じていたことを明らかにしました。獲得した賞金100万円の使い道については「学費に使います」と現役高校生プロらしい答えもありましたが、最後には「(出場が決まった)ファイナルズに向けても頑張りたい」と決意を新たにしました。

今大会を振り返るとやはり2大会連続でベスト4入りした選手たちの安定感が際立ちますが、過去のシーズンでは最終盤に優勝を飾った選手が勢いそのままにファイナルズでも好位置につく傾向もあり、来年2月に予定されているSTAGE3の結果に一層の注目が集まります。

ぷよぷよチャンピオンシップ SEASON3 STAGE2

無観客形式での大会が続く「ぷよぷよチャンピオンシップ」のSEASON3。放送内では選手のこれまでのデータをグラフ化したものが紹介された他、大会の解説を務めたmomokenさんとえちごさんによるエキシビションマッチで大連鎖対決が行われるなど、対戦以外にも大会を盛り上げる試みが導入されています。

限られた舞台で争うプロにとっても、オンラインで見守るファンにとっても新たな取り組みが続くSEASON3。次回は来年1月にプロアマ混合の「ぷよカップ」がオンラインで開催予定となっています。