スマートフォン向けアクションRPG「白猫プロジェクト」のキャラクターが登場する対戦テニスゲーム「白猫テニス」の頂点を決める大会「グランドスラム 4周年オープン」が10月に開かれました。シングルス部門と、今回初めて設けたダブルス部門について、大会のハイライトを振り返ります。

「白猫テニス」は株式会社コロプラが提供するスマートフォン向け対戦テニスゲームです。2018年から開いている大会ですが、今回は新型コロナの影響ウイルスで、全試合がオンライン開催でした。スタジオと選手間をリモートでつないでの実施となりました。

【試合結果】

シングルス部門優勝:れんちゃん選手
ダブルス部門優勝 :Kannasty選手&納豆選手

トッププレーヤー集結のシングルス部門

シングルス部門決勝

シングルス部門は10人が参加。「白猫テニスグランドスラム」出場経験者や、ゲーム内で行われたタイトル戦やタイトルホルダーなどトッププレーヤーが集結しました。ポイントになった試合について、「コロプラ開発チーム」が解説します。
※★は記事末尾に用語解説があります。

【1回戦第1試合】○しぇなまるvs●ウェイン産業会長

1回戦第1試合、3年連続出場の古参プレーヤー「ウェイン産業会長」選手vs今大会が初出場となる「しぇなまる」選手の試合。ウェイン産業会長選手はなんと3大会連続での第1試合となっており、今年の勝敗が注目されていました。

第1ゲームをしぇなまる選手が勝利し、続く第2ゲーム。クレーコートにてお互いに4周年エレノアを使用したミラー対決(★)の展開となりました。第1ゲームを取り調子をつけたしぇなまる選手が序盤から得点を重ね、一気に4-0のマッチポイントで勝利にリーチをかけます。

しかし、ここからウェイン産業会長選手が執念の守りを見せます。4周年エレノアの「相手マッチポイント時に強化される能力」を生かし、封印の能力を上手くかわして立ち回りつつ徐々にポイントを取り返しデュースに突入。

そこからはお互い一歩も譲らず、強力なSS(★)やスマッシュをお互いに捕球し続ける一進一退の攻防戦が続きました。最後はウェイン産業会長選手が何とか決めきり、第2ゲームは12-14で終了。今大会で最も長い一戦となりました。

ただ、この1回戦第1試合は最終的にはしぇなまる選手の勝利となりました。

1回戦第1試合 ウェイン産業会長vsしぇなまる

【2回戦第1試合】○れいもんvs●しぇなまる

前回大会で準優勝したれいもん選手がシード枠として登場。ゲーム内の大会でも多数優勝しており、大会前のユーザーによる優勝予想でも投票数1位と、非常に注目度の高い選手です。

グラスコートでの試合。れいもん選手はイレギュラーバウンドギミック(★)を生かした攻めのテニスを得意とするアスラで得点を狙います。

対するしぇなまる選手は、得意とする瞬間移動を使用できる守りの固い神気解放ミューエで立ち向かいます。アスラのイレギュラーバウンドによる猛攻に対し、しぇなまる選手も驚異的な反応で瞬間移動による捕球を続けますが、れいもん選手の攻めがやや上回り、得点が重なります。

最終的には5-0でれいもん選手が勝利。緊張によるミスで失点する選手も見られる中、安定した立ち回りでしぇなまる選手から1ゲームを奪いました。

2回戦第1試合 しぇなまるvsれいもん

【決勝戦】○れんちゃんvs●ほしえる

シングルス部門優勝のれんちゃん選手

決勝戦は、白猫テニスの初期からランカーとして活躍し、前回大会もベスト4の強豪・ほしえる選手と大会優勝者予想投票数1位と2位を倒して勝ち上がってきたダークホース・れんちゃん選手の対戦となりました。

ハードコート、クレーコートでお互いに1ゲームずつ取り、勝負は第3ゲームへともつれ込みます。最終戦グラスコートでの試合はお互いがアスラを使用し、得点を奪い合うミラーの展開となりました。

序盤、れんちゃん選手のラケットのスキルを生かして先にSSを打つ戦法が上手く決まり、試合の主導権を握ります。ほしえる選手も食らいつき、攻めと守りが交互に入れ替わる形で試合が進んでいきました。

しかし、序盤のアドバンテージを生かしたれんちゃん選手が鋭いスマッシュやSSを決め、先にマッチポイント。イレギュラーバウンドするボレーやSSを捕球し続けるほしえる選手の好プレーも続きますが、最後はイレギュラーバウンドスマッシュが決まりゲームセット。優勝は初出場のダークホース、れんちゃん選手となりました。

決勝戦 れんちゃんvsほしえる

【優勝したれんちゃん選手の話】 ほっとしています。 相手が守りに入ったり、 隙をみせたりしたところを見逃さず攻めるのを意識してやっているのですが、 それがうまくいきました。

大会初のダブルス部門、ペアの連携が鍵に

8組16人が出場したダブルス部門は、参加者の目線で「ソフィ・R・ポワリエ」選手が解説します。

ダブルス部門1回戦第2試合

【1回戦 第2試合】○しゅんきんぐ&まいけるちゃんvs●さな&つーあずまや

ハードコートの試合は、神気解放ルミエ(=しゅんきんぐ)&前夜祭ソアラ(=まいけるちゃん)vs前夜祭オスクロル(=さな)&3周年記念ミューエ(つーあずまや)の対戦となりました。

ルミエ&ソアラの凶悪な攻撃力に対して、ミューエの縮小付与SSと低バウンドボレー、そしてオスクロルの飛燕SSとスペシャルでいかに得点していくかが見どころの試合。立ち上がりは、ソアラのSS打球時に発動する解除をタイミングよく受け、オスクロル&ミューエが特殊状態(★)で1-4のマッチポイントを迎えました。

中盤、この状況でミューエがSSを打ちますが、ソアラのエンブレム(★)の効果で1度だけ縮小を無効化します。さらにソアラのSSを合わせることで瞬間移動を封殺し、3-4まで巻き返します。ここはソアラのSSを打つタイミングと、攻めに転じたタイミングでのルミエの配球するコースが的確な場面でした。瞬間移動先に触れるとデメリットのある炎床ギミックがくるような配球も見られました。

ソアラのSSで解除されることを防ぐため、ミューエのSSを打つタイミングをもう少し遅めにするべきだったかもしれませんが、オスクロル&ミューエ側にとってはソアラのSSゲージの把握が難しかったこともあり、ルミエ&ソアラ側が徐々に優勢になっていきます。

ルミエのドロップが決め手となり、しゅんきんぐ&まいけるちゃんが逆転してマッチポイントを迎えます。しかし、このままでは終わりません。

ミューエ&オスクロルは相手のマッチポイント時に魔王の力を解放。モード・ルナティックの効果により、SSを打たずともルミエのギミックを無効化します。火力決定力の上がったオスクロルが飛燕SSを決め再びデュースへ。接戦が続きます。

オスクロルがミューエにスマッシュを譲り、一定期間ギミックを無効にできるシューズのスキルを発動させ、盤石な守備を固めていくあたりはダブルスの連携を感じられます。デュースを何度も繰り返しましたが、オスクロル&ミューエ側はミスが出やすく、ギミックを受けきれずに最後はしゅんきんぐ&まいけるちゃんが勝利しました。

1回戦第2試合 しゅんきんぐ&まいけるちゃんvsつーあずまや&さな

【準決勝 第1試合】○だいこん&きゃvs●しゅんきんぐ&まいけるちゃん

クレーコートの試合は、神気転生ゲオルグ&神気転生エクセリアのペアのミラー対決となりました。僕自身、どちらのゲオ&エクセとも戦ったことがありますが、2ペアとも非常に強く、最上級レベルの「ゲオエクセミラー」(★)だと思います。

ゲオルグ同士が激しく打ち合い、エクセリアがSSをゲオルグの後に打つことで、コートは氷界化(★)。滑りながらのゲオ同士の打ち合いをどう制すかが試合の鍵を握ります。

しかし、この試合のポイントは、どちらのゲオもビハインド時に氷界化の影響を受けないエンブレムをつけているというところです。このため、試合は点差が離れず拮抗します。

3-2でだいこん選手のエクセリアがロブをあげますが、しゅんきんぐ選手のゲオルグが高バウンドスマッシュをエクセリアに打ち、3-3になります。

一見すると、なんでもないスマッシュが決まったように見えた局面ですが、だいこん選手のエクセリア目線では、しゅんきんぐ選手のゲオルグのヘリオブライトラケットにより球速の強化されたSSが見えて、ちらついています。ヘリオSS(★)をさばこうと立ち位置が後ろよりになってしまったため、逆にスマッシュを決められた、という高度な読み合いが生じていたんです。

こうして迎えた3-3、だいこん選手のエクセリアが左へドロップを放ちます。しゅんきんぐ選手のゲオルグがドロップを拾いに行きますが、このとき、しゅんきんぐ選手のゲオルグにはきゃ選手のゲオルグのヘリオSSが見えています。

ドロップをボレーで打ち返したら、ヘリオSSを決められると感じたしゅんきんぐ選手はドロップを打ち返せません。まいけるちゃん選手のエクセもそのカバーが間に合わず、失点してしまいます。

そして4-3となり、きゃ選手のゲオルグがヘリオSSを決めて勝利しました。この試合の見どころは、お互いがヘリオSSを警戒しすぎるが故に失点しまうという上手い人ならではのミスが目立ったところですね。SSを持っているだけで打たずとも点が取れてしまうという試合でした。

準決勝第1試合 しゅんきんぐ&まいけるちゃんvsだいこん&きゃ

【準決勝第2試合】 ○Kannasty&納豆vs●ソフィ・R・ポワリエ&たみにゃす

クレーコートの試合は、 Kannasty(=ケンセイ)& 納豆(=リーラン)vsリルテット&フェネッカの対面となりました。

僕自身がこの試合に出ていたので、ポイントをいくつか紹介します。まずフェネッカとケンセイがお互いにSSをため合います。まず、リーランの能力で設置できるギミックは、ダブルススキル(★)により空中無効となっているリルテットが、ひきつけます。その後、ケンセイとフェネッカのSSゲージがほぼ同時にたまるので、SSを打ち合ってからが本番となります。

ケンセイがSSS(★)を打球したPt中に発生する一騎打ちで僕たちの得点となれば、ケンセイに移動速度upがつかずリルフェネが勝ちやすい局面になるはずなのですが、納豆リーランの守備力とKannastyケンセイの攻撃力の高さに失点してしまいました。

ケンセイ&リーラン側は得点すると、どちらもSSゲージが100%たまるので、そのままケンセイのSSでイレギュラーバウンドギミックを設置された後、リーランのカーブショットのSSを決められ0-2になります。

リード時にリーランは打球に付与されている効果を無効にする能力がつき、リルテットのSSで相手を拘束(★)する効果を無効にできるため、リルフェネ側はこの時点で相当厳しくなっています。ですが、まだリルテットがケンセイを拘束でき縛れれば勝ち目は見えてくる状態ではありました。

しかし、そんなに甘くはなく、リルテットのSSをケンセイは通算5回連続good以上で返球(ケンセイはgood以上の返球で打球に付与されている効果を無効にできる)。1度も拘束されることなく試合を終えました。

僕自身あそこまでリルテットのSSに対して打球判定(★)を合わせられるケンセイは見たことがなかったので驚きました。僕らもこれといって大きなミスをしたわけではないのですが、相手の立ち回りが完璧で焦りとプレッシャーで負けたという試合内容でした。

僕目線では、フェネッカの特殊状態効果の切れ目にリーランの扇ギミックを当たってしまうことが負け筋となっており、定期的に返球してSSゲージをためる必要がありました。それに対しKannastyケンセイはリルテットを狙う+高確率でジャストを出すことで、フェネッカが球に触りにくいようなラリーを仕掛けます。

最終的には特殊状態が切れてしまうプレッシャーに負け連携を狂わされてしまったので、相手の負け筋をしっかり狙う見事な立ち回りだと感動しました。

準決勝第2試合 Kannasty & 納豆vsソフィ・R・ポワリエ&たみにゃす

大会初のダブルスを制したのはKannasty&納豆ペア

ダブルス部門優勝のKannasty&納豆ペア

準決勝の勢いのまま、ダブルス部門の優勝はKannasty選手&納豆選手のペアとなりました。試合直後の談話です。

【Kannasty選手】
今回クレーコートが得意な選手が多かったので特にやりつつ、 ハードコートは元々得意だったのであまりやっていませんでしたが、 チームメンバーを集めて、 クレーとグラスを重点的に練習していました。 その結果が優勝という形につながったのかなと思います。

【納豆選手】 
ホッとしました。 今すごくテンションが低いんですが、 疲れでこうなっていて、 気分的には本当に嬉しいです!

「白猫テニス」の用語解説

シングルス部門準決勝

一騎打ち 試合中に対戦相手に一騎打ちを申し込むショットを打つことができます。相手は返球時に決闘を受けるか拒否するか選び、回答によって対象のキャラクターが一騎打ち状態になります。一騎打ち状態のキャラクターは、地面空中ギミックが無効や、SS自動蓄積などの効果が付与された状態となります。一騎打ち発動中の得点か失点で効果が変わり、得点だとより強力な効果が発動します。

エンブレム キャラクターの性能を上げるアイテムで、グループごとに一つセットすることができる。各エンブレムには、それぞれ入手条件が設定されており、様々な効果を発揮する。

解除 相手の強化状態や特殊状態を解く効果。

ギミック コートに出現させ範囲内に様々な効果を及ぼすもの。地面に設置したり、空中に設置したりする。

ゲオエクセミラー ゲオルグ&エクセリアペアの通称。

拘束 いくつかある相手の効果を無効化する効果。「付与無効」の効果がついたキャラクターには、効果がなない。

打球判定 相手のボールの返球時、ラケットを振るタイミングによって様々な効果が発揮される。ジャストタイミングで返球できれば、相手のスタミナを多く消耗させることができる。

ダブルススキル 特定のキャラクター同士でペアを組んだ時に発動するスキル。

特殊状態 SSを打つことによって特殊な効果が付与されている状態。

氷界化 特定のキャラクターを有利にし、その他のキャラクターを不利にするストームショットの効果の一つ。雪属性以外のキャラクターが移動時に滑るようになる。

ヘリオSS ヘリオブライトというギア(ラケット)で球速が強化されたSS。

ミラー 同じキャラクター同士の対戦。

モード・ルナティック 全ショットが特殊なショットに変化し、スペシャルやSSの軌道が大幅強化される状態。

SS 「白猫テニス」内でキャラクターが使用できる必殺技で、スーパーショットの略。

SSS SSゲージを2周ためると打つことができるスーパーショット。

【配信アーカイブ】

シングルス部門 配信アーカイブ
ダブルス部門 配信アーカイブ