「R6S」国内最大級の大会を公式キャスターが振り返る! ともぞうが見た「Japan Championship」決勝大会

10月17~18日に開かれた人気FPSタイトル「レインボーシックス シージ」(R6S)の日本最強決定戦「レインボーシックス Japan Championship 2020」の決勝大会を、公式キャスターのともぞうさんが振り返ります。今回の記事では、決勝大会の各試合の模様を紹介します。
10月17~18日に開かれた人気FPSタイトル「レインボーシックス シージ」(R6S)の日本最強決定戦「レインボーシックス Japan Championship 2020」の決勝大会を、公式キャスターのともぞうさんが振り返ります。今回の記事では、決勝大会の各試合の模様を紹介します。
こんにちは、「R6S」の大会で公式キャスターをしております、ともぞうと申します。
今回は、先日実況を担当させていただいた国内史上最大級の大会「レインボーシックス Japan Championship 2020」決勝大会の試合を簡単に振り返りたいと思います。
まずは、大会について軽く振り返っておきましょう。
今大会ではオンラインでの予選を4日間実施し、勝ち抜いた8チームが幕張メッセで一堂に会しました。
オンライン予選では、Bo3(Best of 3)形式。つまり、3マップのうち、2マップを勝ち取らないと次のラウンドに進めない形式が採用されました。そして、1度敗れてもLosersでの敗者復活戦に回ることができる「ダブルエリミネーション」というトーナメント方式で、非常に競技性の高いルールで大会が行われました。
厳しい予選を勝ち抜いたのは、下記の8チーム。
・CYCLOPS Athlete Gaming
・FAV Gaming
・GUTS Gaming
・NORTHEPTION
・GEARMIX esports
・エヴァ:e
・ELEMENT.36 JAPAN
・Sengoku Gaming
上記チームのうち最初の4チームはシードチームとして予選4日目から登場。一方、後半4チームは予選1日目からの厳しい連戦を潜り抜けての決勝大会進出となりました。
決勝大会は無観客試合となったことのみが残念でしたが、どの試合も熱戦となりました。全8チームがこの大会に並々ならぬ意気込みで参加したことが、会場の空気からもヒシヒシと伝わってきました。
寸評となりますが、決勝大会の各試合を簡単に振り返っておきたいと思います。
■準々決勝 第1試合
競技シーン初期から最前線で活躍するShiN選手を擁するFAVは、今大会とは別で行われているアジアのトップリーグ「APAC NORTH」でも好調をキープ。レジェンドチームに対して、新しい世代であるGEARMIXが挑む形となりました。
クラブハウス、カフェと比較的堅い展開になることが予想されたマップ選択となり、GEARMIXもなんとか粘りを見せますが、FAVの多彩なアプローチを上回ることができず、スコアは2 - 0とFAVが順当に勝ち上がります。
■準々決勝 第2試合
GUTSもFAV同様にアジアのトップリーグに参戦中であるものの、調子を落としていたタイミング。特に、本大会直前に急なロスター変更もあり、勝敗予想の難しい一戦となりました。そして、やはりこの試合は3rdマップにまでもつれます。
しかし、Bo3形式での豊富な経験を持つGUTSが、3rdマップのペースを終始握って勝利。NORTHEPTIONは1stマップ・領事館の入り方がとても良かっただけに、1stマップが取れていればそのまま勝利を掴んでいたかもしれない展開で、1 - 2で惜敗となりました。
■準々決勝 第3試合
新しい世代を代表する2チームの対戦となった一戦。エヴァ:eは決勝大会の舞台に勝ち上がるまで名だたる強豪をなぎ倒し、8チーム中、最も勢いのあるチームでした。これに対し、E36は2ndマップ・カフェで必須オペレーターと言われるイェーガーをBANする(そのマップ中に使用できないようにする)という必勝の策を用います。
1stマップは一方的にエヴァ:eペースでしたが一気に流れが変わり、試合はもつれるかと思われました。しかしエヴァ:eがなんとか立て直し、2 - 0で決着をつけます。
これこそシージ! と思わせてくれる、素晴らしいE36のアプローチでした。
■準々決勝 第4試合
私が今大会のベストバウトとして挙げたい試合です。
SGはReyCyil選手をはじめ、競技シーンで名を馳せた選手ばかり。優勝候補CAGといえども簡単な試合にはなり得ないと予想され、実際に今大会いちの接戦となります。
1stマップは、CAGがあっさりと取りますが、2ndマップから状況は一変。カフェではSGが内容でも圧倒しての勝利。3rdマップ序盤は、CAGが勢いを取り戻しますが、攻守交代でSGが盛り返し、試合展開は予想のつかないものとなりました。
しかし、3rdマップのラウンド10。緊迫の1vs1を制したCAGが勢いを取り戻し、2 - 1で決着をつけました。
■準決勝 第1試合
大会前の明暗が、そのまま勝敗に繋がる準決勝となりました。
好調を維持していたFAVに対して、不調によりロスターを変更したGUTS。終始FAVのペースで試合が進み、2 - 0で危なげなくFAVが決勝へと進みます。
■準決勝 第2試合
準々決勝に続きここでも、CAGは相手の「CAG対策」に苦しめられます。1stマップは予想に反し、エヴァ:eの一方的なペースでエヴァ:eに軍配が上がります。
しかしマップの変更と共に上手くメンタルリセットが出来たCAGは、2ndマップ以降エヴァ:eに付け入る隙を与えず、結果2 - 1で決勝進出を決めます。
■3位決定戦
準決勝では敗れたものの、積極的なアプローチが光るエヴァ:eが有利かと思われましたが、経験の差を見せつけたのはGUTS。特に、エヴァ:eは、2日間に渡る長丁場のオフライン対戦の疲れが出ていたように見受けられ、大会経験という点でGUTS側に一日の長がありました。
■決勝戦
好調のFAVとここまで苦労しての勝ち上がりを見せたCAG。拮抗した試合展開となりましたが、序盤に要所要所での競り合いを制したCAGが中盤以降がっちりと流れを掴み、FAVを圧倒。
決勝戦は、Bo5(3マップ先取)形式となりましたが、CAG1マップも落とすことなく、3 - 0で見事優勝を決めました。
後日公開予定の記事では、競技シーンにおいて「国内史上最大の大会」がどのような意味を持つのか、大会の展開をもう少し詳しく解説しながらお伝えしたいと思います。
もし、競技シーンにご興味を持ってくださった方がいたら、以下の視聴・閲覧をオススメします。
◆YouTube「レインボーシックスシージ ESPORTS」
主に国内大会を中心にお届けしている日本語版公式YouTubeチャンネルです。私もキャスターとして出演しています!
まずはここを見てもらえれば、「競技としてのR6S」の何たるかがが分かりやすいと思います。Six Invitationalなどの海外の大規模大会も、日本語での実況解説をお届けしています。
◆レインボーシックス公式Twitter
競技シーンの情報だけではなく、R6Sに関する全ての情報を提供してくれる公式Twitterアカウントです。R6Sをプレーしている方のフォローは必須ですね。
◆ともぞうTwitter
実は、海外の情報を総合的に取り扱っているメディアやTwitterアカウントはあまり見かけません。手前味噌ながら私のTwitterアカウントでは、不定期ではありますが国内・海外問わず、選手の移籍情報や試合結果をつぶやいていますので、一度覗いてみてください。
◆英語版YouTube「Rainbow Six Esports」
海外のトップリーグの大会を視聴できる英語版の公式YouTubeチャンネルです。実況が英語ですので、英語が聞き取れる方でないと、プレー内容などは理解しづらいかも知れません。
ぜひ、興味が湧いた方は「競技としてのR6Sの世界」を一度覗いてみたください!
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「レインボーシックス Japan Championship 2020」の決勝大会
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