【動画つき】「Apex」シーズン7、新レジェンドや新マップでプレーして気づいたことまとめ

11月4日(米国時間)より、バトルロイヤルFPS「Apex Legends」の新シーズン「シーズン7 - アセンション」が開幕します。
先日は新シーズン発表会と開発者インタビューの模様をお伝えしましたが、プレーヤーとして気になるのは実際のゲームプレーの様子だと思います。
シーズン7を少しだけ先行プレーすることができましたので、GAMEクロス編集部からカジュアル勢3人組が新マップに降り立ち、色々と検証した様子をお届けします。
まずは新たなレジェンド、ホライゾン。「小柄」や「鉄壁」などの特性を持たないレジェンドで、ヒットボックスも標準的なサイズです。
戦術アビリティの「グラビティリフト」は、浮遊エリアを発生させるガジェットを投げられる移動系の能力です。クールタイムが15秒と短い上に1回の効果時間が長いので、体感的にはかなり頻繁に使用できました。
高度を出すためには設置したガジェットの上に一定時間留まる必要があるので戦闘中はリスクもありそうですが、垂直方向にはかなり高く飛べます。オクタンのアルティメット「ジャンプパッド」と比べると、ジャンプ後に移動できる距離は短いですが、グラビティリフトの方が圧倒的に高いところまで飛べます。
相手レジェンドや設置系アビリティにも判定があるので、「物陰に隠れた相手を浮かせて攻撃する」などアイデア次第では面白い使い方ができそうです。
アルティメットの「ブラックホール」も投げて使用するスキルで、着弾点に敵味方を吸い寄せるブラックホールを発生させます。
効果範囲も拘束力もそれほど強力ではないので、他のアビリティと組み合わせて使用するなどの工夫で真価を発揮しそうです。コースティックのアルティメット「Noxガスグレネード」など、範囲系の攻撃と相性が良いのでは。
ちなみにグレネード系や銃弾を吸い寄せる効果はなく、一生懸命走れば中心からでも逃げることが出来ます。トレーラームービーのように華麗な爆破を決めるには、かなりのテクニックが必要になりそうです。
新レジェンドとともに追加されたのが、待望の新マップ「オリンパス」。雲海の上に浮かぶコロニーのような外観になっており、いくつかのエリアを橋で繋げた構造が特徴的。開発チームからのマップ紹介では「エリア外へ落ちてしまうテスターが多かった」と語られましたが、確かに足場のない箇所が目立ちました。
実際に先行プレー中も、ホライゾンのアビリティで壁を超えたと思ったら奈落の底へ……。
エリア同士は細い道で繋がっていることも多く、リングに追われての移動時は待ち伏せにあうリスクも高そうです。マップをしっかり把握した上での計画的な移動が重要になり、移動中に全滅してしまった編集部チームのようにならないよう、くれぐれもご注意ください。
新マップには戦闘以外のギミックも多く、作業ロボットの「マーヴィン」が居たり、ハモンド・ロボティクスや虎大インダストリーズのロゴが刻まれていたりと「タイタンフォール」シリーズから繋がる世界観が感じられます。
シーズン開幕から2週間は戦闘無しの「探索モード」でプレーできるので、色々なところに降りて移動ルートを模索してみるのが良いと思います。ちなみに筆者のオススメは独特なワビサビが漂う「盆栽プラザ」です。
オリンパス内にはこれまでもお馴染みのジャンプタワーに加え、マップを斜めに大きく移動できるワープホールも登場。ホライゾンのアビリティも含め、立体的な移動手段がカギとなりそうです。
新マップ内でも特に注目したいのが、本作初のビークルである「トライデント」です。トライデントの位置はマップ上に示されているので、テストプレーでも早速乗り込んでみました。
トライデントは3人乗りで、中央に乗り込んだプレーヤーが運転手になります。運転中は射撃やアビリティの使用はできませんが、サイドシートに乗ったプレーヤーは自由に攻撃が可能です。
ちなみに、敵チームが操作するトライデントに乗り込むことはできません。乗ったままワープホールに入るのも不可能でした。
動かしてみると分かるのがその場での旋回も可能な小回りの良さと、ブースト使用時の結構なスピード感。おまけにジャンプパッドやグラビティリフトを使えば少しだけ飛ぶことも可能なので、上手いタイミングでブーストと組み合わせれば大きな崖を飛び越えることもできそうです。
大ジャンプに失敗してマップ外に落ちそうになってもご心配なく。トライデントには安全機能が備わっているおり、乗組員は自動的に浮き上がってマップ内に戻ります。
「危ない!」と思って落下中にトライデントから降りてしまうと逆に危険で、共同編集長のようにデスボックス化することになるので注意です。
ちなみにトライデントには設置系のアビリティを乗せるスペースが用意されており、ランパートの「シーラ」を積めば機銃のように運用することができます。流石に無防備になるので安全面は心配ですが、爽快感は抜群です。他にもパスファインダーのジップラインやジブラルタルのドームシールド、コースティックのガストラップなども設置できるようです。試しに一番攻撃に使えそうなコースティックのガスを乗せて走ってみました。
ご覧の通り、起爆すればガスごと走っていくので質の悪いドライバーとしてダメージを振りまけるかもしれません。(ただし運転手の視界もかなり悪くなります)
ここまで見るとかなり優秀に見えるトライデントですが、移動中はかなり目立ちます。敵をひくこと(ロードキル)はできず、乗ったままの射撃はかなり難しい割に防御力は全くありません。車体が撃たれたダメージは搭乗者に分散されて受けてしまい、ドライバーがダウンすると停まってしまいます。ガスを乗せてドライブしていた立場で言えたことではありませんが、攻撃用の戦術に組み込むのは難しいかも……? トライデントが破壊されることはないので、遮蔽物としては活用できそうです。
* * *
というわけで、今回は新マップと新要素で色々と実験してみました。限られた時間の中でしたが、オリンパスは非常に色鮮やかで遊べば遊ぶほど新発見ができそうな予感がします。
戦術的な観点では、所々で高低差が激しい場所があり、侵入不可能なエリアも多いため計画的な移動が重要になると思います。これまでのようにレブナントやレイスのアルティメットで漁夫の利を狙ったり遠距離から一方的に狙撃をしたりするには、高度なマップ理解が求められそうです。
期待が集まる新シーズン「シーズン7 - アセンション」は11月4日(米国時間)から開始予定です。
(C) 2020 Electronic Arts Inc.
やたらとキャッチーな「盆栽プラザ」
看板もかなり大きめ
フェーズランナーを使って「リフト」に移動すると、リフト上空から降下することになる
「リフト」内部。画面中央上部の球体に近づくと吸い寄せられ、「フェーズランナー」で移動できる(トライデント搭乗時はフェーズランナー使用不可)
「盆栽プラザ」の周囲には桜が植えられている
別方向から見たところ。左手に見える黒い渦が「リフト」
空中都市オリンパス。落下しないように注意したい
R-99の代わりにプラウラーがケアパッケージ武器に
「盆栽プラザ」前のスペースは枯山水なのだろうか……?
「BONSAI」の存在感を是非味わってください
青い部分は落下してしまうエリア。複雑な建物が多いので交戦エリアを狭く感じることはありませんでした
ホライゾンのパッシブ能力は着地硬直の緩和。高低差のあるマップも苦にならないレジェンドです
新マップ「オリンパス」に設置されている乗り物「トライデント」。色々な使い方ができそう
ホライゾンのアルティメット「ブラックホール」発動時
クラン機能となる「クラブ」が搭載された。利用できるのはレベル10から
スタート画面は空をイメージしてか水色に
同じチームなら3人まで乗れるトライデント。ゲージが溜まっているときはブーストで加速も可能
ワープ可能な「フェーズランナー」がマップの右上から左下まで繋ぎます
オリンパスの全景。建物が多く、移動手段も他マップより多い