9月26日、日本各地のご当地キャラクターたちが格闘ゲーム「ストリートファイターV:CHAMPION EDITION」(以下、ストV)で戦うインテル主催のオンライン大会「Intel Presents. SFV LOCAL CHARACTER GP JAPAN 2020」の決勝トーナメントが開催されました。

※決勝トーナメントの配信アーカイブはこちら

大会に賞金はありませんが、ご当地キャラたちはトーナメントを勝ち上がった分だけ長く配信に出ていられます。世間が観光に対して消極的になっている今、ご当地キャラたちは配信を通した地元のPRに燃えます。そして「ご当地キャラ最強」の称号は誰の手に渡るのでしょうか。

ご当地キャラがご当地キャラに真空波動拳を叩き込む!

全10体のご当地キャラが参戦した本大会ですが、予選を勝ち抜いてトップ4に進出したのは、大阪府泉佐野市のイヌナキン、埼玉県志木市のカパル、東京都品川区大崎の大崎ニセ番太郎、そして高知県須崎市のしんじょう君でした。

「ご当地キャラ大会」と聞くと、かわいいキャラクターたちがたどたどしいプレーを見せるのかと思いきや、トップ4の内容は全く「ゆるくない」ものでした。必殺技コマンドやコンボはもちろんのこと、全員攻守に戦略性があり、各キャラクターが今大会へ向けて「仕上げてきた」ことが感じられます。

大会のトーナメント表

優勝候補筆頭だったのは、今大会シード参戦のしんじょう君。しんじょう君は自身のYouTubeチャンネルで「ストV」の動画を配信するなど、格ゲーガチ勢っぷりは以前から知られていましたが、今大会に向けてもかなり練習をしてきた様子。

しんじょう君の使用キャラクターは「ストリートファイター」シリーズ主人公のリュウ。ミトンのような可愛らしい手でアケコンを操り、昇竜拳や真空波動拳も圧巻のアケコンさばきで出して見せます。

しんじょう君

しんじょう君は準決勝でカパルのバーディーと対戦すると、「ゆるくない」地上戦の強さを見せ3試合ストレート勝ちを達成。カパルは手も足も出ないまま敗れていきました。

カパルに真空波動拳を叩き込むしんじょう君

圧倒的な強さを誇るしんじょう君と並んで高い実力を誇っていたのが大崎ニセ番太郎です。ニセ番太郎は品川区にある「大崎駅西口商店会」のマスコットキャラクターですが、予選ではしんじょう君のライバルとも目されていた三重県四日市市のこにゅうどうくんを倒しており、今大会の「ダークホース」とも言われていました。

大崎ニセ番太郎

それもそのはず、ニセ番太郎は大会に向けてプロゲーマーのネモ選手をコーチにつけて練習してきたとのこと。使用キャラクターもネモ選手と同じギルです。

ニセ番太郎は準決勝でイヌナキンのベガと対戦すると、随所で「ゆるくない」プレーを見せます。ギルは氷と炎、二つの属性を使い分けて戦うテクニカルなキャラクターですが、ニセ番太郎はギルの固有システムである「反属性コンボ」まで習得するほどやり込んでいる様子でした。

ニセ番太郎のギル

イヌナキンも必死に食い下がりますが、あと一歩のところでニセ番太郎に及ばず。3-1でニセ番太郎が決勝進出を決めます。

ギルについて聞かれるとニセ番太郎は「大崎はTwitterでの炎上を繰り返し、アカウントも凍結寸前なので、ギルは大崎っぽいかなーと思います」と語りました。キャラクターとのシンクロ率も、キャラ練度を高められた要因の一つなのでしょう。

ニセ番太郎の対空攻撃がしんじょう君に刺さる!

決勝戦の対戦カードはしんじょう君vsニセ番太郎。予選からトップ4にかけて抜きん出た実力を見せた両者の対戦に、配信も盛り上がりを見せました。

対戦前の両者。ニセ番太郎陣営には山口勝平さんの姿も

試合が始まると、やはり両者の実力は伯仲しているようで、レベルの高い攻防が繰り広げられました。しかしその中でも目を見張るのがニセ番太郎の対空精度の高さです。

しんじょう君のリュウがジャンプからの攻めを試みるたび、ニセ番太郎は必ず対空攻撃を決めていました。しゃがみ強パンチ対空からのコンボはもちろんのこと、めくり気味の跳びに対してはしゃがみ中パンチで軸をずらしてから着地した相手を投げるという、高度な移動対空も見せていました。

この対空精度にしんじょう君が圧倒されてしまったのか、第一試合はダークホースのニセ番太郎が勝利します。

ニセ番太郎の対空攻撃

しんじょう君も負けてはおらず、今度はジャンプを控えた地上戦で挑みます。すると、ニセ番太郎はどんどんと画面端に追いやられていき、試合は徐々にしんじょう君優勢の展開へ。

試合終盤にはしんじょう君がVトリガー発動からの表裏択を仕掛け、これが功を奏して第二試合はしんじょう君が勝利します。

Vトリガーを発動するしんじょう君

全然ゆるくない決勝は1ドットの攻防に

勢いづいたしんじょう君は続く第3試合も勝利し、後がないニセ番太郎は動きに焦りが見え始めます。両者の「ゆるくない」戦いはより緊張感を帯び、まるでプロ同士の大会を観戦しているようでした。

第4試合は両者一歩も譲らず、お互いに体力が残り1ドットの状態までもつれ込みます。

決勝戦、お互いの体力は残り1ドット!

ここでニセ番太郎が勝負の前ダッシュを仕掛けたところ、しんじょう君の波動拳が直撃。決勝戦は3-1でしんじょう君が勝利し、「ご当地キャラ最強」の称号はしんじょう君の手に渡りました。

当地キャラ勢力図の動向に注目

決め手となったのはしんじょう君の波動拳

しんじょう君の優勝で幕を閉じた「Intel Presents. SFV LOCAL CHARACTER GP JAPAN 2020 」。結果としては前評判通りになりましたが、予選の内容や決勝戦のハイレベルな戦いは非常に見ごたえがありました。

しんじょう君を倒せるご当地キャラは今後現れるするのか。ご当地キャラ格闘ゲーム界隈の勢力図には今後も要注目です。

「ストリートファイターV」について

「ストリートファイター」シリーズは、1987年に業務用ゲーム機として第1作目を発売後、1991年発売の『ストリートファイターII』において大ヒットを記録しました。革新的な対戦システムが話題を呼び、家庭用ゲームソフトでは全世界でシリーズ累計4,500万本(2020年6月末時点)の出荷を誇るなど、対戦格闘ゲームというジャンルを確立。。登場から 30年経た今なお世界中で人気を博しており、eSportsにおける格闘ゲーム分野を牽引するタイトルとなっています。「ストリートファイター」シリーズ史上初の「PlayStation®4」ユーザーと PC ユーザーが対戦できる「クロスプラットフォーム」プレイの導入を実現しております。

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