日本eスポーツ連合(JeSU)は「JeSU参加料徴収型大会ガイドライン」を制定したと発表しました。参加料徴収型大会とは、ゲームタイトルを用いて行われる大会のうち、オフラインで参加者から所定の参加料を徴収するものを指します。風営適正化法が定める「ゲームセンター等営業」に該当しない参加料徴収型のeスポーツ大会について、その範囲を明確にするためです。参加費を集めることが可能になることで、運営側としてはこれまでよりも大会を開きやすくなりそうです。

「安心、安全な大会をめざす」

JeSUの考え方を説明する岡村秀樹会長

ガイドライン制定にあたってJeSUは警察庁と折衝を重ねました。最終的にはメーカーの許諾が必要ですが、各選手から徴収する参加料は大会運営費のみに充当する、といった条件を満たせば、法的に問題ない形で大会を実施することができる、としています。

今後、JeSUはガイドラインに基づく参加料徴収型大会の実施を推奨するため、認証制度を運用することを予定しています。岡村秀樹会長は「義務づけではないが、認証を受けることで安全、安心な大会を開催することができる」と説明しました。

このほか、JeSU活動についての発表もありました。2018年2月にJeSUが発足した際に15社だった会員企業は102社に増えており、岡村会長は「いろいろな業態の方々がeスポーツへの期待を胸に我々の活動に参加してくれました。期待の大きさを改めて感じます」と話しました。

「熱くなっている」JeSU大会アンバサダー武井壮さん

「JAPAN eSPORTS GRAND PRIX」の大会アンバサダーの武井壮さん

また、JeSUは27日まで、「JAPAN eSPORTS GRAND PRIX」(日本eスポーツ選抜競技大会)を開いています。24日のガイドライン発表に合わせて開かれた「JAPAN eSPORTS GRAND PRIX OPENING」では、大会アンバサダーに就任した陸上10種競技元日本王者でタレントの武井壮さんが登場しました。

武井さんは岡村会⾧とともに「こんな(コロナ禍の)時代だからこそ、時と場所の制限が少ないeスポーツなら、自由に思い切り気兼ねなく勝負できる。さあ、戦いの時間だ」と開会宣言。「日本代表が決まる大会でアンバサダー。かなり熱くなっています」と大会への期待を込めました。

また、サッカーの本田圭佑選手が特別ゲストとして出演したスペシャルセッション映像も公開されました。本田選手はDetonatioN Gamingのレバ選手(ウイニングイレブン)、CrazySam選手(PUBG)、RAD選手(クラッシュ・ロワイヤル)とeスポーツの魅力や試合での重圧などについて対談。本田選手は「世界に挑戦する切符を手に入れる大会という意味では、何としても勝たないといけないという気持ちでしょう」「プレッシャーを楽しみながら結果を勝ち取ってほしい」とエールを送りました。