サッカーボールを蹴っていた小学生時代

2019年夏、イベント出演時のレバ選手

DetonatioN Gamingウイニングイレブン部門所属のレバです。2000年生まれで20歳になったばかりです。生まれも育ちも東京。大学には行かずプロ1本で活動しています。

幼稚園から小学4年生までは、実際にサッカーをしていました。そこから卓球を2年、ソフトテニスを3年と色々なスポーツをやりました。今もスポーツ観戦はよくしています。

初めてゲームに触れたのは小学校低学年のとき。「ゲームボーイアドバンス」だと思います。小さい頃からゲームが好きで、「ニンテンドーDS」「Wii」「PSP」などを持っていました。その中でも、当時サッカーをやっていたこともあり、小学3〜4年生の頃に父親が「ウイニングイレブン」を買ってきてくれたのをきっかけに、他のゲームよりウイニングイレブンをかなりやるようになりました。

でも、中学生になるとソフトテニスの部活動が忙しくなりました。多い時で週6日練習があったので、ゲームをする時間はほとんどありませんでした。

ネット部活で本格的に

高校は当初は別の学校に入りましたが、ネットと通信制の「N高等学校」に転入しました。学校には「ネット部活」があり、オンラインサッカー部を見つけて入部を決めました。当時の「特別顧問」は元日本代表の秋田豊さんでした。活動としては、月に1〜2回部員が集まり、「ウイニングイレブン」を使って試合をしたり、その月に行われた実際のサッカーの試合について話し合ったりしていました。

これをきっかけにウイニングイレブンを再開し、オンラインで試合をするようになりました。初めはなかなか上手くいかず全く勝てなかったのですが、自分の試合動画を見返したり、上手い人の動画・配信を見たりして試行錯誤した結果、オンラインを始めて3ヶ月で、ウイニングイレブン界隈の実力を示す一つの基準「レート1000」を達成できたのです。

強敵の実力に脱帽

「レート1000」を達成したことで「大会に出てみたい」と思いました。そして、2017年10月にオンライン予選を勝ち抜け、初めてオフライン大会「Winning Eleven AFC Champions League 2017」の出場が決まったのです。

そのとき、なんと初戦の相手はSOFIA選手。日本代表決定戦の出場やオンラインレートでは「カンスト」(カウンターストップ)になる9999を達成していた相手です。

結果は1-4の敗戦。オフライン独特の緊張感から思うような試合ができなかったこともありますが、それ以上にSOFIA選手の強さに「こんな強い人がいるんだ」と体感しました。この大会を通じ、もっと上手くなりたいと強く思うようになりました。

日本代表決定に「まさか……」

そして2018年5月にオンライン予選を勝ち抜け、2回目のオフライン大会として、第18回アジア競技大会の予選に臨みました。20人が出場し、5×4のグループリーグの上位2人が通過できる方式でした。前回の大会の反省を生かし、自分のプレーを貫いた結果、4連勝。1位で決勝トーナメント進出が決まりました。

決勝トーナメントは勝ち抜いた8人が参加し、AブロックとBブロックに分け、2回勝ったら日本代表に決定でした。正直、「負けても仕方ない」と思っていたので、不安はありませんでした。初戦はなんとか2-1で勝つと、次戦も5-2で勝利。「日本代表決定」には「まさか自分が……」と一番ビックリでした。

プレッシャーが自信に、そしてアジア大会の金メダル

2018年夏、「第18回アジア競技大会」で優勝し、金メダルを獲得したレバ選手(左)とSOFIA選手(JeSU提供)

でも、そこからはプレッシャーとの戦いの日々でした。「自分が日本代表でいいのか」。ずっとそう思いながらやっていました。しかし、東アジア予選やアジア競技大会本戦を戦っていくにつれて、そのプレッシャーがやがて自信に変わっていきました。

そして、ジャカルタで開かれたアジア大会本戦の決勝。SOFIA選手とともに臨み、イランが1勝、日本が1勝で迎えた3試合目(2試合先取)に出番が回ってきました。この試合は、試合前からなぜか負ける気がしませんでした。試合に入ってからも自分のやりたいことがうまくいき、3ー2で勝利。「金メダル」を獲得することができました。

勝った瞬間、もちろんうれしい気持ちはありましたが、無事に金メダルを獲得できてほっとしたことの方が大きかったです。この大会で結果を残せたことにより、翌2019年4月にDetonatioN Gamingに加入し、プロとして活動することになりました。

プロとして高みをめざして

プロになり、大会では3年連続日本代表となり、初めて採用された2019年の茨城国体では金メダル。国内ではある程度結果を残せているかな、と思います。しかし、海外に目を向けると、実はアジア大会では2年連続で負けてしまっています。

日本では試合動画などがアップされている場合が多いので、その動画を見て、対戦相手の対策などがある程度はできます。でも、海外の相手になると、そうした動画がないので試合をしながら対策を練らないといけないので、その対応力をもっと身につけていきたいと思っています。

ウイイレの盛り上げのために

DHCテレビ「#オルガン坂生徒会」内トーナメントで優勝したときのレバ選手

プロとして結果を残していくことも大切ですが、ウイニングイレブンをより盛り上げるために今後はもっと色々なことに挑戦していきたいと思っています! その一つとして、配信も徐々に再開していこうと思います。動画に関してもDNG公式YouTubeチャンネルにて出していく予定です。

今年は、コロナの状況で中々オフライン大会が出来ず、アジア大会も世界大会もオンラインでの開催でした。今後もオンラインでの大会が多くなると思うので、しっかりモチベーションを保ち、来年こそは必ず世界大会出場、そしてその優勝を目指して日々努力していきたいと思います。

レバ

2000年7月生まれ、東京出身。18歳のときに「第18回アジア競技大会 ジャカルタ・パレンバン ウイニングイレブン2018」に日本代表として出場し、金メダルを獲得。DetonatioN Gamingでプロゲーマーとして活動する傍ら、「KONAMIウイニングイレブン eスポーツアンバサダー」としても活動している。2019年には茨城国体で行われた「全国都道府県対抗eスポーツ選手権2019IBARAKI」でも優勝。プレーヤー名の由来は、ポーランド出身のプロサッカー選手・レヴァンドフスキ選手から。

【DNG PLAYERS】#22 ショートドキュメンタリー レバ編 ~若くして世界で実績を上げたプロゲーマー~