――プロゲーマーとして、大会出場以外にも活動をしていますね。

ゲーミングコミュニティーにはまだまだ女性が少ない状態です。だからこそ、女性であることを生かした活動にも力を入れています。例えば、ビギナーの方に向けた動画配信。「鉄拳」に興味があるけどやったことはない……そんな女性の背中を押してあげられたら良いな、と思っています。

私は人前で話すことが得意ではありません。でも、所属チームのオーナーはよく「チームはなにもしないで成立するものではない。目に見える形でファンの人たちなどに還元しなくてはならない」と言っています。

プロゲーマーは「ただ遊んでいるだけじゃないか」と思われてしまうと終わりです。「この人なら応援したい」と思ってもらえるようなプロでありたいですね。

――プロ活動で一番印象的な場面はありますか?

とあるアメリカの大会で、ずっと憧れていたJimmy J Tran選手という、ブライアン使いのアメリカの強豪選手と試合をしたんです。しかもその試合は、勝てば目標にしていたトップ8入りを果たせる重要な試合でした。

全力を尽くしたのですが、緊張もあって負けてしまい、その場で泣き崩れました。思い出すだけでもうるっときますね。Jimmy選手のような強豪プレーヤーと対戦できたのは光栄でしたが、とても悔しい試合でした。

鉄拳のプロゲーマーゆうゆう選手

世界大会の上位入りを目標に

――ゆうゆう選手が考える「鉄拳7」の魅力はどんなところにありますか?

まずグラフィックがとても綺麗で、女性キャラクターも沢山います。衣装が多く用意されているのも、とても魅力的だと思います。

また、「鉄拳7」には私を含め海外で戦うプレーヤーが何人かいます。私は前線で戦う女性プレーヤーを見ると「かっこいい!」と思うので、是非プロシーンにも注目してほしいです。

ゲームプレーのハードルが高いとは思いますが、女性プレーヤーがもっと増えてほしいと願っています。少しずつでも大会やイベントに参加すれば仲間ができますし、コミュニティーの一員として楽しんでくれるプレーヤーが増えたら良いなと思っています。

――ゲームの魅力を広めるため、どのようなことをしたいと考えていますか?

世界大会での上位を目標に活動していきたいです。「鉄拳7」は海外でも非常に盛り上がっているので、世界大会で活躍できれば、世界中の「鉄拳」ファンに「日本にすごい女性プレーヤーがいる!」と注目してもらえると思います。

目標に向かって、今は「鉄拳7」の練習と語学力の向上に努めています。他にも、体力やメンタル面も鍛えなくては、と感じています。

インタビューに答えるゆうゆう選手

我が子の存在がモチベーションに

――その努力のモチベーションとなっているものは何でしょうか?

最近では息子の存在がプロ活動のモチベーションにつながっています。というのも、息子が大きくなるにつれ「ゲームが上手いってすごい! 他のお母さんと違う!」と言ってくれるようになったんです。

先日スーパーファミコンの「ストリートファイターII」を息子と一緒にプレーしたら「技がすぐ出せるのがすごい、教えて!」と言われました。普段「すごい」と言ってくれることは少ないので、嬉しかったですね。

――息子さんがプロゲーマーになりたいと言って来たら、どうしますか?

本気でなりたいと言っているなら、応援したいですね。ただ、本気じゃない場合は止めると思います。

――ゆうゆう選手自身は、今後もプロゲーマーは続けていきたいですか?

自分がプロゲーマーとして活動できる期間は限られていると思います。今はありがたいことに、自分のことを応援してくれたり、試合を見たいと言ってくれたりする人がいます。時間は限られているかもしれませんが、応援してくださる方がいる限り、精一杯活動したいと思っています。

ーー今後の活動について教えてください。

今までもそうでしたが、日々のストリーミング(配信)を頑張り、大会で今より少しでも上の結果を目指します。ゲームに対する熱を、応援してくれている人にはもちろん、たくさんの人に伝えていきたいです。そして、ゲームの息抜きには、twitchでの新しい配信サービス「Watch party」で、みんなと映画やドラマを見たりしたいです!