「好きなものはお寿司です。ラーメンもちょっと好きです」

独特の柔らかいテンポで好物について語るこの人物は、「みっすん」こと、指宿聖也選手。「eBASEBALL プロリーグ」で、リーグ開幕から3期連続でオリックス・バファローズ代表を務めるプロプレーヤーです。

正確無比なプレーを武器に活躍する彼の人物像と、そのルーツに迫りました。

ゲームは常に「生活の一部」だった

指宿選手は1994年生まれ。自身のゲーム歴について振り返ってもらうと「最初にゲームに触れたのは6~7歳の頃ですね。『パワプロ』では『パワプロクンポケット』シリーズが最初で、その後に『パワプロ2001決定版』を遊びました」と、滑らかにタイトル名が挙がります。オンライン対戦が盛んになる以前から友人間での対戦に熱中しており、当時は勝利にこだわるわけではなく、勝負自体を楽しんでいたそうです。

ゲーム以外の趣味では「野球観戦と、定期的に継続しているのは献血ですかね。割と広く浅くなタイプ」と自己分析。過去にはロックバンドやアイドルのライブに通った時期もあったそうです。それでも傍には常にゲームがあり、年齢を重ねて遊ぶゲームは色々と変わりながらも「生活の一部だったのは間違いないですね」と、ゲーム愛を語ります。

切っても切り離せない「みっすん」の由来

「eBASEBALL プロリーグ」には初年度の2018シーズンから参加。2019シーズンからは本名の「指宿聖也」として出場していますが、オンライン上では以前から使用しているプレーヤーネーム「みっすん」でも知られています。

元々は「小さなミスが本当に多くて、よく『ミスった』と言っていたので、そこに謎の人物を意味する『ミスターX』をかけて」という由来から「みすったーX」というハンドルネームを名乗っていた指宿選手。配信活動をするようになったことで、いつしか「視聴者の人から『みっすん』と呼ばれるようになって、それ良いなって」と、現在に至ったのだとか。

とはいえ、名前は変わっても「今でも本当に信じられないくらい物を落とすんです。この間も、東京へ行く片道の間に岡山駅と東京駅で2回スマホを落として。後方確認して気をつけてはいるんですが……」と、あくまで内面の「みすったーX」は健在の様子。

「数えきれないくらい財布とかも落としているんですけど、絶対に手元に戻ってきているので、本当に有難いです」と、独特のエピソードを語ってくれました。

貫く独自のユニフォームスタイル

バファローズのユニフォームに合わせ、白いパンツを着用する指宿選手(右端)

「eBASEBALL プロリーグ」のプロプレーヤーとして活動する指宿選手。やはり幼少期からの野球ファンでもあり、特に読売ジャイアンツの試合をよく見ていたそうです。当時のヒーローとして名前が挙がったのは、ジャイアンツやメジャーリーグで活躍した松井秀喜さんでした。「子供心に『何かをやってくれる』雰囲気を感じていて、松井さんの打席だけは家族にチャンネルを譲ってもらっていました」と思い出を振り返ります。

自身は2017年から、兵庫県出身の指宿選手にとっては地元関西の球団であるオリックス・バファローズの代表選手として活躍中。以前からバファローズの試合をよくチェックしていたところに球団代表選手としての活動が加わり、今は一段と愛着を感じているのだとか。「やっぱり球場に行って惚れるっていうのはありますよね、特に応援の雰囲気が凄く格好良いんですよ」と、現実のバファローズの魅力を語る際は熱が一段と熱がこもります。

プロ野球で注目している選手としては若き主砲・吉田正尚選手の名前を挙げ、「松井さんのように、ルーキーイヤーから打席での雰囲気が違いました」と、海を超えてゴジラと呼ばれた名スラッガーを重ね合わせています。

自身も学生時代は野球部に所属し、現在も「eBASEBALL プロリーグ」の試合では野球のユニフォームを着用する独特のスタイルは、「eBASEBALL プロリーグ」の試合を解説したプロ野球OBも注目するほど。本人は「初めて出場した大会で緊張しないように敢えて特別な服装を、と思って着ていた名残なんですけどね」と話しますが、今ではすっかり「勝負服」が指宿選手のトレードマークとなっています。