新型コロナウイルスの感染拡大は子どもたちのスポーツにも大きな影響を与えています。バレーボールに取り組む中学生は、毎年夏の恒例の大会が中止となりました。そこで有志が「新しいカタチで楽しみを届けたい」とeスポーツのバレーボール大会を企画しています。

中止となってしまったのは「むさしの国中学バレーボール大会」(実行委員会主催)。2005年から毎年夏に開催され、新人チームの春から夏の練習の成果を試す初めての大会として、東京・多摩地域や埼玉・神奈川両県内を中心にこれまでに延べ8千人以上が参加してきました。

強豪チームは招待試合が多くあるものの、なかなか試合ができないチームや人数が足りずにチーム編成が難しいチームもあります。強くはなくても、バレーボールが「楽しい」「大好き」という生徒たちに、「もっとやりたい」「あきらめずに続けたい」「さらにバレーボールが上手くなりたい」と思える機会や環境を作れるように、と毎年続けてきた大会でした。

ゲームを通じてコミュニケーションやトレーニングに

ところが、16回目を予定していた今年はコロナ禍の影響で中止に。この事態を受けて指導者の有志が立ち上がり、「むさしの国中学バレーボールe-sports大会」を開くことになりました。プレイステーション4のソフト「スパイクバレーボール」を使い、8日から始まります。8月中に予選が4日間あり、9月に決勝大会を予定しています。

eスポーツで大会を開くことには、「実際のバレーボールはできないが、ゲームを通じて楽しんでもらいたい」という目的だけでなく、「ゲームを通じて、他の学校の選手とコミュニケーションをとってもらいたい」「シミュレーションをイメージして、脳のトレーニングに結びつけてほしい」といった狙いもあります。

クラウドファンディングで運営の支援を募る

大会を運営するにあたり、クラウドファンディングでの支援を募っています。集めた資金は、「ゲーム機器費用」「中学生の自宅へのゲーム機器の配送料」 「オンライン対戦用の通信回線費用」「決勝戦の会場費」などにあてる予定です。受付はCAMPFIREの「部活の出来ない中学バレーボーラーのためのeスポーツ大会開催支援」より。20日までの予定ですが、延長する可能性もあります。

実行委員会の新谷春稀事務局長は「新型コロナウイルス拡⼤のため自宅待機を余儀なくされて、練習や試合などバレーボール活動を再開できず、楽しみを失ったバレーボールの大好きな中学生に、中学生にバレーボールの楽しみを与えたい」と話しています。