お祭りのような毎日配信「Charity Weeks」

筋トレ配信の様子

Rush Gamingが4月20日から5月6日まで実施した配信イベント「Charity Weeks」。毎日一つ特別企画の配信や動画投稿を行うとともに、期間中はチャリティーグッズも販売し、その収益をクラウドファンディングの「新型コロナウイルス感染症:拡大防止活動基金」(READYFOR)に寄付するというものです。

同チームのCoD部門は3月に強化活動を休止し、これまでよりさらに配信活動を強化すると発表したばかり。チャリティーイベントとして毎日代わる代わる選手やストリーマーが配信を行い、まるでお祭りのような盛り上がりを見せました。YouTube配信の総視聴数は18万9千回、最も視聴された配信では最高同時接続者数が3940人、なかでも特に盛り上がりをみせた2v2トーナメント企画ではメンバー合計で最高同時視聴者数8824人を記録し、チャリティグッズやスーパーチャットなど期間中に得られた収益から100万円を寄付する結果となりました。

それぞれの企画には、出演者であるRush Gamingのメンバー自身もが深く携わっていました。例えばゴースティング企画「Nicochan vs 149」ではVebraさんの提案により、企画に参加する一般プレーヤー全員が [vs149] のクランタグをつけるルールを加えたそう。クランタグにより対峙する参加者がひと目でわかり、緊張感と高揚感が増しました。

「自分の配信企画でも、どうしたら見ている人がおもしろいと思えるかを考えています。料理動画でもただ料理を作るのではなくて、料理上手なGreedZzさんに初心者として対抗する形で、『打倒GreedZz!』って料理動画を作りました」(Vebra)

このようにイベントの裏側では、ゲームのプレーヤーだからこそわかる細かい提言で企画を磨き上げる役割も果たしていたのです。

ストリーマー勢との珍しいコラボ企画

CoD部門のプレーヤーとストリーマー部門のコラボ企画

GreedZzさんは「こういう非常事態だからこそ、普段は思いつかない企画も出てきた」と振り返ります。

実際にCharity Weeks期間中には、CoD部門のプレーヤーとストリーマー部門のコラボレーション企画やチームメンバー同士で対決する2vs2大会「Rush 最強ペア決定戦」など、選手として強化活動を行っていた頃には見られなかった自由度の高い企画が多く目立ちました。

「ハセシンとWinRedが組んでコミュニティー大会に出場したのは、ファンの方も嬉しいコラボだったと思います。CoD実況者で一番有名なハセシンが選手と組むなんて、今までの選手活動期間にはできなかったことなので」(GreedZz)

「実は公式から発表されていた企画以外にも、PUBG部門のスタッフさんと一緒に配信をしたり、個人的な企画配信を行ったりと、小さいことも各個人が取り組んでいました」(Vebra)

所属選手とストリーマーは、Charity Weeks開催時点で総勢10名。このRush Gamingの大きな輪の価値を存分に発揮し、まさにチームが一丸となって作り上げたイベントとなったのです。

「配信」はゲームコミュニティーへの窓口

チャリティー企画の総視聴回数は19万回近くに

これだけ多くの人を巻き込んだイベントを展開したRush Gamingですが、「配信活動」にはそれぞれ個人が思いを持って取り組んでいます。

GreedZzさんはRush Gaming結成前である約5年前から動画投稿や配信をスタート。「ただ自分のプレーを見てもらいたくて始めたんです」と話すGreedZzさんですが、今では「配信活動」が持つ意義も変化してきているそう。

「良い面が増えたなと思います。動画のおかげで自分というプレーヤーを知ってもらえる機会ができましたし、Rush Gamingというチームやeスポーツシーンの存在を知ってもらう機会も作ることができました。また、動画がきっかけでCoDを始めてくれる方がいたりと、ゲームコミュニティーを広める機会にもなったらいいなと思っています」(GreedZz)

配信活動に意義を感じているのはVebraさんも同様。1年前にチームに加入し配信活動を始めたVebraさんは、この1年間での変化も語ってくれました。

「(強化活動中は)自分たちが選手として頑張るのは当たり前ですが、それを自ら発信して、見てくれる人を引き込んでいかなければと感じるようになりました。配信を通して見ている人が頑張ろうと思えるような、いつも応援してくれるファンの皆様に元気を贈れるような繋がりを作れることも、配信活動を続ける意味なのかなと思っています」(Vebra)

チームは「配信」「動画投稿」などを主軸に活動し、メンバーは個々に強化活動に励んでいます。

また、来シーズンでのeスポーツ活動を継続する為にも必要な選手の発掘・育成を目的に、「Call of Duty Challengers日本代表決定戦 Summer」発表から1週間でCoD部門のGorouさん、WinRedさんが率いるTEAM ALPHA、そしてVebraさんがリーダーのTEAM BETAと二つのチームを急造。現在は、オンライン予選突破を目指して活動しています。

「大会開催告知から予選まで本当に時間がなく、チームをどう構成するのか、何を目標にしてやるのかなど一つひとつスタッフと選手で話し合い、その上で新たに7人の若い選手と一緒に練習しています。大変な事も多いですが、来年に向けてより成長できるように頑張っています」(Vebra)

コミュニティーを巻き込む力をさらに増幅させ、再びeスポーツシーンに「Rush Gaming」の名が戻って来ることを祈っています。